8話 ぴかぴか
俺は洞窟の外に出た、あれだけ強いオークなのにいまだにLvが上がらないって事はまだでかいオークが生きてるってだろうと思ったからだ
洞窟の出口に近づくとドガッ!っと何度も音がする
あのオークが土壁を叩いていているんだろう
だが泥の中から叩いているもんだから力を入れずらく中々壊せないんだろうな
それに土壁はかなり厚くしてある
出てすぐ俺は土壁の音がする方の壁に近づき泥…ではなく大地を柔らかくしておいた
泥だと気づかれるだろうからね
そして暫く経ってようやく壁を破壊して出てきたボスのオークが柔い土に足を取られて倒れる所を俺が体を巻き付けて毒牙で首を噛んだ後絞め殺した
斧と盾を隠れ家に仕舞いこんだ後おいしく頂きました
【Lvが上がりました】【スキルLvが上がりました】【魔法Lvが上がりました】……………と何度も出てMAXになった
一応進化先を確認
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種族=光蛇 種類=ライトスネィク 階級=下級-上
種族=珍蛇 種類=ワイズスネィク 階級=中級-下
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(へぇ…ついに中級か!!でもネーミングからして人型じゃなさそうだな…でも人型出たとして…蛇の顔と肌の人型って…よけい怖くね!?コミュニケーション取れなくね!?)
それに中途半端な人型になりたくねぇなぁ…まぁ別にいいか‥もう人外だしこのさいとことん化け物っぽくなってやろうか?はっはっは
そういや‥あの獣人の女が言ってたな
蛇の亜人に近いのか?とつまり蛇型の亜人がいるって事だ
じゃおかしくないか‥まぁ人じゃないのはすこぉーし残念だが…
もしくは何か幻覚か何かの能力で人に見せるとか?いや‥町中で解けたり解かれたりしたら問題だしな…
まぁ後で考えりゃいいや‥(なるときゃなる!ならぬときはならぬ!)
情報が足りないな、まぁ飯の見返りに女達に聞けばいいか
でもなぁ…わざわざ地面に文字を書くのすげー面倒なんだよな
まぁいいやしっぽの鍛錬になるしね
さて…進化しよう見た目は変わるけど…
隠れ家に戻り進化の意思を示した
【進化の意思確認しました、進化先……限定されます下記の進化先からお選び下さい】
種族=光蛇 種類=ライトスネィク 階級=下級-上 に進化した
これ成長しきったら次はようやく中級だ…楽しみだなぁ…
すぅー
武器、防具、薪、良くわからない道具に囲まれた隠れ家で意識を取り戻した
「しゃ~」
(ふぅ~おや‥薄ら明るい…ん…俺…光ってるやんか!!うっすらと!中途半端にぃいいいいいい!!)
そう…大きさは2mくらいだが体が真っ白になりこの真っ暗な空間だからわかるくらいうっすらと発光している
自己鑑定
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名前=無
種族=光蛇 種類=ライトスネィク 階級=下級-上
Lv1
体力量 8655
気力量 6734
魔素量 7843
魔力 7103
筋力 6945
俊敏性 10546
●種族能力
噛砕力+ Lv6
締め付け力+ Lv6
消化力+ Lv9
●特級能力
自己鑑定(改)
言語理解=**語、共通語
特異進化限定、存在退化
成長力向上、熟練度向上、獲得経験値*倍
●能力一覧
毒牙(弱)Lv8 麻痺(微弱)Lv9
威嚇Lv3
ジャンプ+Lv6 俊敏性+Lv6
魔抵抗力+Lv2 魔素回復力+Lv5 魔力変換+Lv5
●魔法
火魔法 Lv5
水魔法 Lv5
風魔法 Lv5
土魔法 Lv6
闇魔法 Lv4
●特殊
下級鑑定 Lv7
魔眼(魅了)Lv5 魔眼(混乱)Lv5
●耐性
毒耐性Lv8 麻痺耐性Lv4
●称号
特異な進化をせし者
珍しすぎる奴
●加護
異界の神の加護 進化の神の観察(娯楽)
進化の達人
▽過去の種族、種類
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(うぉ!?)
ステータス1万の大台に乗ってるじゃん俊敏!
まぁ確かに素早いなぁまぁでかい時だと分かりにくい
色々上がってるな、ん?進化の達人か効果‥と‥
進化の達人
15回もの進化をした者への称号
効果=名前変更(1回)
うん?名前変更?あーそういや俺の名前無になったるなあれ?転生する前の名前じゃダメなのか?
コトブキだから…あ…この世界に転生してきたり召喚されたりしてきたやついたらコトブキじゃばれるよな?じゃこの世界の言葉の方がいいな
名前は後で決めよう
あっ名前変更の部分さらに自己鑑定しよう
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名前変更
人、獣人、エルフ、亜人、魔人、巨人、小人、妖精、人魔
は親から名前を貰える、特別な効果はない
魔物、一部の魔人、一部の亜人、一部の人魔、転生者、召喚されし者、紛れ込みし者は他人から与えられる、もしくは称号で自ら名を得られる
魔物、魔人、人魔、は最終進化者のみ名前を与えられる
魔物と魔物から魔人へ進化した者のみ特定の効果がある
効果=知能一段階向上
他の竜族や竜、神族などはまた効果だけでなく己を縛る効果もある
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へぇ~知能一段階向上って何…知能高くなれんの?
魔物ってそうそう知能高くないよね?俺元人から蛇になってるから知能は人並みだけど…その俺が移行したらどうなんだ?
そこらの魔物がそうなったら人並みに物事考えられるようになる感じか?
むぅ‥試さなきゃわかんねぇな
後にしよう…あっさらに知能一段階向上の部分を自己鑑定すりゃいいか
出来た
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知能一段階向上
知能一段階向上は主に魔物やその進化した個体が最終進化者から名を与えられる、もしくは名前変更の権利を手にした者が名を得られる事で得られる
効果=現在の知能レベルを一段階向上させる
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ふーん‥今の知能レベルってどれくらいなのかはステータスに表示されないんだな…知りたいわぁ
もしやこれが…隠しステータスってやつなのか!?
隠しステータスって見られないのかな‥まぁいいや
あれ?何しようと思ってたんだっけ?
………あぁ!!新しい魔法!!ライトだし……(あったぁああああああ!!)
光魔法を覚えたぁああああ!!
ひゃっふぅーーー!
(はぁあああああああああああああああああああ!!)
俺は髪も生えない真っ白な蛇の頭から光を発した!
そうまず試したのは例のあれだ!強烈な光を発して敵の目を眩ませるあれだ!
おぉ…成功した!やりたかっただけはある…すぐ成功した
食い物集めもかねて光魔法Lv上げに勤しみますかねぇ…ふっふっふ
隠れ家から出て周囲の獣、魔物狩りに行った
すぐ近くにはオークの集落はなかったが色々獣や魔物を狩れた
中でも特徴的なのがスライムだ
洞窟の近くの川岸にスライムがいた
言っていくが顔なんてないし透明で可愛くもない
下級鑑定では鑑定出来なかったから中級以上だろう
色々試したが…まず遅い
殆どの物理攻撃が効かなかった
石をぶつけたり風で引き裂いたり水弾をぶつけたりしたが再生した
試しにここまで来る時に買った魔物を一匹スライムに投げてみたら
しゅ~っと音がしてゆっくり溶けていった
深緑と黒茶色が混ざったような色で一定の範囲に入った物を溶かして食べているようだ
俺も結構近づいたら触手を伸ばしてきた
離れたら触手を戻してまた草を溶かし始めた
毒草を投げてみたがなんともなさそうだから毒耐性はあるようだ
そして後は火、闇、光と魔眼とかだが…火を放ってみたらじゅ~と蒸発していった、火から逃げようとしたため火で囲み続けて倒した
【Lvが上がりました】【スキルLvが上がりました】【魔法Lvが上がりました】
後考えられるのは異常な攻撃で分子レベルで粉々にするくらいか?
異常な物理攻撃や魔法攻撃で倒せるんだろうね、まぁ火が一番だね
火の耐性あったらどうやって倒すんだろうね知能の高い連中は
掌底打ちは相手の体内を破壊する技だ
スライムの体内ってか殆ど水分だから効くはずだが…
若い頃に数年ならっただけの俺じゃ…しかも今俺…蛇だし掌底打ちは出来ないよあぁ‥まぁ筋力6千超え俊敏性1万超えしてるんだし体を利用して吹き飛ばせばバラバラに出来るがそれがくっつかないとも限らないしバラバラになったのがそれぞれ自立して増えたら面倒だよな
そう考えるとスライムは強いな、うんだから下級鑑定じゃ鑑定出来ないんだろう
きっとね
まぁこのスライム倒してもLv上げにはいいが食えないんじゃな‥
喰った方がなぜか経験値貰えるし
これも隠しステータスか?まぁいい
その後はステータスも表示されない獣を数匹と下級の魔物を20匹ちょっと狩った
洞窟に戻り魔物は自分で食べて獣を洞窟の前において俺は隠れ家に戻った