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短編ホラー

残飯処理

作者: こたろう

コンビニで弁当等の残飯廃棄している男性がいる。

その日もコンビニ裏のゴミ箱に残飯を捨てようとしたら、髪の長い小汚い女性が立っていた。顔は髪で隠れて見えない。

男性はそれを無視をして、残飯を捨てたが、女性が豹変して、捨てた残飯を素手で貪り食う。

男性は気味が悪くなり、コンビニに戻る。そして、次の日もその次の日も女性がおり、残飯を貪り食っていた。

別の日、その日は珍しく弁当等は完売し、残飯なしだった。だが、男性は女性のことが気になり、コンビニ裏に行った。

残念なことに女性はいつものように立っていた。

男性が「その、今日はないんです、残飯」と震え声で言うと、突然女性が男性に近づき、腕を思いっきり噛み付いた。

男性は痛がり、引き剥がそうとするが、中々離さない。

強い力で思いっきり突き飛ばして、やっとの事で引き剥がしたら、腕に激痛が。噛みつかれた所の肉がえぐれている。

女性は口元が血だらけでくちゃくちゃと音を鳴らし咀嚼していた。

男性が腕を押さえながら、その場に座り込み、逃げようとするが、女性が近づいてきて、この世のものとは思えない声で、「お前、美味しいな…」

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