10/39
09.狂月夜
月光淡い闇夜にそれを見た。青白く光る無数の星屑たち。一面に広がる淡い仄かな輝きにとらわれた。
月光輝く明夜にそれを見た。雲間から伸びる一条の閃光。広場を照らす強く鋭い一刺しにとらわれた。
ああ、どこを探せば再び出会えるのだろう。どの月の下で再び出会えるのだろう。
渇く。渇く。渇く。どこまでも渇く。あの薄暗い月夜に恋い焦がれて。あの明るい月夜に恋い焦がれて。
この身が焼き焦げ夜を彷徨う亡者と化しても、もう一度だけ下さいと願った。
月光淡い闇夜にそれを見た。青白く光る無数の星屑たち。一面に広がる淡い仄かな輝きにとらわれた。
月光輝く明夜にそれを見た。雲間から伸びる一条の閃光。広場を照らす強く鋭い一刺しにとらわれた。
ああ、どこを探せば再び出会えるのだろう。どの月の下で再び出会えるのだろう。
渇く。渇く。渇く。どこまでも渇く。あの薄暗い月夜に恋い焦がれて。あの明るい月夜に恋い焦がれて。
この身が焼き焦げ夜を彷徨う亡者と化しても、もう一度だけ下さいと願った。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。