とあるブッタイのケイカク
本編25話と26話の間の夜のこと
ゴシュジンがニワトリゴヤにはいったトキ、イヌはカベギワですわっていた。
カベにもたれかかって、メをとじている。
こいつねたふりか。どんだけわかりやすいんだ。
ゴシュジンもきづいているようだしな。
ゴシュジンはトクにケイカイもせず、イヌにちかづいて、トナリにコシをおろした。
それから……む、このカクドだとうまくみえないな。
ナニやらカオをちかづけているみたいだが…………うおっ、イヌがキュウにとびあがったぞ。
なんだ? ゴシュジン、ナニをした?
あー、ミミをおさえてるな。ナミダメで。
イキでもふきかけたのか? かんだのか? なめたのか?
なんでもいいが、おまえらもうナカミ、コウカンしろよ。マジで。
そのほうが、ハナシがまとまりやすいとおもうぜ。
イヌはオトメだし、ゴシュジンはムダにオトコらしいっつーかな。
カオまっかでナミダメでコウギしてるイヌを、わらいながらかわすこのタイド。このヨユウ。
コムスメのくせに、なんだこのカッコよさ。
あ、でもなぁイヌ。しってるか?
ゴシュジンみたいなヤツは、せめるのはよくても、せめられるのはニガテなんだぜ。
ちょっとつついてみろよ。おもしろいかもしれん。
……って、ムリだよなぁ。
イヌだし。そんなカイショウないよな。
そうこうしているうちに、ゴシュジンがうごいた。
イヌのアシのアイダにおさまって、セナカをあずけてイスがわりにした。
そのタイセイから、イヌのカオにテをのばしたりして……なぁ、ゴシュジンよ。
そのテレンテクダはイッタイどこでおぼえてきたんだ?
はぁ。オレサマもいいカゲンにツッコミつかれてきたぜ。
オレサマがしゃべれたら、ここでスバッと、ゴシュジンのバクダンハツゲンについてゲンキュウしてやるんだけどな。
あのトキ、オレサマはダツイジョのナカだったが、しっかりきいていたんだぜ。
あと、イヌとデシどものカイワもな。
イヌはヘタレだから、ゴシュジンにチョクセツといただすことなんてできんだろうし。
ほら。すこしかまわれただけで、もうキゲンよくゴシュジンにだきついてやがる。
メサキのエサにムチュウとか、どんだけイヌなんだよ。
トキドキ、ゴシュジンをだましてみたりするんだが……いっつもあれでやってりゃいいのに。
ふん。まぁ、いい。
イマはセイゼイいちゃついていろ。
イヌとちがって、オレサマはコウジョウシンがあるから、ケイカクがジツゲンするヒもちかい。
そうやってノンキにしていられるのもイマのうちだからな!




