「お嬢様歓迎会〜自己紹介!」その5
「ユカリが最後だから次は俺だな」
「あれ、カイト君は?」
サナエちゃんの実質恋人の紫髪の男の子に視線を向けると私達が争ってる間に済ませてたよと知らない間に殆ど終わってた。
「なんだ、皆とっくの前に終わってたんだ?」
「アンタ達が長丁場してたからユイが気を利かせたのよ」
なんかまるで私達のせいみたいじゃん?全く心外だよ。
「俺はユウガだ、主に情報屋を使って金を稼いでいる」
「情報屋?何だか大人の職業みたいね?」
「確かにオトナの職業だな」
「???」
ペシン!と取り敢えずユーゴ君の頭を叩いた。
「ユーゴ君・・・?ここは歓迎会だよ?公序良俗は守るよね?」
ユーゴ君、さっきからお嬢様の豊満のおっぱいに視線を落としている。
はっきり言うと私にとっては親友と呼べる人だけど傍から見ればドスケベ変態男だ。
仕事してる時は出来る漢感はあるのにそれ以外が最低。
女の子のスカートを覗き、下着を盗撮はするわ、女の子のおっぱいがドアップの写真を撮ったりエッチな写真だらけで家の中はエッチな本やA〇だらけらしい。
ありとあらゆるエロを生み出す事に躊躇や余念も無く結婚相手は爆乳が良いと清々しい程の豪語に引いた。
「えっと・・・東君は具体的にどんな情報を取り扱ってるのあるの?」
お嬢様の初々しい反応にユーゴ君はクズを見せた。
「女のありとあらゆる箇所、弱点、下着の色から性癖、エロを感じさせる情報と機械関連かが主だな、それ以外も多少は手に出してるぜ?」
破廉恥な内容にお嬢様は聞かなかった事に頬を赤らめながら咳をした。
「因みに俺の好みのバストサイズは・・・」
「はい死ね〜♪」
普通にアウトだと判断して目潰して悶え転げるユーゴ君を無視して最後は私の番。
「私はゆかり、特に普通の女子高生だから宜しくね♪」
何かに期待していたのかお嬢様は私の自己紹介に驚いた。
「そ、それだけ?」
「え、うん?なんか凄い事してる訳じゃないしこの学校で知名度がある程度だから最初はキメようと躍起になってたけどよくよく考えたら特に無いことに気付いた!」
私の理由に、まるで事前に調べた私の情報と相違があるかのような怪訝な表情を浮かべるお嬢様。
「ほ、本当に何も無いの?」
「うん」
友達が多いだけの至って普通の女子高生、あまり納得してなさそうな顔に横からエミちゃんが絡んできた。
「もしかしてゆかりんが気になる?」
頬をぷにぷにしながらお嬢様に問うと一気に赤面する。
「と、隣だからかな!?」
「でもよユイお嬢、歓迎会の時にユカリの隣に座ってるし何があった時は毎回ユカリに視線向けてるし気になってるよな?」
「知り合いだから・・・ユカリちゃんが友達って・・・言ってくれて・・・嬉しくて・・・・」
お嬢様は赤面したまま本音を上げると皆一同口にした。
「可愛い」
それのせいで更に顔が赤くなり無事歓迎会はお嬢様の思い出の一つになった。
「」




