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占いネコ  作者: 竹内 昴


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不合理な人の理屈とはなにか?

第10章 不合理な人


今度は、不合理な人の相談だった。占いネコは言った。「私に言いたいことがあればどうぞにゃ」。不合理な人は言った。「自分に合点のきかない話が合ってきたのだが、ある人が言うのだ、自分に自信がある君に私の案外上手なスタンスの持ち方を見習えとは言わんが、しっかりと2本の足に根を生やして、うまく幹を育てる、合理的な生き方を示して上げたいのだ。まずもって君という人は、自分の親や今の自分のルーツでさえ、あてにならんとわめくほどの、行き場所の無い暮らしの苦労をいとわんと、必死に頑張るがな、所詮は己の信じる人の見に照準をあわせて、頼っていけばいいのだよと彼が言うのだが、私はな、結構な苦労人でな・・。しからば案外とばっちりのような事件でも取り合えず、心と体許す限り つきあってみようとしてしまうのだ。そこに、私なりの苦労の結晶があり、人と繋がってられるのだといいんだが、どちらがただしいだろうか?」。占いネコはいった。「とうもかくにも、お互いが自分の主張を相手に張り巡らしている状態に、先入観やいたずらな画策があってはならんというか、遊びこころが全くないニャ。おたがいのセンスがひっきりなしにじぶんを優位に立たせるべきか終始 にらみ合っているような気がするニャ。もっと、こころを上手く自分以外の人にも活用すべきにゃん。」。不合理な人はいった。「あなたの言うセンスとか遊びなんてこれっぽっちもいらないんですよ、特にアンバランスな言葉の罠にかかる前に、自分としてれっきとして、がんばっている自分に何かが来ることに、喜びを感じてる自分が好きなんだと言いたい。」。占いネコは答えた。

「自分が好きということにおいて、言葉の中身に言及すべき計らいのような心の向き不向きに合理不合理あってはならないと思うニャ。全部が自分の不始末か・・あるいは損得の問題により、相手を蹴落とすことにもなりかねないからかもしれないにゃん、とにかく調和が一番バランス的にいいと思うがニャ。」

しらバックレた不合理な人の態度がゆめゆめそうも思うまいとした仮の形でも人はなんなりと生きていると思えたのだった。

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