「お嬢様歓迎会〜自己紹介!」その2
「トップバッターは私だぁぁ!
」
「いやアタシだ!」
「そんなのアタシっしょ!?」
「敢えて俺だな」
お嬢様の前に並び立つ目立ちたがり屋におどおどしながら困惑する。
「タンマ、アンタ等煩い馬鹿は後・・・私は主に生徒会長の仕事をこなしてる三年のサナエよ、くれぐれも風紀を乱す格好とかこの馬鹿達みたいに問題を起こさないで頂戴」
ずるい!簡潔にまとめて良い子ぶってる!!
「サナエずるい!!やっぱり卑怯者だ!」
「私は軽い自己紹介したかっただけよ、アンタ達みたいに椅子取りしてる暇なんてないの」
私は鼻につくサナエちゃんを制裁すべくお嬢様にとっておきの可愛いサナエちゃんの写真見せた。
「幸せそうにドーナツ食べてるね?」
背後から飛んでくる手に私はお嬢様に豊満な胸にスマホを押し込んだ。
「何よその写真!?」
一気に余裕がなくなります赤面するサナエちゃんにユーゴ君とガッツポーズする。
「先輩、可愛いですね♪」
お嬢様の微笑みに顔が真っ赤になるサナエちゃん、いつ見てもデレた時が一番の魅力だと思う。
「あ〜んもう!!さっさとアンタ達自己紹介しなさいよ!」
羞恥心化限界になると大体私の影に隠れて押し付けてくる。
先輩弄りも済んだしちゃんとお嬢様に知ってもらわないとね。
「んじゃあ私から・・・」
「いや、アタシだって!」
「アタシが一番覚えやすいって!」
「尚更俺だろ?この中で一番マトモ枠だろ?」
「お願いだから自己紹介させて〜!!!」
自己主張の激しい私達が皆でジャンケンに熱戦してると終わる頃にはアスカちゃんとゼーナちゃんが自己紹介終えてましたとさ。




