魔神王さんは学園にいきたい
みにくいですが暇つぶしだと思ってみてくれると幸いです・・・。
「おい、ゴウとヒョウお主ら学園とやらにかよってこい。」
と、玉座に座りながら魔神王バアルは言った。
「え?」
二人の声が同時に玉座の間に響く。だが、二人の反応がわかっていたかのようにバアルの横に座っていた、バアルの妻アリスがこう言った
「まあ、当然の反応でしょう、今まで森に狩りに行ったりしかしてきていないのに急に学園に通えと言われても何が何だか分かりませんよね・・・」
苦笑しながらアリスは言った。続けて、
「バアルの説明不足でもあります。」
と、言い終えるとアリスはため息をつきながら
「あなたたちに教養を身に着けてもらいたかったので私が母として提案したのでこういうことになっています。」
という母の言葉に二人はやっと事のいきさつと状況を理解した。そして二人はこれは面倒なパターンだと口にはしなかったが強く思った。
次の日の朝、バアルは悩んでいた。息子と娘に学園とやらに行けと言ったはいいものの自分もあまりよく知らないのだ。学園とは何か戦場?いやアリスが提案したのだそういった場所ではないのだろう。
「解せぬ」気が付けばそう口にしていた。その言葉を聞いたアリスが不思議そうに
「どうかしたのか?」
と声をかけてきた。バアルはここでも悩む。言ってもいいのだろうか・・・などと考えている間にアリスが見透かしたかのように
「どうせバアルのことだから学園が何かわからず戦場か何かだと思っているんだろう?」
バアルの体が反応するそして「自分もいってみたい」二人の声がかさなった。自然と笑いがこみ上げてくる。うれしそうに笑う二人の顔は何やら黒い笑顔のようにも見えた。
「何年たってもあなたたちは変わりませんね」
苦笑しながら一人の男が青い髪を揺らしながら入ってきた。
「アオボシちょうどいいところに来ましたね。今から二人に勉強を教えてきてください。魔神領一の優れた頭脳の持ち主のあなたでしたら簡単でしょう?」
とまるで煽るかのようにアリスは言った。私がここに来るにも計算済みですかと言いたげな顔をしながらも
「了解しました。」
とだけ言葉を残し部屋から去っていった。
「誰が一番かわからんな」とバアルが言うが「私は少し感が働くだけです・・。」
というアリスの言葉に可愛いという言葉しか出なかった。
それを聞いていたアオボシは、
「何千年たってもおあついですねえ」とあきれながら生徒が待つ部屋に向かった。
どうも初めまして読んでいただきありがとうございます。みにくかったとおもいます。今回だけは趣味での投稿なので許してください( ^ω^)・・・本当に申し訳ないです。次回があれば改善していきます!