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         15 ランス

 冒険者としての活動に入ったランスは、とにかく人間に害をなす魔獣を狩った。歩いて街を出る時害をなすゴブリン、馬車を襲うオークなどだ。

            15  ランス


 ランスは毎日依頼を受け討伐した。前世の記憶のせいか、人々に害を及ぼす可能性のある魔獣が中心だ。あまり害のない草食魔獣は狩らない。主に討伐対象になるのがゴブリンとオークだ。城塞都市と言っても年中其処にいるわけにはいかない。仕事で、用事で、旅行で-----------。何だかんだで年数回は外に出る。歩きだとゴブリンに、馬車だとオークに襲われる可能性が高い。ベアーやウルフも要注意だ。依頼票から探すのが基本だから結構毒蛇やスズメバチの駆除の依頼がある。

 今日の依頼は村の近くにジャイアントベアーが巣を作ったという討伐依頼だ。少し苦手なのは依頼主に話しを聞く事だ。冒険者が子ども?、という反応をされる。とにかく一度会う。そして討伐する。ジャイアントベアーは5mほどある大型な熊だ。極めて攻撃的で人間を襲う。城塞都市以外にも村はある。街で暮らしたくない人々はいる。ジャイアントベアーは直ぐに見付かった。ウィンドカッターで攻撃してみる。切り傷は出来るが致命傷にはならない。ゴブリンやオークとは違う。貫通魔法だ。眉間を狙った。膝をついたが致命傷ではない。闇と火の魔法を込めて貫通魔法を放った。やっと倒せた。子どものジャイアントベアーも狩っておく。依頼達成書にサインを貰って帰途につく。

 冒険者ギルドで報酬を貰い、新たな依頼を受ける。午後に受ける依頼は常時依頼だ。オークの依頼を受ける。討伐証明はオークは魔石だ。ゴブリンは魔石がないので耳だ。ランスはフライが使えるので上空から魔法を放って収納する。翌朝魔石を提出して報酬を得る。

 黒龍の翼とは良く会う。普通挨拶程度だが時々食事に付き合う。奢ってやると言われた時だけだが。逆にそんな時は用事のある時だ。リーダーから、

「今度、ドラゴン討伐に出掛ける。ランスにも来て欲しい。ドラゴンは青龍だと判っている。近隣の村に被害が出ている。」

ランスは依頼書を見た。確かに被害を受けた村からの依頼だ。

「黒龍の翼はワイバーン一匹がせいぜいのチームですよね。良く青龍の依頼を受けましましたね。」

チームメンバーが顔を逸らす。

「ワイバーンの時のように、ランスが大半の金額を受け取って貰えればいい。村の被害は甚大だ。他に受け手がいない。黒龍の翼はこれが成功すればSランク冒険者だ。ギルド長からランスが参加する事が条件だ。」

釈然としない話しだが確かに被害は出ている様だ。刑事としては放置するわけにはいかない。

「判りましたが、これからは話しを通して下さい。」

メンバーは満面の笑みで頷いた。

 そういう事で青龍討伐に出掛けた。途中ゴブリンやオーク、ボアやウルフ、毒蛇や巨大な蛇を狩った。判っているつもりだがこの世界の旅は危険だ。夕方依頼を出した村長宅に着いた。夕食を一緒に取りながら、地図を見せて、

「今がここで、ここが山、この山頂が青龍の巣です。夜は大抵ここにいます。前々から家畜は良く狙われて被害もありましたが、昨年人間が食べられました。先月20名目の被害者が出ました。村を離れる事も考えましたが我々はここを離れては生きていけません。補助も頂き冒険者ギルドに依頼しました。宜しくお願いします。」

問答を繰り返しこのまま出掛ける事になった。

 黒龍の翼が食事を奢ると言ってきた。奢られる食事は逃した事がないがきっと面倒な依頼だと思ったら青龍の討伐だった。

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