日常「ノアさんに目つけられた」
学校から帰る途中、今日は帰路の気分を変えて裏道を通って帰宅してるとクラスメイトからこの近くで私を呼んでる不審者がいると通報を受けて向かった矢先は見知った顔だった。
「・・・」
よし、無視しよう。
「あ、ユカリちゃん!探しましたよ?」
スタスタ横を素通りしようとしたら声を掛けられた。
舗装された地べたにお姉さん座りしてるちょっとセクシーなノアさんがいた。
「人違いです」
「今から大声でユカリちゃんに暴力を振るわれたって発しますが宜しいですか?」
にこやかな小悪魔的な笑みで脅されたので仕方なく相手することになった。
「どうしてそこに?」
うふふっと嬉しそうに足を見せてきた。
足の付根が腫れ上がって動けないらしい。
「捻挫ね、ちょっと待ってて」
「あ、折れてます」
「は?」
にこやかに骨折したと報告され私は警察に連絡する。
「もしもし警察ですか?ここに不審者・・・」
「今からSNSで私の下着姿の画像をユカリちゃんに無理矢理撮らされたと報告しますね〜♪」
「あ、こら!!やめなさい!」
ノアさんのスマホを奪うとマジでやろうとしてた。
「いやーん♡ユカリちゃんたら大胆♪」
両頬をむにーと伸ばしながら叱るもまるで効いてない。
「よし」
全然反省してなさそうなのでちゃんと痛い目に遭わせた。
「いたたた!!腫れた場所には触れないでください!!は、反省しますから!」
ちゃんとお仕置きが終えた所で救急車がやってきた。
☆★☆★ 病室
「それで、何で倒れてたのか教えてくれます?」
ちゃんと骨折したと診断され気持ちが揺らいでるからと思えばやけにけろっとしてる。
「実は最近運動不足で私、胸が大きいので動くの面倒くさい〜って思ってたら体重が増えて〜痩せよう!と思ってジョギングしてたら骨折しました☆」
「あ、そですか・・・お気をつけて」
ゴミみたいな理由だったのでスタコラサッサと帰ろうとしたらバキッ!と音がして振り返るとノア先輩がゆらゆら幽霊みたいにこっちに来た。
「冗談です、本当は貴女にデートのお誘いを送りたくて骨折しました♪もし宜しければ受け取ってくれませんか?」
理解出来ない挙動に渡されたのはノアさんの電話番号だった。
「骨折は?」
「あ、治しましたよ?明日退院するのでその後デートしません?」
????????????




