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オレ 1
俺は自分自身から見えない無数の糸が出ていて、それを手繰り寄せようと日々、モガイテイタ。
ただし、関わりたくないモノとは、絶対に関わりたくはない……アラフォーになった俺が自分自身で悩み苦しみ導きだした一つの『答え』だった。
形而学を、最近まで、
ケイシガク、と読んでいた。
形而学とは、
そこに、赤い服があるとする。
でも、そこに本当に、赤い服は存在するのか?と懐疑的に考え、
「服」と「赤い」を、別々のファクターとして考えるのが基本らしい。
現実的に、俺には、こうなる。
赤い服を見つける。
俺は着てみる。
俺が着れるんだから、それは、あるんだ。
では、本当に、その服は赤いのか?
俺は、自分が着た服を見ると、よくよく確かに赤いと思う。
俺は、その時、もし近くに誰か見知らぬ他人がいたとして、その人をつかまえて、
「僕の着ている服は確かに赤いですよね?」
とは、まず聞かない。
だって、それは、俺に言わせれば、
そこにある、ファクター、
自分自身を含めて、
そこにあるものすべてに懐疑的にならなきゃならない、ってことだから。




