表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/104

「人数足りません!」

 反社確定っぽい男の人が席に着くなり私達を見て一言。


「人数足りなくないか?」


 ほえ?


「そういえば・・・最低五人と二人くらい頭の良い子がいないと申請降りない・・・だったかしら?」


 アヤせんせの発言に私達は声をハモらせて驚く、ただでさえ低能チームに二人頭が良いなんて無理ゲー過ぎん?


「着任早々仕事か、お前達・・・仲間集めが最優先だ」


「うわ、偉そうに仕切ろうとしてる」


「キッモ、反社っぽいのに一丁前に仕切るって」


 エインデせんせに睨まれて二人共日和ってしまった。


「二日目までに集めなければ却下される予定だ、ツテや勧誘、拉致監禁、脳を弄る等は許可する」


 はい反社〜洗脳オッケーならクスリでも押し通りそう。


 言うだけ言ってどっかに行ってしまい、残された私達は仕方無く集めようとした――― が・・・


「ユカリちゃんごめん、アタシ実況撮らないといけないから一人で探して!」


「アタシもモデルとか宣伝しに会社行かないとヤバだからよろ!」


「この役立たずがぁぁ!!三人集まればなんとかかんとかでしょうが!!」


「いや、更新減ると視聴回数減るからさ・・・ごめん!」


「ゆかりんなら何とかなっしょ?アタシマジアタマフルスピンしてなるはやでチョーシゴトこなさないと新しいニューアイデアも浮かばないし後メンディーだからまたね☆」


 二人はそう言って私を置き去りにして捨てやがった。


 ぶん殴りたい、そうだアヤせんせ!


 私は振り向いた頃にはもう帰っていた。

 

 人間不信になりそ、私は仕方なくトボトボ肩を落としながら一人人数集めをする羽目になった。


 アニメや漫画なら色んな出会いが颯爽と起きて主人公が必死に説得するなり頑張ったお陰で強力な仲間が手に入るんだけどその役が私なので凄いことなんか起きる訳なく取り敢えず二人に相談するか。


☆★☆★ グラウンド


 ウチのグラウンドはまあまあ広く、埋め立て地としては一番広いかな?社会進出を豪語してる割にはまちまちな人間しか排出されて無いのに費用が勿体ないよね。


 私は多分陸上部が活動する場所まで歩くと走り込みをする生徒達を避けて通る。


「今時ブルマですか・・・動きやすいに女の子しかいないから推奨されてるんだろうけど・・・ちょっと色気強いな」


 私はミニスカートとスパッツを合わせた今時のカッコ可愛いものだけど体育系はソッチの方が動きやすいのかも?


 二人を探して見ると二人共珍しくブルマだ。


「二人共ブルマなんだね?いつもの体育服じゃないの?」


 それを聞かれた二人は可愛いからとの理由で穿いてるみたい。


 確かウチって三種類あって、ショートズボン、スカート、ブルマでどれもデザイン良しで可愛いんだ。


 二人も似合ってて可愛いよとグッドすると二人揃って赤面してハイタッチした。


「せ、先輩!私のボディーラインどうですか!?」


「ユカリちゃん!ブルマどこか変になってない?」


 二人にせがまれても一つしかないので順番に見ると改めて二人共スタイルいいね。


「あ、そうだ!二人に聞きたい事があるんだけど時間・・・」


「あるよ「あります」!!」


 二人に部活の件を話そうと場所を変えることにしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ