話71第「すでスボスラ」
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「閑話休題」とか適当な四字熟語遣って場面転換するスタイルってどーなの?
いやダメだこれブーメランだ。やめようやめよう。
リテイクだのリライトだの言っておきながら、こんな感じでモノローグから始めちゃったわけなんだけど許してよははは。あー死にたーい。
閑話休題。
ってかネタバレしちゃうと、わたしってただの「不確定要素」らしいよ?
複数いる容疑者の中のひとり、みたいな。いやまぁただの賑やかしのまま終わる可能性もあるんだけどねー。
それでは! 第十七話の続きからドゾー。
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「『 自分のクローンを無限に生み出して、クローンにもその能力がある』ってことかー」
その通りだよ影島アリス。賢いね!
エセ科学者っぽい見た目のチートスキルホルダー、バーサス我らがチートスレイヤーズ!
ま、戦闘描写は第十七話をご参照いただくとして、わたしが注目したいのはその後の鈴村龍之介のモノローグ。
(罪悪感を感じていないわけではないけれど、初めてチートを討伐した時と比べると心の動きが薄まってきているような気はする)
軽っ! 人ひとり殺してそれ!? 薄まってるどころじゃなくね!?
「薄まってるどころじゃなくね!?」
「えっ?」
あー、思わず姿を現してしまいました。もう少し神の視点でモノローグ風ツッコミ続けようと思ってたのにー。
「誰だお前?」
おかっぱ頭(キャラ付け)の可愛い女子に対して「誰だ」はないでしょー。それでも、わたしは優しさを込めてわかりやすく答えてあげちゃう。
そう、わたしの「不確定要素」のひとつ--
「はじめまして。ラスボスです」
「ラスボス……?」
「そうそう。知ってるよね? ラスト・ボス、略してラスボス。ゲームによっては第三形態くらいまであるやつ。あれです、わたし」
「え? えーと……え?」
「あーもう! 察しが悪いなぁ! とりあえずわたしを殺さなくちゃこの物語は完結しないから!」
頑張れ若人! そう言い捨ててわたしはその場を去った。いや、正しくはその場からある場所へ向かった。
◇
「自分のスキルをパクられて殺されるって、なかなか辛いよねー。どう? 生きてて楽しかった? 生まれてきて良かった?」
「…………」
「どーでもいいんだけどね。生きてたり死んだり笑ったり泣いたり妬んだり恨んだり壊したり愛したり殺したり謝ったり、本っ当にめんどくさいから、さ」
「…………」
「ああ、今のはただの愚痴だよ。なんの意味もないぼやきだよー。まあ、そんなわけで、可哀想なわたしに協力してほしいんだけど、いいかな?
」
「…………」
「ねえ? 無尽蔵にクローンを生み出すチートスキル『パンデミック・マジョリティー』さん」




