アニヴァーサリー for two years
2年前の3月の夜中
君がくれた言葉に 胸がはずんだ
『あなたのことが好きなんです』
教えてくれたあの日から
私の居場所は君の隣。
今だから言える最低な話
あの頃 私はそこまで君を好きじゃなくて
ただ「好き」って言葉が嬉しくて
簡単な気持ちで返信した。
『私も好きです』
ねぇ それから1年
受験 卒業 文化祭…
春夏秋冬を越えて
君を心から好きになりました
愛に慣れてわがままを言って
それでも そばにいてくれて
『ありがとう』
2年前の中学生の私は
銀縁メガネにくるくるの髪で
優等生ぶって おとなしくって
でもね
君の隣にいる今の感情表現豊かな私は
私でも知らなかった『私』
私がなりたかった 普通の『女の子』に
してくれたのは君なんです
2回の春夏秋冬を越えて
障害がなかったわけじゃない
親に反対されて嘘ついたり
浮気かなって泣いたり
分かり合えない夜も
嫌われたくなくて飲み込んだ言葉も
それでもどうしても君を
『愛してる』
ねぇ こうして2年
何事もない日々の繰り返しでも
君といたから幸せでした
ねぇ こうした2年
私の『好き』は伝わってるのかな
手をつないでも
ハグをしても
キスをしても
満足に伝わり切らないこの愛を
ねぇ これから何年
君と分かつ日々で伝えたいの
『愛してる』
私自身3月9日に2年記念日を迎えました。
実はその記念に書いた詩です。
共感してもらえる部分がわずかにでもあれば
幸いです。