第七話 "Am I Loved By Her?"
ここはどこだ?目が覚めると、俺はベットの上で寝ていた。
暖かい部屋、上等なベッド、そして、アイバーぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?
「ったく、助けに来たのに、やられるってどういうこと?」
いや、MIAになったのは誰だよ...
「あれ...俺、ブラックに撃たれて...」
「私は銃が暴発して自分の足に当たったのよ。で、運悪く気絶したわけ。ホルスターにしまっといたらまさか太ももの動脈近くにあたって、ソフィアさんに助けてもらったわけよ。」
「ソフィアさん?誰だそれ?」
その時、一人の女が入ってくる。髪はブロンドでつやがかかり、胸周りははさらし(包帯みたいなもの)でまかれている。その上にジージャン。何とも大胆だ。
「GutenMorgen《おはよう!》!目覚めたぁ?そうそう、自己紹介が遅れたわねえ。私の名前はソフィア。医者だから、安心しなさい。まあ、回復するまで数日かかるだろうから、しばらく止まっていきなさい。」
ものすごい気さくっていうか、なんというか...
「そうそう、その銃。名前はなんていうの?」
ソフィアさんが俺の銃を指さしてくる。
「ああ、これはAUGUSTAという銃です...馬鹿みたいな口径の銃ですよ。」
「AUGUSTA!?」
いきなり思いつめたような顔をされる。
「いや、なんでもないわ...単に昔のライフル銃であるAUGUSTUSを思い出しただけよ...」
そこで、アイバーが口を挟んでくる。
「突撃銃AUGUSTUS。魔界初のフルオート射撃が可能なライフル。反政府組織が開発したため、革命の象徴となった...そうですよね?ソフィアさん。」
「そうよ。でも、その銃と酷似してるわよねぇ。AUGUSTUSの銃身切り詰めただけみたいな…まあ、この話は終わりで、朝ご飯にしましょう。」
激しい運動などもできず、することもないのでアイバーと話す。
「で、ブラックに襲われたの?」
さっきも言っただろ...と思いつつ、一応上司だ。
「kick&gunでやられた。ただ、急所は外してた。死ねとは言われたけど、ほんとに殺すつもりだったのか?」
「さあね。気まぐれなんでしょ。Ich bin kein ihm.《私は彼じゃない。》」
「何語だよ。まあ、大丈夫なら安心した。てっきり死んだかと思ったからな。連絡ぐらいよこせ。」
「ちょっと、人を勝手に殺さないでよ!無線が故障したのよ。どうしようもなかったの。」
「で、なんで北海道なんかに来たんだ?」
「ここに来て、手紙を渡すため。その途中で足ぶち抜いてソフィアさんに発見されてここまで運ばれた。ね、結果オーライ!」
横から声が飛んでくる。
「そこのラブラブカップルさん、今日は一緒のベッドで寝るんですかぁ?大丈夫よ、割と大きいから。」
アイバー&俺「寝ません!」
「そんな照れちゃって...じゃあ、決まりね。」
「やめてくださいいいいいいいいいいいいいい!」
そして、夜。結局一緒に寝ることになりました。
寝られるかあああああああああああああ!
かわいい女の子密着して隣で寝てるんだぞぉ?
作者、今回ばかりは許さん!
作者「んなこと言ってるともっとひどくするぞ」
俺「やめろおおおおおおおおおおおおお」
そして、アイバーの寝言。
りゅうが...いひりーべでぃっひ...りーべすとどぅみっひ...
今度はなんだ...?まあ、いいか。
結局一睡もできませんでした。
to be continued....