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       4 東の国の実態

 マリエールは東の国を調査する。この国の国王は酷いものだ。

         4  東の国の実態



 マリエールは東の国の国内に入るとアイテムボックスの亜空間に入り、変幻自在で18歳の男性に姿を変え、着替えて防具、武具も身に纏った。近くの街に行き調査する。国王や国の評判は悪い。国王は軍事優先で独裁政権だ。気にいらない人物は粛清される。主に民衆のための対策を打ち出した人物だ。しかし隣国からの金品の受領は助かるらしい。お陰で過剰な国民への負担が押さえられているという認識だ。だから今回の敗北は国民にとって恐怖だ。この国の民衆に重税が課される。この国の国民にとって我が国から金品を奪うことは当たり前の事なのだ。

 場所を変えていろいろ調べる。国王や国に対する不満はどこでも大きい国王が独裁者で、好き放題やっている。国民のことを考えていない。と考えている人は多い。東の国の軍が隣国に負けたこと対する評価は様々だ。今度はもっと大規模な編成で再度攻撃するだろうと考えるもの。敗北の原因を突き止め克服出来る自信が出来たら攻撃するだろうと考えるものといろいろいる。

 王城に行き、門番に尋ねた。まさか隣国から訪ねて来たとは思わず、若い美人の女性がにこやかに話し掛けるので口も軽くなる。

「隣の国への反撃は始まるの。」

先日、この国の軍が大敗したのは秘密ではない。

「直ぐて言うわけではないさ。何でも魔法使いがいたそうで、そいつがべらぼうに強かったらしくて、見ていた斥候の報告を元に、この国の魔法使いに対策や解明を急いでいるらしい。それに隣の国で魔法使いを探して殺すつもりらしい。空を飛ぶ幼女見たものがいるらしいし、隣の国の軍の陣地で幼い伯爵令嬢の姿を見たものがあるらしい。」

顔色を変えないように気を付けながらお礼をいい、その場を去った。人気のないところで亜空間に入り、変幻自在を解き着替えた。

 貴国した。領主に謁見して報告した。特に私の命が狙われている事を強調した。

「こうなれば、東の国を殲滅するしかありません。愚かな国王始め一族貴族も家来も軍人も皆殺しです。領主は敵国の斥候や敵国と内通しているもの見つけ処分してください。私は敵国を殲滅してきます。」

マリエールは慌ただししく、退出して行った。

 領主は敵国の内通者に心当たりがあった。彼は自ら陣頭指揮とっていたから陣にいた筈だ。マリエールにも会ったろう。領主は陸軍大将を呼び、獅子身中の虫であるダニエル男爵邸を焼き打ちにせよ。一人も生きてのがすな。と厳命した。

 男爵邸が東の国のスパイのアジトになっている可能性が高い。手緩い手段では逃がす可能性が高い。そこまで判って何故放置したか。何処かで東の国に擦り寄りたい気持ちが有ったからだ。国で最も危険な地域の領主にされ、今回も援軍を送る気配もなかった国への忠誠心は薄い。しかし、驚異的な魔法の力を持ったマリエールが東の国の討伐に乗り出す。もうどっちつかずの態度は必要ない。

 ダニエル男爵はマリエールの暗殺計画を東の国の密偵としているところだった。

「しかし、あの小娘が魔法使いとは信じられない。」

など話していると屋敷に火を掛けられた。男爵も密偵も焼け死んだ。 

 門番からマリエールを東の国は殺そうとしている事を聞く。東の国討伐を決意する。

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