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Infinite Justice  作者: 32F°大佐
第1章 "Si Vis Pacem, Para Bellum"
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第九話 "しんたいへんか。"

 糞、アイバー、早く気付いてくれ。あいつなら、打開策を何か知っているはずだ...


一か八か、かなりの魔力を消費してでも発動する価値があるか...

入隊テストの時に発動した、刀を地面に刺して魔法をかけて一気に衝撃波、爆発を起こす技。あの時は魔法の扱い方がわからなかったけど、今ならいけるか。まだ名前は決めてない。名前を決めればいちいち説明しなければならない(作者の)労力を省くことができる。


「零式波動波!」

ものすごく痛いネーム。だが仕方ない。あくまで末期厨二病発症者である作者が書いた小説だ。ここは我慢しよう。


辺り一面俺を中心に、恐ろしい爆発音、そしてフラッシュグレネードのような光。周りの者が吹き飛び、バラバラになる。あの時の比ではない威力だ。


「骨のあるやつが出てきたじゃねえか。おもしれえ...!」

少女、まだ生きてます。あんな爆発を食らい、体中から血を流していて、それでもまだ満面の笑み。効果はあったが、消費した体力に見合うほどではない。


その時、俺の顔を後ろから来た矢がかすめる。

「待たせたわね。」

その声だけで、救われた気分になる。

「目標、手足を変化させる能力を有しています!」

「そいつは身体変化(トランス)よ!」

「トランス?」

相手の攻撃を捌き、弓矢で支援してもらいながら遠い距離での会話だ。はっきりと、わかりにくい言葉を使わずに話すように努める。

「非常にまれなタイプな魔法使いよ!弱点は電気!普通の魔法使いは電気に弱いけど、それ以上に弱いはずよ!電気系の魔法を発動できる人もまれだけど。」

じゃあ、どうする?


待てよ、電気...?

レールガンは、電気を使う。

魔法を電気に変える。そしてそれを推進力として使う。


刀をしまい、素手で戦う。軍で学んだ戦闘術。非常事態以外には使うなと言われた術。

使いようによっては軽く人も殺せる。


相手の動きは早い。だが、付ける隙はある。


「チェストォォォォ!」

みぞおちにグーを一発、相手がうなだれている間にさらに蹴りを入れて、

AUGUSTAをLv.1、レールガンを弾を装填せずにフル充電のみの状態で、銃口を相手の口に押し込む。


そして...引き金を引く。


「ぎゅだsfbjdklfhなlshfごいあ;g!!!!!!!!」

大電流に痺れ、言葉とも取れない獣が発するような言葉を発しながら、少女は白目をむいて倒れる。


「よく、そんなこと思いついたわね。感心するわ。」

アイバーが少女の姿を見ながら、若干引き気味に俺に近づきながら話す。

「おそらく、まだ生きてるわ。早いうちに...移送しましょう。」



相手が少女だったことを、改めて思い、なぜあんな方法で無力化したか後悔した。


だんだん、人としてのまともな思考が薄れてきているのかもしれない。

そうかもしれない...

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