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面談前5.第九回目面談(二〇一七年十一月二十九日)
痛むのは、どこだ? この痛みは、ホンモノか?
ずり落ちそうなTシャツの襟を引き上げる。荒れた肌を引っ搔く。
心が落ち着かない。それなのに、妙な余裕がある。奇妙で変な、そんな感覚。
呆れさせる気しかしない。怒らせてしまう気しかしない。そう思えば思うほどに、心臓が鈍く痛む。
それでも、その結果を招くのは自分の責任だとわかる。この一週間、何もしなかったことを、きっと見抜かれてしまうだろう。誤魔化せるわけがないのだから。
三日前から痛む心臓が、徐々にその痛みを増していく――錯覚。きっと、三日前から続く痛みですらも、幻なのかもしれない。
ああ、行きたくない。でも、逃げるわけにはいかない。逃げればきっと、よりつらくなるだけだから。
痛い。この時間、いつもどこかが痛んでいる気がする。




