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「幼馴染だから・・・」

 夏真っ盛りの中、ゆかり、アスカ、ユウガは三人仲良くゆかりの家でお菓子やアイスを摂りながらボードゲームを楽しんでいた。


「わぁ〜負けた〜!」


ゆかりはいつも通り一度も勝つことなく二人に負けてしまった。


「惜しかったよ?もしまた遊ぶなら次は勝てるかもよ!」


「相変わらずユカリは弱いな〜!」


 高らかに笑う負け知らずのユウガにアスカは不満を愚痴る。


「東、少しはユカリちゃんを励ましたらどうなんです?」


「励ましたところで事実は変わらねぇだろ?」


「私達の親友ですよ?親友を貶すのは親友ではありません」


「ふ、二人とも落ち着いて!」


 少し口喧嘩になるとユカリは直ぐに二人の間を割って仲裁すると直ぐに争いが止まる。


「駄目だよ・・・喧嘩は」


 私の良くない所、だとは思うけど幼馴染になると気が抜けちゃうのか、それとも素が出るのか涙脆くなっちゃう。


「お、おいおい・・・最近涙腺脆くなってねぇか!?」


「だ、大丈夫だよユカリちゃん!ちょっとした痴話喧嘩だから、ね!」


 あの時から私だけが変わってないのかな、子供の時も二人に守られて泣いてた。


「ごめ・・・ぐす・・・違うの・・・ごめんね」


 あぁ、駄目だ・・・仲良しの日々が心を焦がして泣き止まないや。


「ったくしゃーねぇな・・・」


「こっちこそ、ユカリちゃんを悲しませることになってごめんね?」


 ユーゴ君に撫でられて、アスカちゃんから思い切り後ろからハグされて、満たされて・・・幸せ。


「ごめん、迷惑掛けて」


 二人の気遣いに申し訳なく謝るとユーゴ君は鼻をツンツンしてくる、恥ずかしい。


「はは、本当に妹みたいだよな!」


「はい、とっても可愛い妹です♪」


 嬉しくてそのままお泊まり会まで決定し、あの時のようにワイワイ騒ぎながらお風呂の時間になる。


「ユーゴ君、今日は一緒に入る約束だよね♪」


 この前約束してくれたからちゃんと果たしてくれないと!


「ほっ!?待て待て!!!」


「殺す・・・コロス・・・コロスコロスコロスコロス!!!」


「お前等、ちょっと待てよ!」


「可愛い妹みたいな女の子がこんなふしだらでスケベな獣臭い雄と・・・ギルティ・・・ギルティです!!!」


 急に性格が変わって凶暴になったアスカちゃんは何故かユーゴ君の首を締める。


「ユーゴ君〜♪私、最近成長してるんだ〜♪()()確かめるチャンスだと思わない?」


 ユーゴ君がえっちなのは把握済み!きっと嬉しいよね?


「ユカリ・・・マテ・・・」


「ユーゴ君、おっぱい好きでしょ〜♪少し恥ずかしいけど堪能させてあげるから早く入ろうよ♪」


 おいでおいでと手をこまねく私にユーゴ君は顔面真っ青で真蛇の顔になるアスカちゃんを見てちょっとビビった!


「アズマ〜♪殺しますね♪」


「人体からしてはいけない音がなってるって!!??ぬおぉぉぉ!?」


「ユーゴ君早く〜♪特別サービスもしてあげる♪」


「特別サービスってなんだよ!?」


「お尻とか・・・太腿とか!とにかく何処でも触っていいよ♪」


 ボギ!!


「あ〜ずぅぅぅまァァァ!!!!絶対ブッ殺す!!!」


 皆で仲良く過ごせて良かった、ちゃんと堪能してくれたしもっと触っても許すのに♪今日は三人で仲良く寝れて本当に良かった♪


「ギャァァァ!!!」


 変な音が聴こえるけど気の所為だよね!


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