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2話 新たな世界と蛇の身体

………


ふと意識が戻った…だがぼんやりしていて上手く考えが纏まらない

目の前に小さな虫が通った…すると…

本能にしたがって体が勝手に周囲にいる虫を捕食する(舌で…)

どうやら獣か何かになってしまったようだ

考えている余裕はない兎に角今は本能のままに行動する…

いや本能のままに行動するしか…出来ない


兎に角おなかが一杯になるまで本能のままに虫や小さい獣を丸呑みにしてお腹が一杯になれば岩の隙間などに入り丸まって消化するまで休んだ…その繰り返しだ

そのさなかなにやら声が色々聞こえた

レベルがどうとかスキルを獲得したとか…

だが兎に角本能のままに捕食し休みを繰り返す


狩りの最中自分より大きい獣や虫も沢山みた

そういったのが近くに来たら隠れ潜んだ

これも本能に従ってだ、いつか自分が大きくなったらあれも捕食出来るようになるんだろうか?


何日…いや何ヶ月たったのか…?

いつものように捕食をしていてネズミを丸呑みした時

またいつもの声が聞こえた

たまに聞こえるれべるがあがりましたと聞こえた後いつもと違う言葉が聞こえた

【Lv10になりました…進化可能です‥階級が最下級の下につき自動で進化を行います】

(なんだろう?すごく眠い……隠れなきゃ…)

眠気を我慢し兎に角近くの岩の隙間に身を隠し眠気のままに惰眠を貪った


明くる日…


(あー良く寝た…何か久しぶりにとても頭が軽い)

岩と岩の間から出る…なんとなく窮屈に感じる


(うん?窮屈…寝る前に入った時隙間無かったっけ?…いやそれより何で急に物事を複雑に考えられるようになったんだろう?ええっと…寝る前に変な声が聞こえて…レベルがなんちゃら進化がなんちゃら…ん…?レベル?Lvって…RPGとかのLvか!?じゃ進化ってのは言葉のままか!?進化して知能が高くなったから前のように物事を複雑に考えられるようになったって事か…いや問題は俺は一体何の生き物になったかだ!)


動いてみる…にょろにょろ…するする…


手は足は…ない… (蛇やんか!!!蛇になっとるがな!!)


そう蛇になっていたそう小さくない蛇さんになったた


(ど…どないしよ…いやどうしようもないがな!まじかぁ…あっ!いや進化ってのしてるならし続けていけば何とかなるのか?ええっとおっさんいわく色んな行動して能力を上げて魔物とか倒してけばいつか話せるようになるとか何とか言ってたよな…まじか…うわーすげー大変じゃまいか…一体どんだけ時間掛かるんだよ…)


ぴょん…ぴょんっとバッタのような虫が通った

パクッ!


(あっ食っちゃった…何か勝手に動くな…まあいいやとりあえず見つけたの食べながら色んな動きしてりゃいいんだよな…はぁ…)

まだまだ本能が強いようだ


自分より小さいのを見つけては食べてにょろにょろ動き回っては頑張ってジャンプしてみたり木登りもしてみた…いや木登りというより絡みつきながら上がってく?感じだ

だがかなり高くジャンプ出来た…すごく意外だ


そして小動物を食べて消化し終わったら急に体がずぅーんと重くなって脱皮した

なんか微妙にわかりずらいが大きくなったようだ

とりあえず暫く続けていたらまた声が聞こえるとともに体が熱くなった

【Lvが上がりました】


(はぁ…全身熱くなったと同時にレベルの報告ね…この声どっから聞こえんだ…レベルって事はステータス確認だよな…どうやるんだよ…ええっとステータス表示!ステータス確認!…………ん…じゃなんだ…ええっと鑑定!………どうやりゃいいんだ…自分の能力くらい鑑定させろ)

すると…

------------------------------------

名前=無

種族=蛇 種類=バディフライ 階級=最下級-中

Lv2

体力量 124

気力量 100

魔素量 76

魔力 49

筋力 74

俊敏性 392

●種族能力

毒牙(微弱) Lv1

締め付け力+ Lv1

消化力+ Lv2

●特級能力

自己鑑定(改)

言語理解=**語、共通語

特異進化限定、存在退化

成長力向上、熟練度向上、獲得経験値*倍

●下級能力

最下級鑑定 Lv1

ジャンプ+ Lv3

俊敏性+ Lv2

微毒耐性 Lv1

●称号

特異な進化をせし者

●加護

異界の神の加護

------------------------------------


(うぉ!?なんだ!頭ん中にずらっと表示される…すげー奇妙な感じだ………種族能力は今の種族での能力で下級能力…下級って事は中級とか上級があるんだろうな…でー特級能力ってのはさらに上か?でー自己鑑定(改)ってのが今やってるやつか…自己って事は自分専用の鑑定で最下級鑑定っていうの自分以外の鑑定か?、なんで分かれてるんだよ…それと言語能力の共通語ってのはこの世界の共通の言葉って事か?しゃべれないけど…**語ってのは日本語か?…はぁ後は…特異進化限定ってのかぁそういやおのおっさんまず最初に術式ってやつ俺に何かしたんだよな…話聞いた限り、じゃーそれがこれなのかな?成長力と熟練度と経験値が増えるってのはいいな!助かるわぁ…まじでおっさんのお陰かな?しかし…*倍って…どういう事だ?

それに称号ぉー?それに加護っすか…なに…異界って異なる世界って事?おっさんは魔族だもんな…じゃ目をつけられたって事かな?めんどくさい事にならなきゃいいけどな)


そして自分のステータスを見ながら色々考えていたら…

(ジャンプ+ってそのまんまじゃんぷするのが高くなるって事か?俊敏性+ってのはどうなんだ?)

ジャンプ+=ステータスでジャンプ出来る高さに+α

俊敏性+=ステータスで動ける俊敏性に+α

と脳内に表示された、相変わらずこの脳内にいきなり情報がくんのは慣れない

(ほぉーこの機能も自己鑑定ってやつの領域かねぇ)


特異な進化をせし者

特異な進化を辿った者への称号

効果=進化する際進化する時を選べる


異界の神の加護

異界の神に関心を持たれた際に得られる加護

効果=●特級能力特異進化限定の獲得

効果=●特級能力存在退化の獲得

(う~ん…特異か…まぁ強くなる分にはいいけど…特異だからといって全部強いとは限らないよな…はぁ、でっ存在退化っすか…えっ?退化してどうすんの?)


(あっステータスに関して知りたいな、えーと…)

体力量

自分の体力を数字にあらわしたもんらしい

気力量

自分の気力を数字にあらわしたもんらしい

魔素量

体内に吸収した魔素量を数字にあらわしたもんらしい

魔力

吸収した魔素を魔力に変換したんを数字にあらわしたもんらしい

筋力

物理防御力と物理攻撃力に影響するそうだ

俊敏性

素早く動けますよ、ええ


(えーっと魔素ってのが空気みたいに漂っててそれを吸収しててそれを魔力に変換してると?魔法とかあんならこの魔力ってのを使うんだろうな、使えないからどうでもいいけど…)

次に経験値*倍を深く掘り下げてみた

獲得経験値*倍はどうやら*は1~9までランダムだそうだつまり運が良ければ9倍の経験値がもらえるって事だ…まぁ確率は低いらしいけど…でも3倍でも4倍でもすげーいいよな


とりあえず首?体?をぐるんと回してそこらを最下級鑑定しまくってみた


【鑑定不能】

【鑑定不能】

【鑑定不能】

【サヨリ草】


(おっ一つだけ鑑定出来た…これって最下級くらすのもんしか鑑定出来ないって事だよな、えっ土とか木とか出来ないんだけど…あれ!俺の階級?最下級の中だよな…えっこの土とか木とか岩より下!?それに名前だけわかってもなぁ…何の効能だよ)


【スキルLvが上がりました】


【サヨリ草】微毒Lv1

何処にでも生えている所謂雑草

【鑑定不能】

【鑑定不能】


(おぉ…最下級鑑定のLvが上がってる…はいはい…微毒ね、俺の微毒耐性とかにLvがあるって事は使ってきゃLvが上がってくるんだろうな、つーかこれ食べ続ければ微毒耐性上がるよな?でも蛇って草食うんだっけ?…いや消化は出来んだから問題ねぇか)


色んな物を最下級鑑定出来る物だけ食らって過ごした


結果

------------------------------------

名前=無

種族=蛇 種類=バディフライ 階級=最下級-中

Lv6

体力量 203

気力量 121

魔素量 98

魔力 50

筋力 86

俊敏性 465

●種族能力

毒牙(微弱) Lv1

締め付け力+ Lv1

消化力+ Lv3

●特級能力

自己鑑定(改)

言語理解=**語、共通語

特異進化限定、存在退化

成長力向上、熟練度向上、獲得経験値*倍

●下級能力

最下級鑑定 Lv2

ジャンプ+ Lv3

俊敏性+ Lv2

微毒耐性 Lv2

●称号

特異な進化をせし者

●加護

異界の神の加護

------------------------------------


(う~ん…魔法攻撃力と魔法防御力すげーあがんねぇ…今の種族が魔力ってのに適してないんだろうなぁ…まぁ使えないしいいけど…)


とりあえず最下級鑑定と微毒耐性が上がった


(う~ん小さいのじゃそろそろ上がらなくなってきたな、それにLvいくつまで上げたら進化するんだ?最初の進化は何か自動的になったら良く覚えてないんだよな…つーかLv上がる毎にすげー早く動けるんだけど…シュルシュルシュルっと…でかいの狙ってみるかぁ)


自分より大きなネズミのような生き物を食らう事にした


【鑑定不能】


(鑑定不能か…だけど動きを見る限りいけそうだな)

しかし蛇より大きい鼠とはいかに…

鼠はドングリのようなものを齧っているその後ろから近づき足に噛み付く

これで耐性を持ってなければ微毒が回ったはずだ

鼠は変な声をあげたと思ったらこっちを噛み殺しに掛かってきた

が明らかにスピードはこっちの方が上だった

俺はすぐさま回り込み鼠の体に巻き付き首に噛み付き締め付ける

暫くすると振りほどこうとする力が弱まりどぉ…っと倒れた

無意識にしっぽから咥えて飲み込こもうとしてしまったが、なんと飲み込めてしまった、そういえば蛇は自分より少しでかいくらいのもの飲み込めるんだった


(ふぅーい…おなか一杯)


俺はすぐに岩と岩の隙間に身を隠し消化に時間を割いた

(はぁー消化したらLv上がるかな~)

消化し終わった頃…脱皮しそして…


【Lvが上がりました】

【スキルLvが上がりました】


(しかしたまにする脱皮には慣れないな…さてステータス確認しますか)

------------------------------------

名前=無

種族=蛇 種類=バディフライ 階級=最下級-中

Lv8

体力量 231

気力量 146

魔素量 99

魔力 54

筋力 89

俊敏性 496

●種族能力

毒牙(微弱) Lv2

締め付け力+ Lv1

消化力+ Lv4

●特級能力

自己鑑定(改)

言語理解=**語、共通語

特異進化限定、存在退化

成長力向上、熟練度向上、獲得経験値*倍

●下級能力

最下級鑑定 Lv2

ジャンプ+ Lv3

俊敏性+ Lv2

微毒耐性 Lv2

●称号

特異な進化をせし者

●加護

異界の神の加護

------------------------------------


(おぉー二個上がった!毒牙と消化も上がったか!そういや毒牙使ってなかったもんな…これからは何か飲み込む前に噛み付いてからにしよう!うん!)


それから三匹繰り返したらLvが10になった

それと同時に

【Lv10になりました特異進化限定により進化のタイミングを選べます】

【Lv10になりました存在退化により退化のタイミングを選べます】


とりあえず今の状態で退化してもしょうがないので進化をする事にして広めの岩と岩の隙間を探しそこで進化をする事にした

進化するっと考えると…

【進化の意思確認しました、進化先……限定されます下記の進化先からお選び下さい】

------------------------------------

種族=土蛇 種類=アーススネィク 階級=最下級-上

種族=大蛇 種類=アティコーダ 階級=最下級-上

------------------------------------

……え?

(いやいやいや!情報これだけ!?…はぁ…土蛇…土?は魔法でも使えんのか?大蛇はまぁでっかい蛇なのか?やべー魔法使いてぇ!手も足もない蛇だけど使いてぇ!それに退化っての出来るらしいししょぼかったら退化してまた進化出来るんだよな?たぶんそうすりゃいいっしょ)

種族=土蛇 種類=アーススネィクを選んだ

すると…すぅーっと意識がなくなり体が蠢き始めた…


こんな感じのが暫く続きます、町とか行ってからようやく話しが始まる感じっすかね~それまで進化し続けまーす

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