「仲間を手に入れよう(むりやり)」
二人には予め事前に条件を話して半年前にやった期末テストの点数を見に行った。部員になるのは確定で運が良ければそのまま目標クリアだ。
だが戻って来ると二人共気まずそうに縮こまっているのを何となく察した。
事情を聞くと二人共平均数は六十九点らしい。
四捨五入すれば七十なんだけどエインデせんせ許してくれないだろうな。
「ず、ずみまぜん!!後輩なのに役立たずで・・・ぐす!!ふぇぇぇん!!」
「泣かないの!私だって泣きたいよ!頼ってくれたのに不甲斐なくて・・・ぐぅぅぅ!!!」
「いや、泣くほど!?」
二人して役立てなくて大泣きする姿は別の角度から虐めてるようにしか見えないだろうな。
「条件はダメだったけど人数としては加算されるから大丈夫だよ!?ほらほら泣き止んで!」
二人をぎゅっと抱きしめてあげるともっと泣いた。
「せんぱーい!!」
「ユカリちゃん〜!!」
部活に関しては何だかしがらみが増えたような気がするけど結局その日は足踏みに終わった。
☆★☆★ 土曜日
部員集めは早くも滞り埋め立て地最大商店であるものを買うことにした。相変わらず昼は賑わっており意外と夜は空いてる店も多くてたまに利用する程度。
海老で鯛を釣る、私はとある場所で秘密兵器を買い、学校にそのまま向かった。




