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座学は難しいです!

今日はついに学園入試の当日。ゴウとヒョウの二人は試験会場まで来ていた。

 

「へー。王都ってのは人が多いんだなー。」


 「コガネさんの言ったとおりだね。」


コガネとは簡単に言えば偉い十人のうちの一人である。

 

「いつ来ても人間臭いっすねここは。」


そういったのはコガネだった。案内役としてきているが言わばお目付け役だ。少し暗めの金髪をした少女は鼻を抑えながら言った。

 

「あんまり王都は好きじゃないっす。」


文句を言いながらも彼女は、兄上の頼みだから我慢っす!と息巻き二人を学園まで送ったコガネは、仕事があるからとそそくさと去っていった。二人は手を振って試験会場に走った。


 「さっさと終わらせようぜ」


 「ああ」


といった二人は好奇心にあふれていた。


場所が変わって試験会場の中

 

「なあアリス二人はもうついてるよな?」

 

「ええ。もう到着しているはずです。」


そう話していたのはバアルとアリスだった。バアルは話し方をしっかり治していた。あのような話し方だと目立つとアオボシに言われたのである。二人が雑談しているとそこに試験官がやってきて

 

「おい!もう試験が始まるぞ!静かにしろ!」


と二人を叱った。その試験管を見てバアルがすごい顔になった。アリスとの話をさえぎったのが癇に障ったのだろう今にも何か言いそうだったが

 

「申し訳ありません。」


とアリスがバアルを止めてそう言った。試験官は分かればいいと言って前に戻った。


「それでは今から座学の試験を始める時間は五十分!それでははじめ!」


一斉に受験生がペンを持ったある一人を除いて・・・その一人とはバアルである。バアルはこう思っていた。あれ?教科書のと違うぞ?と、頭をかくバアルを見てアリスが念話を使い

 

「わからなければ私が教えますよ?」


とバアルに助け舟を出した。そんなアリスに今にも抱き着きそうだったがぐっとこらえて答えを聞いていった。




「そこまで!!」


試験官の合図がかかった。皆が一斉にペンを置いた。試験が終わるとバアルが

 

「二人に会いたいな」


と、アリスに言ったがアリスが

 

「気持ちは分かりますが二人には秘密できてますしそれはだめですね」


きっぱりとダメと言われたバアルはしょんぼりとした。

 

「それに入学するために姿も若くしていますし魔力も九割方預けてきているのでそもそも気付くことはないでしょう。」

 

「それもそうか」


そうはいったが一割といっても人で言うSランク級冒険者並みなので感がいい奴は強いということは分かってしまうレベルだった。

 

「あとは楽だからいいな」


 「ええ。少し運動するだけですからね。」


二人はそういいながら学園内の闘技場に向かった。


 「試験の模擬戦闘の相手はくじで決める。各々もう引いたと思うので今から組み合わせを発表する。」


そういった試験官がスクリーンに出したのは予想外の結果だった。


 「第一回戦!バアル対アリス!」


試験官がそう口にするとバアルとアリスは同時ににやりと笑い戦闘場所に入った。

急に登場人物が増えます分かりにくかったらすいません

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