5
**
Jimmy Smith - The Sermon
を 聴きながら
**
不自然に集められたそれら
感覚を消すことによってそこに融合する異物
異物を擬音で表現し過ぎてもそれはぬるっとした感覚にはならない
奥の底に浸るもの
**
例えばそれは、中身が解らなくて戸惑う箱のようなものではなくて
中身は解っているのに引き摺れないなにか
でもその感覚は知っているような知らない未知のもの
そう、だからぬるっとした感覚という表現なのだけれど
それは、不思議と優しい
だから、壊疽とか、憎しみとか、そういったものとは遠く
静かであってゆったりとして安定した、ぬるみ
形的には、もし触れるのなら、ぶよぶよした感じ
昔、『植物になりたい』という詩を書いたのだけれど
**
『植物になりたい』
>『植物になりたい、と、思っていたのですけれど
植物も案外、グロテスクなことを知ってしまいまして
もはや、ぜつぼう、しか、ありませんの。
ぜつぼう、をぜつぼうって、たった4文字であらわしても
つたわりませんわね。
私。すぅっと、ことばをすいこみましてね、それは、そろそろと、動きだしますの。
それは、ほんの、のろまでずぶずぶとした、ぬまちのようなところから、はいあがってきましてね、
それは、ぬめぬめとくちをとじたり、ひらいたりいたしますの。
私、半透明なそれをぬめぬめと身体にまとわりつかせますわ。それらは、感触は、ふよん、としてますの。
それが、ぜつぼう、ですのよ。
私、植物になりたいと思っておりましたのに
植物が、案外、グロテスクなことを知ってしまいましたの。
私、もう、もはや、ぜつぼう、しか、ありませんの』
**
そういった感覚とも少し違う
でも、感覚的には似たような系統かな……?区分がややこしいけれど




