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三度目の世界は救いません  作者: 金木犀
第2章 嚆矢
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メッセージ1

「あー、もう、あのクソ野郎のせいで時間無駄にした!」

あの後結局残業になり、アパートについたのは夜10時前。

明日の6時には起きなければならない。

マジ、仕事辞めたい。

「でも、仕事辞めてどうするか・・よね。

高卒で、大した職歴もなくて、資格もない。

会社はブラックだから給料が少なくて貯金も大してない。

頼る家族もいない。

再就職できなきゃ、人生詰む。」

自分で言っておいて泣きたくなる。

ああ、空からお金降ってこないかしら。

そんな自問自答をこれまで何度繰り返しただろうか。

そのたびに虚しくなって、でも、明日は容赦なく訪れた。

そう凹んだ時だった。


ティロン


「ん?LIMEか?」

それはスマホの通知音によく似ていた。

「あれ?気のせい?」

アプリを開くが、新規の通知はない。


ティロン


もう一度鳴った。

スマホの画面に何ら変化はない。


ティロン


さらに通知音は続く。

「え、なになに、怪奇現象?」


ティロン

ティロン


≪メッセージを確認してください。

重要なお知らせです≫


「え、え、どういうこと?

 メッセージを確認?」


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