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第二部42話── 四人の連携、完全覚醒。霧谷・黒影群討伐**

【霧谷──黒霧渦の外縁】


 渦巻く黒霧の奥から、

 濃度の高い“黒の残滓”が複数、姿を現した。


 人影のようで、人ではない。

 声にならない呻き声が空気を震わせる。


黒影「……ァ……アァ……ァァァ……」


 タクは刀を構え、静かに息を吐いた。


(強い……けど──

 四人なら、絶対に勝てる)


 


──────────────────────────────


【タク──蒼光水の一閃】


タク「――“蒼光水・裂波”!!」


 青白い奔流が刀身から溢れ、

 地を這うように黒影へ突き進む。


スパァァァーーン!!


 光が水流を裂き、

 残滓の体を“根元から水平に”真っ二つにした。


ソフィア「タクの理が……前より滑らか!」


悠真「いや、滑らかどころか速すぎる……!」


 


──────────────────────────────


【ソフィア──光魔法の完全補助】


ソフィアは両手を広げ、

複雑な多層陣を同時展開する。


「“光導補陣ライト・レール”──発動!」


 四つの光の軌道が仲間の足元に伸びる。


タク「っ……身体が軽い!!」


悠真「視界が広がる……!」


キャス「お姉ちゃんすごっ!!」


ソフィア「いまのあんた達は、

 光のレールの上を“加速状態”で戦えるわよ!」


 地面を踏むだけでスピードが跳ね上がる。


 


──────────────────────────────


【悠真──蒼炎奥義・光加算】


 悠真が前へ進み、

 地面を踏み砕く勢いで跳び上がる。


「黒影なんて、まとめて燃やす……!」


(蒼炎……!

 光属性を加算する……!!)


 悠真の拳に青い炎が燃え、

 ソフィアの光がそこに吸い込まれていく。


タク「悠真……まさか──!」


悠真「“蒼炎・光穿衝こうせんしょう”!!」


ドゴォォォォォンッ!!!


 青白い流星のような拳が放たれ、

 黒影が 内部から光に焼かれ弾け飛んだ。


キャス「ひゃあああ!!悠真くん強っ!!」


ソフィア「光を混ぜた……!?

 蒼炎に“光”を合成したのよね!?」


悠真「タクの蒼光水を見たら……

   俺もやれる気がしたんだ。」


タク(こいつ……性格は雑だけど、才能は化け物級だな)


 


──────────────────────────────


【キャス──完全獣化×武器取込み】


キャスの体内から、

獣人特有の金色の“獣気”が爆発する。


キャス「いっくよぉぉ……!!」


ソフィア「キャス!!跳ぶなら光レールを使って!」


キャス「うん!!」


 光のレールに触れた瞬間、

 キャスの身体がふわっと浮き──


ヒュンッ……ドッ!!


 空間を跳ぶような速度で黒影の背後へ。


(……はや!?)


タクですら目を丸くした。


キャス「“獣爪・金牙閃きんがせん”!!」


ザシャァァァーーッ!!


 篭手に吸収されたルーンが光り、

 キャスの爪撃が“光と獣気の合わせ技”になり──

 黒影の胸を一撃で貫いた。


黒影「……ァ……」


 霧が霧散する。


悠真「キャス、お前……戦士じゃねぇか。」


キャス「えへへ……お兄ちゃんがくれた武器、強いよ!!」


タク「キャス……本当に強くなったな。」


 


──────────────────────────────


【四人の“連動攻撃”──完璧】


 残りの黒影が散開し、

 四人を囲もうとする。


ソフィア「タク右!悠真左前!キャス上だよ!!」


キャス「うん!!」


悠真「任せろ!!」


タク「行くぞ!!」


――瞬間。


タクの“蒼光水”が右側を一掃。


悠真の“蒼炎光穿”が左前を焼き切り。


キャスの“金牙閃”が頭上から飛び降りて直撃。


ソフィアの“光導補陣”が四人の軌道を常に最適化。


 


黒影「────」


残滓は……

抵抗する暇すらなかった。


瞬殺。


 


──────────────────────────────


【霧谷外縁──静寂】


 黒霧が嘘みたいに薄れた。


タク「……今の、見たか?」


悠真「見てた。

   四人で動いた時の“速さと威力”が……

   尋常じゃねぇ。」


キャスが跳ねるようにタクへ抱きつく。


キャス「ねぇお兄ちゃん!!

   私たち、めちゃくちゃ強いよ!!」


タク「……ああ。

   想像以上だ。」


ソフィアはにっこり笑い、杖を肩に乗せる。


「うん。

 四人で動くと、むしろ“敵の強さ”が丁度良くなる。」


悠真「この連携なら──

   初代ですら、届くかもしれない。」


タクは刀を握り直す。


(そうだ……

 この四人なら……きっと行ける)


 


こうして、四人は初めて“完全連携”を果たした。

次は──黒霧の渦、その核心へ。


──────────────────────────────

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