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ヴェルデドラードの日常  作者: 雨根
蝙蝠様の苦労日記
72/74

とあるブッタイとヨウキなユウレイ

本編31~33話と34話の真ん中あたり

 ゴシュジンがまたひろいモノをした。


 テンションのたかい、ナルシストのユウレイだ。しかもカンチガイケイ。


 フツウにいきていて、おメにかかることがないブンルイだろ。


 ゴシュジン、ホントウにヘンジンのヨビミ……いや、いうまい。


 イマサラだ。




 ユウレイはゴシュジンがボクジョウヌシだとしって、キキとしてイライをしてきた。


 『ユキのハナ』……オレサマもおぼえている。


 ゴシュジンのシンユウのジョオウが、サイゴのサイゴでイクセイにシッパイしてのたうちまわっていた。


 そのユキのハナをさかせてほしいと、ユウレイはいった。




 ホンライならフユ、さむいバショでしかさかないハナ。


 だがゴシュジンは、イマ、このマナツにさかせるとセンゲンした。


 ……ああ。


 そのトキ、ゴシュジンはなきそうだった。


 そのリユウを、オレサマはしっていた。




 ――ケッカ。


 ゴシュジンはミゴト、ユキのハナをさかせた。


 そしてハナをユウレイにみせてから、クウキがぬけたようにねむってしまった。




 で、イマ。


 ゴシュジンとイヌがねむっているアイダ、レイによってオレサマすぐヨコにおかれていたんだが……。


 ナニをおもったのか、ユウレイがこっそりと、オトもなくヘヤにもどってきた。


 ユウレイだから、ケハイもないんだな。


 イヌがメをさまさないから、タブンそうなんだろう。




 って、……おい。


 おい。


 こ っ ち み ん な。




 ゆっくりとベッドにちかづいてきたユウレイのオメアテは、ナゼかオレサマらしかった。


 ベッドのマヨコにたどりついたユウレイは、ゴシュジンたちがねているからコエはださないまま、オオゲサなミぶりテぶりでオレサマにナニかをうったえてくる。


 あー、なんだ?


 ゴシュジンと? イヌが? ひっついてねている?


 なんでこれでコイビトドウシじゃないのか? なげかわしい?


 ……。


 …………。


 そうだな!


 ホントウにな!


 エビぞりになってゼツボウをヒョウゲンしていたユウレイが、オレサマのヒョウジョウをみてカオをかがやかせた。


 わかってくれるかだって?


 わかるとも。こいつら、ホントウにてごわいんだ。


 このアイダなんか――……。




 ユウレイはどういうわけか、オレサマのヒョウジョウをキヨウによんで、コトバないやりとりはつづいた。


 キがつけば、ソトがすこしあかるくなっている。


 そろそろイヌがメをさますか……シオドキだな。


 もうソトにでたほうがいいぞ。


 イヌはへたれのくせに、クチうるさいから。


 だが、サイゴにこれだけはつたえたい。


 ユウイギなジカンをありがとうよ。




 ……それから。


 しあわせになれるように、いのってるぜ。

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