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「友達?トモダチ?」

 月曜日、憂鬱な一週間が襲いに来て人間達の気力を削ぐ最悪な一日がまた始まる。


 あの後不正すら疑ったお嬢様こと皇由の能力の高さに驚いて引き入れるかどうか悩んだ。


 本当なら今すぐ手を握り返してお願いしようと思ったが前述の通り不正したという話が転がり込んでもおかしくない。


 いくら頭が良いからと言って彼処まで同じ点数を取るなんて怪しまれない方がおかしいな話だ。


 しかも私も休みの日にお嬢様との連絡先を交換してテストのデータを送ってもらい回答したら驚きの二点だった。

 

 内容がほぼ応用だらけで数学や物理、英語なんてちんぷんかんぷんで頭が爆発する寸前だった。


 現代文に漢検を一級〜五級まで選べて私はびびってもっとラインを落して四級選んでもボロボロでした。


 お嬢様は一級を選んで力を学校中に誇示したと噂になってたらしい(ユーゴ君の噂情報で)。


 エリート中のスーパーエリートだったことを知って尚更迎えるのが怖い。


 きっと将来も決まってて跡継ぎやら何やらで揉めて結婚相手すら選べない本当のお嬢様をこんな馬鹿だらけの学校で暇でほぼ息をしてない活動にこんなお嬢様を入れたら社会的に潰されそうで怖い。


 お嬢様には我慢してまた休みになったら誘うとその場しのぎで約束して帰って貰ったけど初めての友達だったせいなのか酷く落ち込んでしまった。


 どちらに転んでもお嬢様に迷惑が掛かるけど駄目で元々だサナエ先輩に伝えよう。


 私は早起きして学校に向かいそのまま生徒会室に殴り込みの勢いで行った。


「おらぁ〜!美少女がお通りだ〜!」


 ドアをダイナミックに蹴り飛ばして入ると目の前にいたサナエ先輩に足を奪われてそのまま背負投げされた。


「ふっ、やるね!流石は・・・ごめんなさいごめんなさい!!下着脱がせないでぇ〜!!」


 呆れたサナエ先輩はなんと破廉恥にも私の下着を脱がそうとした!近くにいたお嬢様が止めてくれなければ危うく社会的に恥になるところだった。


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