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3話 やらない後悔より...

希望の花を君に第3話です。

楽しんでみていってください!!

この間の倒れたあとに抱いていた違和感を俺はずっと突き止めようとしていた。

1つ目の違和感は魔力が枯渇していあのにも関わらず通常より精度が高く威力の強い魔法を直前まで使えていたこと。2つ目の違和感は体の熱さはたしかにあったが体調不良時の熱ぽさっはなかったことだ。そして最後に通常魔法を使うときは詠唱をしなければならないのだが、あのときの俺は詠唱なしでも魔法が使えていたこと。

しかしあれからこれらの違和感と同じことが起こらない。

そんな考え事をしていたら何やらエスナータ全体がうるさい。そして何やら焦げ臭い。

俺は嫌な予感がし物置部屋から軽めの箱を持って来てから

部屋の窓を開けた。外を見ていると三軒先の家から黒煙が登っている。

(これはまずい火事だ...!!)

この世界では魔法で火を出して使うので、威力をコントロールすることのできない小さい子や文字が読めるようになった子どもたちが、ふざけ半分で使って火事や事故につながることが他の地域では少なくはないらしい。俺も魔法を使い始めるときにスターチに火などの魔法は大きくなってから使いなさいと教えられたのはそういうことだろう。

そう考えていたらアナスとスターチが部屋に入ってきてものすごく焦った様子で家から全員で出た。

とりあえず家からは脱出できた。3軒先とはいえども延焼の危険があり危ないものは危なかったからだ。

だがこれは俺の家や間にあった3軒の家だけで済む話ではなかった。なぜならエスターナは1軒1軒

の住宅がものすごい間隔で連なっているからだ。このままではエスターナ自体が危うい。エスターナの住民たちはこういうことがあまりなかったので初めてと言っていいことにパニックを起こしていた。火事が広がる前に根本の家を火事を抑えれる威力の水魔法で抑えなければならないのだが...本で見たことがある...火事を抑えるためには”聖級”以上の魔力がないと抑えれないと...そこでスターチが大きな声で「上級の魔法を使える方はいらっしゃいませんか!!私が上級の魔法を使えますのであと一人でもいらっしゃれば消せるかもしれません!」たしかにそれなら消せるかもしれない。だが...

『・・・・・』誰も手が上がらない。それはそうだ普通の人たちは魔法が使えるとはいえ初級よくても中級までの魔法しか使えないからだ。初級の魔法が束になったところで火事には敵わないそれはこの場にいる全員が考えていたことだ。”絶望”その二文字が今の状況にはお似合いである。絶体絶命の状況で怯えているのか、はたまたスリルが気持ち良すぎて興奮しているのか何やら体が熱い

この感じ”あの時”とおんなじだ!あの時と同じならまた高威力の魔法が使えるかもしれない...

でもきっと無駄だ。俺が出せる威力なんてたかが中級このままみんな一酸化炭素中毒でおしまいだな...

その瞬間前世の俺が死ぬ直前に考えていたことが頭をよぎった。

(もう一回人生をやり直せるなら俺も苦労したいな...)

(そうだ!これは神様が俺にくれたチャンスかも知れない...何を簡単にチャンスを終わらせようとしているんだよ...!苦労するって決めたじゃないか...よしやれることは全部やろうまだギリギリ1軒しか燃えていない!チャンスは3回といったところだろう...やろう...!!)

「おかあさんやりましょう...僕が手伝います!」

「マーリ...?でもあなただけじゃ無理よ!だってあなたまだ5

歳よ?!せめてあと5人はいないと...」

『それでも!俺は諦めたくないんです!やらなくて後悔するよりやったほうが...!いいです!』

「マーリ...わかったわやりましょう」

(チャンスは3回。1回目は空振ってもいい2回目・3回目には魔力の全部を使い切る勢いで打とう)

スターチの掛け声とともに2人の詠唱が始まる。

『命の水源より清らかな水よこの手に集え!流水砲!《ウォーターキャノン》』

だがさっきの予想は大いにきっと火事のときの温度に慣れていなく体が熱くなっていたのだろう。

そして1回目は失敗

2回目もスターチの掛け声とともに詠唱が始まる

『命の水源より清らかな水よこの手に集え!流水砲!《ウォーターキャノン》』

2回目よりかは効いてる気はするが一向に火は収まらない

最後の3回目も同様にスターチの掛け声とともに最後の詠唱が始まる

その場にいる全員が強く手を握った...

『命の水源より清らかな水よこの手に集え!!!流水砲!!!《ウォーターキャノン》』

結果は火の威力が一瞬弱まり、時が止まったように感じたが今はもう燃えたぎっている...

スターチは魔力がつきその場に意識はあるが倒れ込んだ今度こそ絶体絶命...

でも俺は諦めたくなかった。だから自分の魔力が枯渇するまで打ち続けた。

最後の詠唱だ。これが成功しなかったら多分というか絶対みんな終わりだ。

緊張で”心拍数が上がり”そして”体も熱くなり”俺は「くっそ!頼む!収まれぇぇぇぇぇ」と”詠唱もなし”に前世の自我を出しながら最後の魔法を放った。

放たれた魔法は”スターチと合わしたときよりも威力の高いものだと感じた”そして空中にはものすごい勢いで放たれた、大量の水が浮かび上がっていた。その5秒後浮かび上がった水は燃え盛っている家に落ちた。家の火は完全に鎮火され延焼もせずに済んだ。俺はその安堵感からその場に倒れ込んだ。

=======

数時間後俺は近くの医療機関のようなところで眠っていた

(俺は...そうか火事の時に魔力使い切って倒れてたのか...こりゃスターチにまた怒られるな笑)

そんなことを考えていたら隣の部屋から話し声が聞こえる。

(この声はスターチと誰だろうか、病院の方か?

「先生!それはホントですか...?」

「はい、マーリさんは真覚者ウィキンドパースンの可能性が高いです」

=========




希望の花を君に第3話どうだったでしょうか?

正直僕は第3話を早く書きたくて仕方なかったです...笑

次回第4話も明日投稿させていただきます!

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