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09.狂月夜

 月光淡い闇夜にそれを見た。青白く光る無数の星屑たち。一面に広がる淡い仄かな輝きにとらわれた。

 月光輝く明夜にそれを見た。雲間から伸びる一条の閃光。広場を照らす強く鋭い一刺しにとらわれた。

 ああ、どこを探せば再び出会えるのだろう。どの月の下で再び出会えるのだろう。

 渇く。渇く。渇く。どこまでも渇く。あの薄暗い月夜に恋い焦がれて。あの明るい月夜に恋い焦がれて。

 この身が焼き焦げ夜を彷徨う亡者と化しても、もう一度だけ下さいと願った。

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