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魔法

「なんだ、にいちゃん。魔法を知らないのか?それはそれは、変なにいちゃんだな。」


おじちゃんは足を叩いて笑いながら俺に魔法の何たるかを教えてくれた。


「まずな、魔法ってのはあらかじめ人間の中にあるんだ。それを魔力とわしらは言っている。普通の人間なら、わしがやったような事しか出来ないね。だが、ごく稀にこの国の魔法騎士団団長様のような莫大な魔力を持って生まれてくる者もいる。」

「魔法ってのは、どうやって使うんですか?」

「簡単さ。思うだけでいい。でも、にいちゃんは魔法を知らなかったんだよな?つーことは、魔力検査も受けてないってことか…」


おじちゃんは悩むように人差し指を頭に付けて回している。


「そうだなぁ。まずはフェリーチェ国の城下で魔力検査を受けてからにしな。本当は生まれてすぐに行うことだが、にいちゃん…苦労してんだな。うっう…」


このおじちゃんは、俺が生まれてすぐに捨てられたとか思っているのか、急に泣き出した。まぁ、合っているんだけど。


「わかりました。フェリーチェ国に行くにはどうすればいいんですか?」

「馬車で行けば半日かかるな。徒歩だと…3日ぐらいはかかるだろう。にいちゃん、手持ちはいくらだい?」

「それが、すっからかんなんですよ。この村で働こうと思ったんだけど…」

「そうかい、徒歩で行くとなると危険だしな。フェリーチェ国に行くには森を通らなくてはならないんだ。」


おじちゃんに世話になるわけにはいかないよな。

俺は決心をついて、おじちゃんに向き直った。


「ありがとうございます。何とか稼いで、フェリーチェ国を目指すことにしました。」


俺はおじちゃんに一礼して、森に足を進めることにする。

スライムぐらいの敵いるかな…。


この時の俺、マジ死ねばいいと思う。

どうして何も持たずにおじちゃんが言っていた危険な森に入ったりしたんだ。


ーーースライムなんて可愛いもの、いるはずが無かった。


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