16 青龍
いよいよ青龍との戦いだ。ランスはいち早く山頂に着いて青龍を見た。初手が大事だと判った。ランスの初手はアイスクルランス24だ。
16 青龍
不要な荷物はアイテムボックスに入れて戦闘態勢をとった。徒歩1時間の所だそうだ。ランスはフライで先に行く事にした。黒龍の翼は止めようともしなかった。
フライで山頂まで行くと青龍が居た。ワイバーンのようにはいかないと思うが、初手が大切な事は間違いない。初手で最大の攻撃をして飛べなくすれば成功の確率は高まる。複数のアイスクルランスか火魔法と闇魔法を付与した貫通魔法か。ファイアランスか。ワイバーンよりもどれ程強いのかが判らない。
24本のアイスクルランスを撃つことにした。心の中でアイスクルランス24と唱え、魔法を放った。次々と命中するアイスクルランス。撃ち終わって付与した貫通魔法を唱える。引き続き青龍の眉間に火と闇の魔法を付与した貫通魔法を放った。ドラゴンは大きく吠えて、ブレスを吐いた。大きなブレスだがかわす事が出来た。かわしながらファイアランスを放った。中々しぶといが飛び立つ様子はない。再びブレスがきた。アイスクルランスと貫通魔法とファイアランスを繰り返した。やっと黒龍の翼がきた。攻撃を変わって貰った。剣、槍、魔法が青龍を攻撃する。やはり飛び立てないようだ。青龍がブレスを放った。ランスは結界を張った。それでも黒龍の翼は少し飛ばされた。ランスはアイテムボックスから槍を出した。ドラゴンの目を槍で突くつもりだ。ランスは槍を持ってフライで飛んだ。青龍はランスの狙いが判ったようで爪を立てランスを襲う。剣と槍と魔法が青龍を襲う。青龍の爪が逸れる。ランスは一気に青龍の右目を刺す。青龍は吠える。ブレスを放った。ランスは結界を張った。衝撃がある。ランスは火と闇の魔法を付与して貫通魔法を唱える。青龍の左目に貫通魔法を放つ。
青龍はどっさりとへたる。剣と槍は青龍の両目にウィンドカッターは青龍の首に貫通魔法が青龍の眉間にそれぞれ突き刺さる。青龍の息は途絶えた。
長い激闘だった。まだ真夜中だったが夜明けが近い事を感じた。ランスは青龍をアイテムボックスに収納して、焚き火をして黒龍の翼に食事を振る舞った。野宿の多い冒険者はそのための用意がある。思い思いのスタイルで焚き火を囲んで夜を明かした。黒龍の翼の冒険者の思い出話しを聞いた後リーダーが、
「ランスってどうしてそんなに強いのだ。」
と聞いてきた。正直な話しは出来ない。
「数ヶ月前迄は師匠みたいな人がいて魔法や狩りの仕方を教えて貰っていたんだ。文字も習っていた。簡単な本は読んだ事がある。魔法は詠唱があるだろ。文字が読めなければ魔法が中々使えない事になる。アイテムボックスやフライみたいに生まれ持った魔法もあるけど詠唱が必要な魔法には詠唱を知らないから使えない物も多い筈だと師匠も言っていた。お金貯めているのは知らない魔法や詠唱を知りたいからさ。それが知れたら自分はもっと強くなる。」
魔法使いのお姉さんが、
「その気持ち判るわ。知りたい事を知って魔法が使える感動は本当にやったと叫びたくなるものね。」
リーダーは、
「生まれ持ったものはあるけど、努力して、更に努力するんだな。」
ランスは頷いた。
決め手は、4人の一斉攻撃だ。両目、眉間、首に攻撃した。焚き火をして食事を取った。魔法について話しあった。




