表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
121/123

第二部59話── 黒将、最終段階。黒石初代の影

【霧谷・黒裂の前】


 霧谷の中心に、

 “黒い門”のような裂け目がゆらりと揺れ続ける。


 その奥から響く声は、

 世界そのものを震わせるようだった。


【……聞こえるか、白石の小童……】


タク「初代……ッ……!」


悠真「声だけで空気が重くなるって、どんな化け物だよ……!」


ソフィア「……これは精神干渉じゃない。

     直接、理が押し寄せてきてる……!」


キャス「お兄ちゃん……私、怖くないよ。

    みんながいるから……」


タク「……ああ。行く。四人でな。」


 


───────────────────────────────


黒裂こくれつが“脈打つ”】


 黒い門は、まるで呼吸するように

 収縮と拡張を繰り返していた。


ソフィア

「これ……“向こう側”と繋がってる……

 あの気配……完全に異界……!」


悠真

「初代、完全に干渉してきやがったか……!」


タク

「来るぞ。構えろ。」


 


しかし──

その瞬間。


 


【霧谷の地面が“裏返る”】


 地面が波打ち、

 霧の粒子が逆流するように天に昇る。


キャス

「っ……!? 霧が……逆さ……?」


ソフィア

「違う!!位相が反転してる!!

 黒石初代が空間を“裏側”にしてる!!」


悠真

「来るぞッ!!」


 


───────────────────────────────


【黒将──最終段階顕現】


 黒い裂け目から“腕”が伸びた。


 いや──

 それは黒石初代本人ではない。


 黒将の抜け殻を

 初代が“理の糸”で操り、

 異界側から引きずり戻した

 最終形態の黒将だった。


黒将

「……グォォォォォォ!!!!!」


 第三段階の黒鎧が

 “さらに濃く、硬質に凝縮”されている。


タク

「まだ動けたのかよ……!!」


ソフィア

「初代が……完全に操ってる……!!

 これはもう黒将じゃない……

 “黒石初代の腕”そのもの……!」


 


───────────────────────────────


【初代の声が四人へ“命令”を下す】


【……白石の子よ。

 わしを越えられると言うのなら……

 この“影”を越えてみせよ……】


タク

「試す気か……ッ!!」


【越えられぬならば死ね。

 それだけよ。】


悠真

「殺す気満々じゃねぇかよ、クソ初代!!」


キャス

「お兄ちゃん守る……絶対……!!」


ソフィア

「来るわ……!!」


 


───────────────────────────────


【黒将(最終)──四人を狙い撃ち】


 黒将が吼えた。


黒将

「ォォォォアアアアアアア!!!!!」


 大気が震え、霧谷全域に

 “黒炎核”が散布される。


悠真

「また散弾か!!」


ソフィア

「違う──今回は“誘導付き”!!

 核が……四人を追ってきてる!!」


キャス

「走っても来る……ッ!!」


タク

「なら……斬り開く!!

 行くぞ!!」


 


───────────────────────────────


【四人の“全開”がぶつかる】


タク

「蒼光──《裂・奔・斬》!!」


悠真

「蒼炎──《衝・天・轟》!!」


ソフィア

「光盾──《ライトフォート》!!」


キャス

「跳ぶ!! 前へ!!」


 四人の攻撃と補助が重なり、

 誘導核を相殺しながら前へ進む。


 だが──


ソフィア

「まだ来る!!

 誘導核、第二波!!」


悠真

「しつけぇぞテメェ!!!」


 


───────────────────────────────


【黒将の“反位相拳はんいそうけん”】


 黒将が腕を振る。


 その一撃は

 “空間の裏側”から襲いかかる一撃。


キャス

「お兄ちゃん!!後ろから!!」


タク

「わかってる!!」


 タクは振り返らず、

 蒼光を背中に出して受け流す。


ギンッ!!


 刀と黒将の拳がぶつかり──

 タクは吹き飛ばされる。


ソフィア

「タク!!」


悠真

「無茶すんな……ッ!!」


タク

「ッ……大丈夫だ。

 まだ折れてねぇ……!」


 


───────────────────────────────


【黒裂が再び震える】


ソフィア

「あれ……まずい……

 あの黒裂、本格的に開き始めた……!」


悠真

「初代が出てくるってことか!!?」


キャス

「やだ……あれ来たら……死ぬ……!」


タク

「……来る前に……倒すしかねぇ!!

 黒将最終、ここで止める!!!」


四人

「「「「行くぞッ!!!」」」」


 


───────────────────────────────

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ