防災用品・ライトオマケ編
防災用品・ライトオマケ編
■価格帯
いざ買おうと思うと、価格帯がとても広いことに気付くかと思います。
まず、ハイエンドを買ってはダメです。
高い方がいいんじゃないの? などと思われるかも知れませんが、本当に高いのは5桁を超えます。
そういうのは、たいていの場合、特化型の専用機です。
例えば、ダイビング用とかですね。
それを街中で使ったら、内陸部の市街戦になのにハイゴックかよ? みたいな状況になっちゃいます。
勿論、ライトですから光は出ますし、信頼性も相応に高いのですが、そこまで高いのを買っても、中々使いこなせません。
今だと、4桁半ばくらいでそこそこ使えるのが売ってますので、そういうのを選びましょう。
幾つか買えば、まあ簡単に5桁になるんですけどね。
★☆★ ハイエンドは特化型です ★☆★
まあ万能特化というのもありますけどね。
■それで、筆者はどんなの使ってるの?
1のライトは色々です。色々あって、あちこちの鞄に入れてます。単四で200ルーメン以下、ズームあり。点灯時間は12時間前後。ひとつ、1500~3000円程度ですね。
2のライトはキーホルダーにボタン電池式の単四電池の大きさのヤツ。予備として単四電池一本のやつ。これも1500円クラスかな? あ、ボタン電池は10個がシートになったのを買ってます。普段の生活でもちょっとした灯りが欲しいときに使ってますので、1番使用頻度が高いです。
3は単一電池3本で300ルーメンくらいの暖色。暗くすれば70時間程度は使えますが、まあ電池に余力があるならそのモードは使いませんね。3500~5000円くらい?
電池は入れっぱなしでも11年くらいは保ちましたね(位置を知らせるための小さいLEDが付いていて、消耗し続けるのです)。
4のはほぼ書いたとおりの性能です(電池は単3を使いますが)。金額は3000円くらい。暖色と寒色の洗濯ができます。
具体的な名前とかは宣伝ぽくなりそうなのでやめときます。
信頼しているメーカーは、日本の有名どころ(パナソニックとか)と、GENTOS(ただし、近年のものは品質が微妙)、LEDLENSER。
■買ったら最初にやるべきこと
まず、点灯確認。
そして、付いてきた電池を取り出しましょう。
付いてきた電池は安物で、液漏れの可能性があります。
使ったら必ず取り出してください。
取り出した物を予備として取っておくのはOKですが、正直、あまりお勧めできません。
過去、何本かライトをダメにしました。
その原因は、ついていた電池の液漏れです。
付いてくる電池、見た目は立派なのが多いのですが、どうにも液漏れ率が高く、時間経過でその可能性は更に高まります。
★☆★ ライトの信頼性は高いメーカーでも、ついてる電池は信用したらダメです ★☆★
電池は安物はやめておくことを強く推奨いたします。
長期間、電池交換なしで置いておくなら、エネループにしておくと割と安全かもしれません。
あと、定期的に、点灯すること、電池を取り出して液漏れがないことを確認しましょう。
■電池についてもう一言
これは私の趣味で主観ですが。
充電式のライトは正直、私はあまり防災目的では使いたくありません。
理由は3つかな?
・電池が切れたとき、充電出来るとは限らない。
電池なら予備があれば交換で即時復活します。
※エネループとか、通常の単四電池と置き換えが可能な充電式はOK。
・充電時、鞄やポケットの中にライトがない時間帯が発生する。
電池が切れたとき、電池式なら交換して即時、鞄などに戻せますが、机の上で充電とかだと、最悪持ち出すのを忘れたりしかねないです。
※即時使える状態にして鞄に戻す、というのが可能であれば、充電式でもOKです。
・充電しておかないと使えない
まあ当たり前ですけど、電池式のライトでいう「電池を買っておく」が「充電しておく」になるんですね。
それだけ事前の手間が増えますし、充電には時間が掛かりますので利用可能になるまでの待ち時間が発生します。
交換したら即時使えるライトと、今充電始めたところだから使えません、というライトを並べて、防災時に役立つのはどちらでしょうか。
※なお、私は充電池そのものは肯定します。
エネループ大好きだし、モバイルバッテリーも結構所持しています。
停電時に充電出来るように太陽電池パネルもあって、そこからエネループやモバイルバッテリーの充電が可能なようにしています。
単に、内蔵されてて交換ができない充電式ライトはどうなのかな、と思っているだけです。
■しまった書き忘れた
電池の運用についてもう一つ。
最近は100均でも見掛けるので知ってる人も多いでしょうけど、単3電池を単1電池の大きさに変換するアダプターなんかがあります。
個人的な感想としては、使い勝手はとても悪く感じますが、それでも、そういうのがあれば慌てずに済むかもしれません。
ちなみに単3を単1に変換するのは何種類かありまして、1本しか入らないのもあれば、3本入る物もあります。
その辺の構造はとてもシンプルなので、理解しておくと何ならテープでぐるぐる巻きにして、接点を別に作って代用にしたりとか出来るかもです。
このやり方、サイズ違いの電池の流用ができることの他に、もう一つメリットがありまして、軽くなるんです。
単一電池3本だと410グラムですが、単三電池3本で単一電池1本の代わりとすれば、電池重量だけで210グラムほどですので、大きな電池を使うライトならあるけど、重たくて使えないというお年寄りには、こういうので軽量化してあげると良いかも知れませんね(まあ電池交換が出来なくなる可能性はありますが、そこもトレードオフな部分です)。
■お子さんのいる方向けかな?
子供は暗いのを怖がったりしますよね。
そういう時に、ちょっとした遊びのご提案です。
これは停電にならなくてもできます。
前述の1のライトをランタンに改造してみましょう。
震災後にTVでやたら流れたのが、透明なペットボトルに水を入れて下や側面から照らすというものでした。
まあ、そのままでも良いですけど、遊びの要素を入れるなら、ペットボトルに落書きさせるとか、セロハンを張ってみる、なんてのもありです。
あと、私がキャンプでよくやったのが買い物用の白いビニール袋を膨らませて、それをライトで照らす簡易ランタンとかですね。
提灯みたいな感じでしょうか。
小さいペットボトルに水を入れて、それを下から照らした物を光源にして、大きな提灯みたいなものを作らせるのも楽しいかも知れません。
針金で輪を二つ作って、その間にビニールを張るだけでもOKです。LEDなら蝋燭みたいな延焼の恐れはそれほど高くはありません。
暗い=怖い
を
暗い=面白い
で上書きしちゃいましょう。
まあ、ライト買うにしても相場が分からんという人が多かったのを思い出しまして、つらつら追記してみました。