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猛焔滅斬の碧刃龍  作者: GHOST
1章【暗黒討伐編】
212/212

第197話・その先へ

「❨龍穿拳(リグムログ二ル)❩──!!」


 肉薄。セラフが強襲を仕掛けた。

 手で銃を模し、その銃身である人差し指と中指を少しばかり曲げた様な、独特な握りの拳。

 先程の❨龍崩勁(リグムネルロン)❩と同様に、金・赤・蒼の三色の輝きを伴ってそれは突き出される。

 高速かつ連続。肉体の急所を一直線に捉える打撃が、暴雨が如く銀竜を覆った。

 しかし動じず、セラフの猛攻を受け流す銀竜は素早く視線を移動させる。

 真横からもう一体のセラフが駆けてくるのを確認し、余裕を持って迎撃に備えた。

 

「❨龍砕脚(リグムシャンテオ)❩!!」


 疾駆(しっく)を活かした、鋭い後ろ回し蹴り。

 薙ぎ払われるセラフの右脚を、銀竜は尻尾を巻き付ける事で強制停止させる。──が、それが仇となった。

 右脚を拘束されたセラフが、その脚を大きく振る事で銀竜の体勢を崩したのだ。

 尻尾を強く巻き付けていた事で、即座に拘束が解けない点を逆に利用されたのである。

 そして、それに乗じた正面のセラフが攻めに動いた。


──ドドドドッッ!!


 四連撃。❨龍穿拳(リグムログニル)❩が銀竜の左脇腹を駆け登る。

 負傷箇所を的確に撃ち抜く打撃に、銀竜は歯茎から血を吹きよろめいた。

 その隙を見逃さず、尻尾の拘束を振り解いたセラフが銀竜の鼻っ面に左膝を打ち込む。

 だが銀竜は冷静に見極め、直撃はしつつも受けた衝撃に極力逆らわない事で威力を散らしてみせる。

 更にはそのまま宙返りを行い、尻尾の先端でセラフの顔面を打ち叩いた。


「ぐッ⋯⋯!!」


 バチン! と強烈な打叩音(だこうおん)が響き、セラフが倒れ込む。

 すかさず追撃に動く銀竜だが、もう一体のセラフが行く手を阻む様に❨龍穿拳(リグムログニル)❩を繰り出した。


「おっと、」


 後ろに飛び跳ね、銀竜は攻撃を回避する。

 この時、セラフには“一筋の違和感”が走ったが、銀竜の次の一手を察知した事でそれの思案は中断する結果となった。

 

「ふ──ッ!!」


 『不知火(しらぬい)』による超加速を右肘に乗せ、銀竜が突撃する。

 向かい合うセラフは、目を僅かに見開いて小さく息を吸い込んだ。

 全てを見切る必要は無い。攻撃が直線のものである以上は、タイミングさえ掴めてしまえば対処は容易いのだ。

 

「はッッ!!」


 鬼気一声。回し受けにてセラフが銀竜の肘打ちを()なした。

 予想外の軌道変更。驚いた銀竜は、すれ違いざまにセラフのしたり顔を目撃する。

 刹那、突撃の進路上にもう一体のセラフが立ち塞がった。

 こうなっては仕方無いと、銀竜は攻撃目標を進路上のセラフへと変更する。

 『不知火』の射程外ではあるものの、転回と側転を駆使する事で最大限速度を維持した。

 そして攻撃の瞬間。側転直後の体勢から全身を捻り、右拳を勢いよく突き出した。


「はあッ!!」


 拳が直撃し、鈍く乾いた音が響き渡る。

 クロスされたセラフの両腕正面には、五芒星の形に変化し、銀竜の拳を受け止める運命の悲盾(ティアハルオン)の姿があった。


「マジか。防がれると思っ──」

「ふッッ!!」


 畳み掛けるセラフ。

 二度目の“違和感”が訪れる中、動きが止まった銀竜に背後のセラフが肉薄した。


 ──最初の違和感は、()()への追撃を防いだ時であった。

 牽制の為に放った❨龍穿拳(リグムログニル)❩への銀竜の反応が、セラフには奇妙だったのである。


 『おっと』。


 その一言は、❨龍崩勁(リグムネルロン)❩による大ダメージと、それを増長する四連撃を受けた後のものとしては余裕を感じさせた。

 否。そもそもそれ程のダメージがあった中、分身と自身との二人と渡り合っていた事自体が不自然だったのだ。

 そして、先程銀竜が言いかけた台詞⋯⋯。

 どこか余裕がある様な──まるで本当に余裕であるかの様な発言であった。

(ダメージを受けていない⋯⋯。それは有り得無い。これ迄に当てた攻撃は、どれも会心の手応えだった)

 ならば、一体何故──。

 拭えぬ違和感に包まれながら、セラフは銀竜を見据える。

 背後からの攻撃に振り返ろうとする銀竜を、分身を操作して無造作かつ勢いよく押し出した。


「うおっ⋯⋯!?」

「“天将白打(ラン・ツェン)”──!!」


 何事かと振り返りが遅れた銀竜に、セラフは大きく息を吸い込む。

 正面には、分身に押し出された事で体勢が崩れかける銀竜。

 その僅か二歩手前にて踏み込み、セラフは自身の背を銀竜へ向ける。

 それと同時に運命の悲盾(ティアハルオン)から魔力を爆発的に放出する事で、ブースターとして使用。

 瞬時に間合いを潰し、己の全身を一つの砲弾として撃ち込んだ。


「❨劸天星靠(ガオテェンツィオ)❩!!!」


──ドゴォォンッッ!!!


 この戦闘における、最大威力の一撃が命中する。

 一息に加速された肉体を、その身に宿す聖なる慈槍(リロラヌス)の超速再生を前提として衝突させる、❨龍崩勁(リグムネルロン)❩を凌ぐ大技。

 もし仮に人間が天将白打を武術として形式化するとすれば、奥義として扱われるであろう超威力の一撃が──


「ごあッ、痛ッてぇ⋯⋯!!」

「⋯⋯⋯⋯。」


 効いていない。

 吐血は見受けられ、苦悶の表情を浮かべ、『痛い』という言葉は口にしている。

 だが、それだけである。❨龍崩勁(リグムネルロン)❩を打ち込んだ時もそうであったように。

 痛がるだけで、傷を負うだけで、銀竜は致命的なダメージを受けていないのだ。

 それどころか、先程と同様にその場から一歩も動かず衝撃に耐えてみせる余裕すらもある。

 対する此方は、全身が打ち砕けているだ状態だというのに。


「捨て身の一撃、ってワケでも無さそうだが⋯⋯。どうする、続けるか?」

「ハァ、ハァ⋯⋯。当然だ⋯⋯!!」


 もはや、分身体の形成すら難しい消耗。

 それでも尚、天使セラフは銀竜と対峙した。


「──よォし、こうなったらトコトンだな」


 揃えた四本指を煽りつつ、銀竜はフットワークを刻む。

 轟々と猛る蒼炎を前に、セラフは運命の悲盾(ティアハルオン)の形状を変化させた。

 手を覆う様に姿を変える金色の手甲は、やがて握られた拳の正面に伸び始める。


 ──“これ”は、セラフ自身も初めての試みであった。

 彼の神器・運命の悲盾(ティアハルオン)は、あくまでも攻撃を防ぐ為の道具に過ぎない。

 能力の性質を攻撃に転用する事は可能で、実際にセラフも攻撃手段として用いた事実はある。

 だが、この神器が「攻撃の為」の能力は有していないのも、また事実である。


「⋯⋯フッ、懐かしい感覚だな」


 一人呟き、セラフは笑う。

 この瞬間、彼は初めて運命の悲盾(ティアハルオン)を攻撃手段として形状変化させていた。

 正確には、形状変化というより“神器の構築”という表現の方が似つかわしい。

 運命の悲盾(ティアハルオン)を形作るエネルギーを完全分解し、銀竜を倒す武器として組み替える──。

 それは即ち、“初の特化型”であると同時に、“新たな神器”の創造を意味していた。


「⋯⋯❨神器解放❩」


 両手の先に握られた、金色の拳鍔(メリケンサック)

 最新であり、最初であり、セラフ唯一の“殴り合い特化”の神器である。

 そしてこの時。セラフは真大経典の第七章、人の生において重要なものの「七つ目」を思い浮かべていた。


 思いやる「心」。

 事を成す「力」。

 共に育む「愛」。

 弱者への「慈」。

 分け合う「悲」。

 指し示す「嘘」。


 それらは全て、一人一人にあるものである。

 時に「感情」、時に「人間性」、時に「喜怒哀楽」──。

 様々な呼ばれ方をする「それ」は、全てが一人だけでは生まれず、また全てが消える事が無い。

 故に、真大教典の第七章においてセラフは、「それ」を必要とし、ありのままの姿で用いるべき「相手」に焦点を当てた。

 人の生。長く短いその旅路に、セラフが最も重要だと考えたのはただ一つ──。


「“友への言葉(イラキ・ガ・エマオ)”」


 セラフが、静かに構える。

 傷の回復は済んだものの、残っている魔力はごく僅か。

 魔力吸収でのエネルギー補給を行うなど、銀竜が当然許す筈も無い。

 だとすれば、もはや道は一つ。

 ありったけの魔力を身体能力に転換し、速攻での撃破を目指すのみである。

 

「⋯⋯燗筒(かんとう) 紅志(あかし)よ、今一度問う。お前が目指す世界とは一体なんだ?」

「色んな出会いがあって──ってのは、さっきも言ったかな。

 ⋯⋯まぁ欲を言うなら、神や天使とも友人になれる世界が良いかもな」

「そうか。⋯⋯⋯⋯そうか」


 フッと笑い、空を見上げるセラフ。

 宇宙の果てに居るオーガを思い、目の前に立つ銀竜を思い、そして一歩。前へと踏み出した。


「ふんッ!!」


 急加速し、右ストレートを打ち出す。

 真っ直ぐな一撃を銀竜に受け止められるが、加速を止めず突き進む。

 乗り出す様に身体を前進させ、強引に頭突きを放った。


「ぬアァッ!!」


 力強い呼気と共に、銀竜も頭突きを繰り出す。

 重々しい打撃音が響き渡り、周囲に巨大な衝撃波を発生させた。

 額から血飛沫を散らし、セラフが打ち負ける。

 が、即座に踏み留まり、引いた右拳を銀竜へと突き出した。


「うおおあアアーーッッ!!」


 吼える、最強神将。

 その気迫に応じる様に、銀竜も右拳を打ち出した。


──ドゴンッッ!!


 クロスした両腕が、互いの顔面を撃ち抜く。

 訪れる僅かな静寂。──次の瞬間、同時に踏み込んだ両者が拳の連打を開始した。

 回避や防御は考えず、ただひたすらに殴り合い、真正面からド突き合う。

 激しさを増す打撃の応酬は、両者の足元に無数の血の斑点を描いていった。


「おらァッッ!!」

「が⋯⋯っ!!」


 銀竜の強烈なアッパーが炸裂し、セラフが浮き上がる。

 白目を剥くセラフだが、失神寸前で歯を食いしばり、根性で堪えてみせる。

 そして空中で身を捻り、回し蹴りを振り下ろす様に打ち出した。


「はあッッ!!」

「ふぅんッッ!!」


 銀竜が上段回し蹴りを放ち、セラフの蹴りを相殺する。

 ──否。そのままセラフの脚を蹴り払い、空中でバランスを崩させた。

 追撃の左フック肘打ち。顔面に迫るそれを、セラフは黒翼で防御する。

 しかし防ぎ切れず、黒翼をへし折った左肘が勢いそのままに頬に直撃した。


「ぐあッ⋯⋯!!?」


 脳が揺れ、視界が傾く。

 それでも尚 踏み留まり、セラフは再び殴り合いへ持ち込んだ。

 激化する打撃の応酬。その最中、セラフは気付く。

 手数で圧倒的に負けている事実と、銀竜への手応えが薄くなってゆく感覚──。

 此方の疲労度を加味しても、銀竜への手応えの減少率は異常であった。

 だとすると、考えられるのは一つ。

 銀竜の肉体が凄まじい速度で回復しているという、呆れて笑ってしまう様な事態だ。

 しかし、思い返せば辻褄が合う。複数の大技や負傷箇所への追撃を受けて尚、銀竜から余裕が消えなかった理由がそれだとすれば。


「──おあああッッ!!」


 一撃。セラフの鳩尾(みぞおち)を、銀竜の右拳が撃ち抜く。

 身体が抉れる様な痛みに加え、それ以上の倦怠感と疲労感がセラフを襲った。

 地に膝を着いた瞬間に過ぎる、“このまま寝転がれたらどれだけ幸福か”という思考。

 それを執念で振り払い、立ち上がったセラフは血を吹き出しながら天を仰いだ。


「はあ"ッ⋯⋯!! はあ"ッ⋯⋯!!」


 震える両膝を手で抑え、強引に支える。

 ふと目の前を見やると、無傷で此方を見つめる銀竜の姿が。

 情けをかけて追撃しない──という様子でもなく、あくまで「真正面から勝利する」という信条を貫いた姿であった。


「──セラフ、一つ聞いてもいいか?」


 不意に、銀竜が尋ねてくる。

 断る気も起きなかったセラフは、たた溜息をついて話を続けさせた。


「お前は、俺に『理想の世界』を訊いたよな? それで気になったんだが⋯⋯。お前にとっての『それ』というのは、どんなものなんだ?」

「ふん、決まっている。争いの無く、皆が手を取り合い、長閑(のどか)で平和な──それこそ、お前が前に生きていた星の様な世界だ」


 思いのままを口にし、セラフは銀竜を見やる。

 送った称賛の言葉。しかし銀竜の表情は暗く、どこか悲観的なものを含んでいた。


「別に、俺の前世だって平和では無かったよ。世界の何処かでは、紛争とかテロとか⋯⋯戦争はどうかな。今の向こうの様子は分からないけど、まぁ争いは絶えなかったな」

「なに? 何故だ? 強大で邪悪な敵がおらず、文明の進歩も目覚しく、自然豊かな星だっただろう⋯⋯?」

「だからこそ、かな⋯⋯。強大な敵を相手に一致団結する事も無い、文明の進歩と共に武器も進化する、豊かだからこそ人類は増え続け、国や個人の価値観もより多く、その違いも増えたんだと思う」

「⋯⋯⋯⋯そう、か」


 意外さはありつつ、納得もした。

 やはり人類はそうなるのか、と。

 個体数が増えれば、思想や思考に相違が生まれるのは必然であり、その数だけ互いにとっての正義も増える。

 故に、どちらがより正しいかの争いが発生し、収拾が着かなければ激しさは留まる事を知らないのだ。

 だからこそ、その為に“導き手”が必要なのだろう。

 人類が誤った道に進まぬ様に、清らかで正しい道を指し示す者が。


 ──いや、或いはそれも間違いなのかもしれない。

 無理に牽引して導くのではなく、傍らから優しく手を添える様な⋯⋯。

 そう。自らもまた、人類と共に歩んでいくその姿勢こそが、恐らくは天使にとって正解なのだ。

 子どもの手を引く親ではなく、歩幅を揃えて歩む──“友”の様に。


「フッ。今ならば、やり遂げられるかもしれないな⋯⋯」

「ん? 何をだ?」

「⋯⋯紅志。俺は、オーガ様しか知らん。この世界をやり直せる者がいるとすれば、大きな力を持ち、偉大な理想がある者だけだ」


 若しくは、やり直す必要など──。


「俺に⋯⋯もう道は無い。オーガ様の道を阻む者を、排除する道以外はな」

「⋯⋯セラフ」


 息を吸い、セラフが半身に構える。

 最後の一絞り。そして、最大の切り札を切るつもりだった。


「❨神器──“天界突破(オーバードライブ)”❩」


 セラフが、金色のエネルギーを纏う。

 その魔力に当てられ、全ての黒翼が燃える様に消失した。

 嘗て、オーガに絶対の忠誠が無かった頃。神への反逆の為に生み出した力。

 その片鱗が、膨大な魔力の奔流となって解放される。

 宇宙と宇宙、世界と世界の狭間にある『虚無空間』。そこを満たす無尽蔵のエネルギー。

 “神の力”と呼ばれるそれの正しき名は“真理核(アスラ)”、世界そのものを形成する力だ。

 セラフの最終能力は、世界の外側から“真理核(アスラ)”を吸収し、己の肉体を限界突破させるものである。


「う、おおい、なんだそれ!?」


 思わずたじろぐ銀竜。

 それもその筈。今のセラフの総エネルギー量は魔王幹部級に迫り、更に留まる事を知らなかった。

 もはや感知が不可能なセラフのエネルギー量に、銀竜はここで初めて敗北を直感する。⋯⋯が、しかし、


──バギンッッ!!!


 セラフの肉体に、亀裂が生じる。

 それと同時に莫大なエネルギーは霧散し、全身の亀裂をなぞる様に大量の血が繁吹(しぶ)いた。

 既にボロボロに肉体に、強引に巨大なエネルギーを詰め込もうとした結果である。

 許容限界だったのではない。そもそも、天使では無く黒異人(コクト)としての肉体であったセラフにとって、“真理核(アスラ)”は極めて強い猛毒であったのだ。


「こう、なったか⋯⋯」


 静かに呟き、背後に倒れ込む。

 敗北と共に絶命が決定した瞬間。だが、彼の口角は上がっていた。


「せ、セラフ、どういう事だよ、何がどうしたんだ!?」

「ふっ、神の領域に踏み込んだ⋯⋯。そして、その罰を受けた様だ」

「は、はぁ⋯⋯?! ワケ分かんねー事言うな!! おいッ、大丈夫か!?」


 “お前には大丈夫に見えるのか”。

 セラフはそんな冗談を言ったつもりだったが、実際には言葉を発する体力すら残ってはいなかった。


「──紅志、」


 少女の声が、銀竜とセラフの耳に届く。

 その声の先には、真剣な表情のアリアの姿があった。


「アリア!?」

「強大な力を⋯⋯“神の力”を感じた。何があったの?」

「お、俺にもさっぱり⋯⋯。兎に角、アイツを助けてやってくれよ!!」


 銀竜の台詞に、アリアはセラフを見やる。

 以前、焼け落ちた街の中で出会った神将であった。

 損傷具合からして、内側から爆発が起きた様な出来事があったのだろう──。

 思考を巡らせ、アリアはセラフに歩み寄る。

 彼女に続き、銀竜もまたセラフへと駆け寄るのだった。

天将白打は中国語っぽい読みです。雰囲気だけですが。


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