硬派に何が必要か?
第6章 硬派の人
次の人はとても硬派の人。事実上、こんなに硬派で筋金入りの硬派はいないと有名である。その硬派の人は言った。「自分が困っているのは、周りのムードに甘んじて、自分の信念をまげてまで、周りにちやほやされにいく人間の程の中身に何があるだろうとやきもきしてしまうところだ。幾分自分が硬派にできているためか、自分には到底できっこない、軟派な考えが受け入れきれなくて、自分にむしゃくしゃしてしまうんですよ。」占いネコははいった、「大体、人気を評してもらえている人は軟派な考えのひとが多いニャ。それはまぎれもない事実ニャ。硬派の人はそれに嫉妬とか羨みでもなく、自分らしさに浸っているしか出来ないニャ、軟派の人はそれがないニャ、ゆえに性格上誰とでも親しみやすいニャ。時間とともにぶりかしてくる、自分らしさの振り返りにあんまり勇んで踏ん張っていると、自分が講じた自分の鋼の剣のような貫きを相手に与えてしまうにゃ、つまり、反論や言い返しが出来ない状況に追い込んでしまうニャ。」といった。硬派の人は、「だから、自分がひきつる笑いしかできない、なんだかギクシャクした気持ちになっていたんですね。
」と答えた。今度は軟派になったあの人を見てみたいなと、占いネコは思ったそうだ。




