とあるブッタイのアキラメ
本編28話、29話とちょっとくらい
デシたちのシュギョウがはじまった。
オンナたちはゴシュジンが、ヤローどもはイヌが、それぞれタントウしている。
しかしゴシュジンのホウはともかく、イヌのホウはダイジョウブか?
うっかりサツガイとかないか? ホントウにダイジョウブか?
オレサマ、フアンなんだが。
ころしそうになったら…………うむ、つかわれてないオノがあった。
これでもはきだして、とめてやるかな。
……おお、テカゲンってコトバをしってたんだな、イヌ。
なんかジャッカンあぶないコウケイなんだが……ジョオウサマとかかんがえてるだろ、ゴシュジン。
エダがムチにみえるとか、かんがえてるよな?
――ドウカンだ。
イヌも、もうすこしオトコらしくしないと、そのうちジョソウさせられるぞ。
もっと、こう。タイドでだな。ゴシュジンをふりまわすくらいのキガイでだな。
……ムリか。
さて。
どうやらデシたちのナカにも、ハカアナをほるのがシュミというヤツがいるらしい。
マヌケだ。
ゴシュジンとイヌ。どっちがつよいとか、いいだしやがった。
バカだな、マヌケ。そんなのショウブになるはずないだろ?
こいつらが、おたがいをコウゲキなんて、できるわけない。
それなのに……ああああ、バカ、イヌ。なんてことを。
あー……あーあ。
ゴシュジン、ホンキでおこってるな。
フダンとかわらないようにみえて、ソウトウおこってる。
これはなぁ、さすがのオレサマもテはだせない。
ほら、イヌ。よくゴシュジンをみろ。わかりやすいだろ。
はやくきづけ。
オレサマだってな、テをだしたらいけないトキくらいは、おとなしくしているんだぜ。
コンカイのこれは、チワゲンカでも、おたがいのニンシキをあらためるウエで、ちょっとジュウヨウだったしな。
――だが。
それでもイマ、オレサマはすこしコウカイしている。
ホントウは、オレサマはコウカイなんてきらいなんだ。オトコらしくないからな。
でも、これはなかなかつらい。
ナカなおりアト、めずらしくもイヌのしかえしがセイコウした。
イヌにだきかかえられて、なでられたり、すりよられたり、あらゆるシュダンでなつかれているゴシュジンは、しんだサカナのメをしている。
シュウシンマエでマクラのヨコにおかれているオレサマには、ゴシュジンとイヌのヨウスがよくみえるわけだ。
つまりトクトウセキ。ゼンッゼンうれしくないが。
しかしこれは、イヌがシュドウケンをにぎったことをよろこんでやるべきか?
……そうだよな。どうせすぐ、ケイセイギャクテンするだろうし。
みじかいテンカくらい、いわってやるべきなんだよな。
……うむ。
とりあえず、ふせておけばみなくてすむ。
タショウなりとも、うごけるようにクンレンしていてよかったぜ。




