表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/15

1話 あれ?俺蛇になってる!?

一話3千字程度にしようかなと考えてまーす

カタカタカタカタカタ…シャットダウン…


壽「ふぅ…やっと終わったぁ~」

事務仕事を終えて手早く机を片付け会社から出る

壽「お疲れ様でした」

帰り際警備員さんに挨拶して行く…ちなみに他の社員はとっくの昔に帰っている

警備員「壽さん今日もお疲れさんいつも最後だな」

と言っているが警備員さんが帰るのが最後だ…まぁ仕事内容が違けど

壽「まぁしょうがないっすよ、じゃまた月曜」


帰る途中

24時間のスーパーに寄って適当に惣菜と濁酒を買って帰る


その途中何かが聞こえた気がした


?(…き……か……わ………お……)

壽「え!?」


…周囲を見回してみるが誰もいない…


壽「気のせい…か?」


とりあえず気にせずそのまま帰る事にした


ようやく家に帰り惣菜を温めて食べながら濁酒を楽しむ


壽「はぁ…この一杯の為に生きてるってやつか…」

(しかし、さっき確かに何か聞こえたな…考えてもしょうがないまた聞こえたら対処を考えよう、…このまま働いて誰かと結婚して育てて年取って死んでいくのか…何の意味があるんだ?ただ生きてるだけ殆どの人間がそうだ…で生まれ変わるってのあるとしたらまた同じ事の繰り返しだろ?それはごめんだ、何でも良いから何かやりがいのある仕事か趣味が欲しい!!だが…俺は残念にも趣味がない暇な時間は色んな事をぐぐって時間を潰している新しい仕事は探してはいるがこれに生涯を掛けたいなんて仕事が早々見つかるものじゃない、それが見つかったやつが羨ましいわ)


食べ終えてまだ飲みながら1時間程パソコンで適当に趣味探しをし就寝


次の日8時にいつも通りに会社へ出勤しまた事務仕事だ

もはや無意識に書類をパソコンに打ち込み続ける


気づけば昼になっていた

昼は外で食べるようにしていて

唯一口に入れる物は金をかけている

服は安物だ、見た目なんてどうでもいいし他人の目は気にならない

なぜなら所詮他人だから他人の目を気にしてどうするんだろう?

と子供の頃から疑問に思っている


今日は十割蕎麦だ、ツユはつけずに食べのが好きだたまに塩をぱらぱらっと…

デザートにそば粉で作っているクレープを食べてまた会社に戻る

食が唯一の楽しみだ


自分のデスクに座るりお茶を飲みながら周囲を見回す


(しかし…外回り以外みんなパソコン作業かなんか味気ないな…みんな今の生活満足してるのかな?)

そう考えるが聞いたりはしない、というか人付き合いは一切しないタイプだ

子供の頃友人に裏切られてから人付き合いをしなくなった


(いっそ何かの職人に弟子入りしようかな、ただ事務仕事続けるより遥かにやりがいはあるはずだ)

そう考え仕事を中断し色んな職人に関して調べていく


そんな時窓の外が一瞬で真っ白になった

壽「えっ?何が……」


そしてその場にいる全員が意識を失った


気がついた時には真っ白な空間にぽつんと一人で横になっていた


壽「あ…え…?なんだ……此処は…」

周囲を見回しても何にもない

(確か外から強烈なひか…いや白が侵食してきたような…いやそれより…此処は何処だ……いや分かるわけがない)

とりあえず起き上がりその場に座る

むやみに歩いたりはしない、座ったのは強烈にだるいからだ


(はぁ…なんでこんな事になるんだろうな、まぁもうどうでもいいかこんな場所から帰れるなんて考える程俺は楽観的じゃない…)


一体どれ程の時間が過ぎたんだろうか…

ようやく変化…いや声が聞こえた


?(やっと術式を仕込み終わった…さて…聞こえるか?)

(この声は…何処かで…昨日の帰りに聞こえた声か!)


壽「誰だ?昨日聞こえた声はお前だな?」

(術式?何訳のわからない事を…いやそれより!)


?(昨日かどうかはわからんが以前声を繋いだのは確かよ、まずは話を聞いて貰う、よいな?)


壽「まぁいいとりあえず話を聞こう」


?(すまんな、まず今いるそこは世界の狭間だそしてそこにそなたがいる理由はそなたがいた場所一帯が召喚されたからよ!頭のいかれた王の召喚師筆頭にな!)

(召喚…?召喚ってのはアニメなどで幻想の生き物を召喚するあれか?)

?(そなた以外のすべての生物はすでに召喚した国におる、そなただけが狭間にいるのは我が術式を見出し邪魔をしたからよ、そう…これはそなたを中心とし召喚された術式なのだ…)


壽「何?…俺はただの会社員だなぜ俺なんだ?」

(まぁこんな下らない嘘ついたって仕方ないし…本当なのか…だとしたら…すげー面倒だな…)


?(以前声を掛けたであろう?あの時我は注意したかったのだ召喚されそうになっておるとな、だがそなたの世界にまで声を届けるのは至難の業でな今は我の住まう世界とそなたの住まっておった世界の狭間ゆえ声を飛ばせるが…ああそうだったななぜそなたなのかと…それはな筆頭召喚師が別の世界に術式を飛ばした世界がそなたの世界でありたまたまそなたがその術式を組み込んだ…つまり誰でもよかったのだ、召喚とはな別の世界の何かの生き物に術式を組み込みそれを中心に召喚式を発動させる…今回は相当規模が大きかったがな…本来は一人二人だ…我は常にかの国を監視しておるゆえ術式を解析し組み込まれたそなたに声を届けようとしたのだ)


壽「その…組み込まれたってのはわかったが注意した所でどうしようもなかったんじゃないのか?」

(なんだそれは…俺はたまたまこんな目にあったってのか…ばかばかしい…)


?(いや…そうでもない…術式を発動させる時に干渉しずらい場所に行き、運が良ければ発動を阻止出来るのだ…とはいえそなたの世界に強力な力場があればの話だが…)


壽「力場ってのはなんだ?」


?(地の底から一種の力が湧き上がっている土地の事だ)

(パワースポットのようなものか?)

壽「まぁなぜここにいるかはわかったがこれからどうすればいいんだ?」


?(それが問題だ我は術式を遅らせ乱したに過ぎん…数刻ののちそなたは我の住まう世界にくる事になる…が問題はそなたは魂のみでしかも何処に落ちるかわからぬ…恐らく魔抗国とイシュト国の何処かであろうが…)

壽「なに…魂のみだと…!?どういう事だ!」


?(そなただけではない他の者達も魂のみ召喚されるのだ、特殊な召喚式のようでな…ただそなたと他の者との違いは他の者達は肉体を用意されておるという事だこれがイシュト国のやり方なのだ…)

壽「それはわかったが…俺はどうなる?」


?(恐らくこちらの世界に転移した時はそなたの意識はない状態であろう…そしてこちらの世界の魂の定着しておらぬ…もしくはする前の何かの生き物に入る事になる)

(冗談だろ…何かのって人ですらない可能性があるって事じゃないか…)


壽「お前は誰なんだ…どう対処すればいい…」


ザルキューレ(我は魔抗国の魔術将ザルキューレよ、王の命令でイシュト国の召喚の邪魔を命じられておる、そなたはどうにか生き延びて魔抗国を目指してもらいたい!我に呼ばれたと言えば通じるように徹底しておくゆえ)


壽「そうするしかない…が俺は何の肉体に転移?ってのするかわからないんだろう?仮に知性のない生き物に転移したら意識はどうなるんだ?」


ザルキューレ(うむ…そなたの世界にはないようだが…こちらの世界には世界そのものに様々な術式が世界の管理者によって組み込まれておるとてもとても複雑になその仕組みの一つが…能力の数値化だそしてそれを利用した仕組みも色々組み込まれておる、そなたの魂は知性ある生き物の魂ゆえ知能の低い生き物の肉体を得ても大丈夫なはずだ、そろそろのようだ…よいか!こちらの世界に来たと自覚したらまず様々な行動を取り能力をあげよ!それで強くなれる!知性を上げ魔物を倒してゆけばいずれどんな知性のない生き物でも話せるようになる!そういう仕組みが組み込まれた世界だ!)


壽「なっもうか!?最初に言ってた術式って何の事か話していけ!」

(くそ…どうか…まともな生き物にしてくれ…)

ずぅーんと意識が薄れてゆく‥そのさなかおっさんが何か言っている…


ザルキューレ(そうじゃ!お前さんの魂に出来る限り能力を向上させる術式と共通語を理解出来る術式を組み込んでおいた!意識が戻ったらちゃんと自分を鑑定するんじゃぞ!よいな!…もう聞こえとらんか…む!入る生き物によっては階級が上がるまで意識ははっきり戻らんかもしれぬ…まずぃの…まだ言わねばならぬ事が沢山ある…はっ!!勇者の称号は恐らく付かずに済むと言い忘れとった!!初めに言っておけばよかったわ!)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ