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 故郷の王城を攻め滅ぼし父親を国王にした。この国でも東の国でも善政が行われる。

            8  決着



 この国の軍を全滅させて王城に向かった。調査員のような悪意のある役人や貴族、王族の殲滅だ。そんなに人数はいない。それより宝物殿のお宝や金庫のお金、食料やジュエリーなどの没収が先決だ。国王はすんなり見つかった。様子を見に顔を出したところを捕まった。梁にし屍を曝した。

 マリエールは父親を国王にした。補佐は分身体がした。役人も何人も残っており引き継ぎはスムーズだった。国軍や近衛兵は廃止されこの国は東の国の属国に成った。事業産業が進み国民生活は豊かに成った。父親は善政を行った。

 一方東の国でも国王が善政を行っていた。両国共安定した。ある時マリエールは父親と東の国の国王との面談を思いたった。父親を東の国に連れ行く。2人は旧知の友の様に気が合った。会話が弾むマリエールは自分は居なくてもいいかなと思った。そう言おうとした時東の国の国王が口を開いた。

「私はあの暴虐を働いた国王の息子です。何時なんどきその血が蘇るか心配です。私は人の上立つ人間ではありません。誰がに上に立って頂きその指示の元動きたいです。」

そんな事は無いと言おうとした時父が引き継いだ。

「全くその通りです。私は国王の器ではありません。上に立つものの元、牛馬の如く使われたいものです。それでマリエール様、あなたに我々の上に立ち、指示を出して頂きたい。私には判っていました。本当のマリエールは暗殺者に殺されて死んだのだと。本当のあなたはもっと年上の賢い方でしょう。我々に指示を出す二国の女王に成って下さい。ご命令には必ず従います。」

マリエールは子どもの振りをするのを辞めた。小さな大人の雰囲気を出した。転生前後の話をして、私の目指すのは国民の幸せだと言った。そのためなら女王に立とうと述べた。具体的には国を超越した事業産業を興し商業を盛んにして市民教育制度を作り、市民からの吏員採用試験を行う。将来的には身分制度を無くして。能力で国の指導者を選ぶ様にしたい。それまでの暫定女王にならなる。と述べた。東の国の王城に離れ作りそこで業務を行う。それぞれの国王専用の分身体を置いてくれたら状況を説明させる。女王がやる仕事に税金も必要ないし税金も納めない。また分身体を通して説明することにした。

 2人の国王は話の半分も判ってない。ただ大変なことだし世界の大変革になることは判った。しかしこのマリエーならやるだろうと思った。そして協力出来る事は協力しようと思った。

 東の辺境伯領は長男が引き継いだ。父親は長男を攻めなかった。長男には長男の正義があり、父親には父親の正義があるという事だ。しかし今後マリエールに反逆すれば命はないと思えと伝えた。東の国の軍との戦いでも、この国の軍との戦いでもマリエールが勝利した。今では2国を支配する女王だ。妹とは思えない力量だ。相手を出来る筈もない。マリエールの逆鱗に触れたら命はない。長男の行動はマリエールの逆鱗には触れていないのか。それとも肉親の情が多少残っているのか。

 長男は父親の叱責を受けなかった。ただ今後マリエールの逆鱗に触れると命はないと言われた。

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