06.破砕旋律
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
頭の中に響く旋律。それは昔の出来事。昔あったこと。それが今も頭の中で響き続ける。
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
心が悲鳴を上げる。
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
こころがすりきれていく。
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
ココロガコワレテイク。
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
サイゴノいっせんで壊れない。
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
心はまだ生きている。生き続けている。でもその旋律は頭の中を心の中を掻き乱し響き渡り続ける。鳴り続け鳴り響く旋律の前にそれでもと心は無意識に生き続ける。
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
だから
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
もう
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
いっそのこと
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
壊れてしまいたくて。
「ドン!ドン!ドン!・・・死ね。・・・死ね。・・・死ね。」
コワレテシマエ!