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Infinite Justice  作者: 32F°大佐
第1章 "Si Vis Pacem, Para Bellum"
14/56

番外編2 "Revolution of Thermidor"

だいぶ元のスクリプトから変えている気が...(笑)

ストックが確認程度のものになっている気が...(笑)

 まったく、京都で軍事衝突があったのに、元帥はなにのんきに酒飲んでるのかしら?そういらいらしながら、元帥の後をついてきて、個室にすごく近いバーで盗聴器を使って会話を盗み聞きしていた。


「いい加減にしてほしいわよね。こんなときに限って龍河はなんかぼけっーとしてるし元帥は酒飲んでるし。こっちだって仕事山ほどあるのに。」

「残業しなければ行けないくせに、ついて行ったのアイバーさんじゃないですか。私は関係ありませんよぉー。責任はあなたにあるんですからね。」

すみれが小声で話す。

「っていったって、おかしいのよね。私は龍河の上官だから、任務を全てチェックする義務があるんだけど、ちょうどいいタイミング...軍事衝突のちょうど同時刻に京都と近辺に任務にいってるのよ。しかもS級極秘任務。おかしくない?S級はまだあいつの階級じゃ受けることすらできないのに。さらに、任務前にわざわざ指令室に行っている。」

「龍河さんは、ただ任務にいく、としか言ってませんでしたよぉ。無駄に重装備していましたけどぉ。」

そのときだった。


「なぜECSを龍河に撃たせた?」


盗聴器から声が聞こえてきた。ECS?たしか、すみれに装備されているはず!

「、ECSって知ってるでしょ。」

「そりゃあ、確かに、そうですけどぉ。核兵器に変わる兵器として、連合国が極秘で開発してると思われるものです。感情を動力とするもので驚異的な破壊力を誇るものですよぅ。でも、制御しにくいから、事故が多発してるんですよ。そのまま使う分にはいいんですけど、変換効率が恐ろしく悪い、むしろ変換できないので兵器として使う以外に使い道はまずないでしょうね。」

「実戦で使用されたことはある?」


「七月革命のとき。種族間戦争の後の魔界崩壊で、記録はあまり残っていませんけど。」

「七月革命って、まだ魔界が存在していたときのことじゃないの!100年ぐらい前のことよ。誰が撃ったか記録は残ってるの?」

「実はですねえ...龍河のひいおじいさんなんですよねえ。」

私は一瞬わけがわからなくなった... 



「PE-001P....(ポウォレードエグゾスケーレットエーステプロートティーぺ)」

また盗聴器から音が聞こえてくる。すみれの顔色が悪くなる。

「英語に訳すと、Powered exoskeleton-first,Prototype、つまり、第一試作パワードスーツとでもいえばいいかな。」

ドイツ語を必死に英語、そして日本語に訳す。

「大丈夫?顔色悪いわよ?

「はい、寝不足で...」

絶対違うなと思ったが、あえて聞かないことにした。


その後も盗聴を続ける。レールガン、のことなど。

ただし、あまりめぼしい情報はない。


最後に"Sei Vorsichtig!"

という声が聞こえた。


できることなら、盗聴されているという意味合いも込めて、

"Be careful!"と言ってやりたい。


...ばれたら死ぬな。

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