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コピ・ルアック 〜希少、高価の前評判 VS 自分の味覚〜

 「活動報告」の自己紹介でも語った俳号(ペンネーム)の由来と実際にコピ・ルアックを飲んでみた感想である。

 私の俳号は、「若高ジャッコウ」という。号の由来は、「コピ・ルアック」からである。

 コピ・ルアックとは、インドネシア語で、コピとはコーヒー。ルアックはジャッコウネコのことである。

 夜行性のジャッコウネコは、熟した良質のコーヒーの実を好んで食べる。そして、糞として排泄するのだが、コーヒー豆は、消化されないままいわゆる「生豆」の状態で残る。その豆を回収し、焙煎した物が、コピ・ルアックである。このコピ・ルアックは、野生のジャコウネコの腸内発酵によって、手摘みの豆より、甘みのあるまろやかな香りが特徴である、とネットで紹介されていた。

 このことを知った私は、コピ・ルアックは創作物と同じではないか、とはたと気づいた。常々、私が著す随筆や俳句、川柳などの創作物は、作者である私の排泄物と同じだと思っている。臭くて、汚くて、恥ずかしくて人には見せられない代物だからだ。そのため、コピ・ルアックを捻り出すジャコウネコにあやかり、「若高ジャッコウ」と名乗ることにしたのである。

 

 そんなある日、インターネット通販で、コピ・ルアックを購入できることを知った。早速、輸入代理店のサイトを検索し、そこの豆を購入しようと考えた。大変貴重な豆であるため、結構な値段である。正直自分の舌で確かめなければ気が済まない性分である上、飲んだこともない高価な豆を大量に購入する勇気はない。そこで、お試し商品として、コーヒーパック2袋入りの商品を購入してみた。それを試しで飲み、美味しければ豆を100gでも購入しようと考えた。

 そして、数日後、待望のコピ・ルアックが届いた。早速封を切り、コーヒーをいつもの儀式で淹れてみた。

「あれ?香りは?」

と首を傾げて鼻をクンクンさせたが……。色見も薄い。まるで、紅茶の様である。嫌な予感がして、ひと口飲んでみた。

 なんと、その味は、酸味も苦味もほとんどなく、めちゃくちゃスッキリした味で、コーヒーが苦手な人でもまったく抵抗なく飲めてしまう味だった!

 あまりにも口当たりがよいので、するすると食道を通って我が腸内に至り、創作川柳が発酵されないまま、するすると一気に排泄されたのであった。

 ここで一句

 大看板 バタリと倒す 肩透かし


 ※あくまでも個人の感想である。

 1番安い豆を購入し、淹れ方が悪かったからかもしてないので、実際のコピ・ルアックは、とても美味かも…。

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