とあるブッタイとヨウキなユウレイ
本編31~33話と34話の真ん中あたり
ゴシュジンがまたひろいモノをした。
テンションのたかい、ナルシストのユウレイだ。しかもカンチガイケイ。
フツウにいきていて、おメにかかることがないブンルイだろ。
ゴシュジン、ホントウにヘンジンのヨビミ……いや、いうまい。
イマサラだ。
ユウレイはゴシュジンがボクジョウヌシだとしって、キキとしてイライをしてきた。
『ユキのハナ』……オレサマもおぼえている。
ゴシュジンのシンユウのジョオウが、サイゴのサイゴでイクセイにシッパイしてのたうちまわっていた。
そのユキのハナをさかせてほしいと、ユウレイはいった。
ホンライならフユ、さむいバショでしかさかないハナ。
だがゴシュジンは、イマ、このマナツにさかせるとセンゲンした。
……ああ。
そのトキ、ゴシュジンはなきそうだった。
そのリユウを、オレサマはしっていた。
――ケッカ。
ゴシュジンはミゴト、ユキのハナをさかせた。
そしてハナをユウレイにみせてから、クウキがぬけたようにねむってしまった。
で、イマ。
ゴシュジンとイヌがねむっているアイダ、レイによってオレサマすぐヨコにおかれていたんだが……。
ナニをおもったのか、ユウレイがこっそりと、オトもなくヘヤにもどってきた。
ユウレイだから、ケハイもないんだな。
イヌがメをさまさないから、タブンそうなんだろう。
って、……おい。
おい。
こ っ ち み ん な。
ゆっくりとベッドにちかづいてきたユウレイのオメアテは、ナゼかオレサマらしかった。
ベッドのマヨコにたどりついたユウレイは、ゴシュジンたちがねているからコエはださないまま、オオゲサなミぶりテぶりでオレサマにナニかをうったえてくる。
あー、なんだ?
ゴシュジンと? イヌが? ひっついてねている?
なんでこれでコイビトドウシじゃないのか? なげかわしい?
……。
…………。
そうだな!
ホントウにな!
エビぞりになってゼツボウをヒョウゲンしていたユウレイが、オレサマのヒョウジョウをみてカオをかがやかせた。
わかってくれるかだって?
わかるとも。こいつら、ホントウにてごわいんだ。
このアイダなんか――……。
ユウレイはどういうわけか、オレサマのヒョウジョウをキヨウによんで、コトバないやりとりはつづいた。
キがつけば、ソトがすこしあかるくなっている。
そろそろイヌがメをさますか……シオドキだな。
もうソトにでたほうがいいぞ。
イヌはへたれのくせに、クチうるさいから。
だが、サイゴにこれだけはつたえたい。
ユウイギなジカンをありがとうよ。
……それから。
しあわせになれるように、いのってるぜ。




