《 序章 》 〈 第三話 〉 神の嘆き
( 推奨 BGM )マイヤーズ作曲 『 カヴァティーナ 』(リピート)
https://www.youtube.com/watch?v=mwvDon1_iKs
ぶつぶつぶつ ・・・
徹底的に完全を目指して宇宙を創造且つ運営するのが、
主神としての使命なんだけど、加減が難しいのよ。
私はまだ主神としては新米で未熟だから、
お父様から修行してきなさいってことで、ここに来たのよ。
しかしねえ、人間は神の存在を感じ取る感性が、
あまりにも鈍くなって神はいないとか死んだとか、我は不幸なり不自由なリ。
とか言って、ふざけてるわよね。
お父様は、いつも涙を流されて・・・
《 私の子供たちは親である我を忘れ、定めし掟を破り、
全てを破壊し自滅せんとしている。哀れでならない。》
って、お嘆きなのよ。 かなり低めの声で想像してね。
全く何の為に肉体に五官という機能が付いているのか、
御考えになられたこと御座います?
それは物質界でも神霊を感じられるように、
五官で感じ取った情報を全身の神経から大脳に集め、
そこで観察力や洞察力等の力で分析する訳。
「神経」 とは読んで字の如く、
神の経(すじみちをたどる。とおりみち。などの意味)と書きます。
これは、あくまで神が人間に書かせたものです。
それだけに深い意味があります。
神の創造物に神の子人が、見て感じて触れた情報が、
その神経を通り大脳に送られる。
宇宙のあらゆる物質や現象には、神の愛が込められていますから、
必ず感銘と感動、そして様々な神の法則が学べる筈です。
感性は神性に通じます。
更に想像力は創造力に通じます。
そうして感じたものは、
今度は脳幹にある松果体に宿る魂から
霊波線を通して神様に通じて行くのです。
それらを意識して、お詫びと感謝で祈り行じ、
何らかの人に分かり易い形にしてゆけば、
更に濃く神様と繋がることが出来ます。
そうなれば当然、神様は喜ばれ、その喜びの思いを我が子に伝えようと、
何らかの形で示すという事になります。
そのようにして見えない神との絆を強める努力が重要になるわ。
逆に不平不満を言えば、心と魂が汚れ、
ネガティブエネルギーが全身を覆い、
更に邪神に繋がって行く事になります。
不幸はこうして生まれます。
故に感性が鈍くなれば、神を感じなくなると同時に、
人生が空しいと感じ、不幸だと思い込むことになります。
だからこそ感性を磨く事が、重要な人としての修行の一つになります。
ここで格言を一つ、
『 天国と地獄は自分で造る 』
いかがかしら?
人は生まれた瞬間に、「 神理の道の追求 」、
そして「 心と魂の浄化 」の修行が始まるのです。
それらが智識として記憶されていくの。
その智識をどう応用して活用するかは、
あなたの腕次第、信仰のセンスになるのよ。
その智識や魂の記憶は、
地球のアカシックレコード内の
個人のアカシックレコードに記録されていくの。
だから、個人の罪状や功績は包み隠すことはできません。
神の裁きに狂いがないのはこの為よ!
また、人の魂に寿命はありません。
肉体の死後の御計画は今立てて頂戴ね!
当然、人間から善人だ、聖人だと敬われても、
心と魂が汚れていては、神からは単なる偽善者にしか見えません。
やがては、人間からもその偽善が分かるように、神が仕組んでいくのですよ。
また、例え忘れた過去世の記憶も、謎の歴史なども、
アカシックレコードにアクセスできれば、解明できるはずよ。
一部は制限があるけどね。
ただし、しっかりとしたリーディング能力を身につける必要があると同時に、
自分の能力を過信してはいけません。
更に、地球のアカシックレコードは、大天使ガブリエルに管理を任せています。
特に、大規模な浄化現象( いわゆる災害 )の、
日時などの詳細な情報は特定できないようにしてあります。
つまり、予言は当たらないようになっています。
決して騙されないようにしてください。
現在は何が起きても動じない心と物的備えが重要です。
ここで、また格言を、
「 静寂な響きと、炎の勇気! 」
これを是非、座右の銘にしてほしいものですわ ・・・
更に重要な格言を、
「 人の99%の努力に対し、神は1%報いる!」
いかがでしょう。神はあなた方人間の魂の生みの親です。
その親が、甘やかして、すぐおんぶに抱っこをするとでも思いました?
身勝手な御利益を願い、普段は微塵も神に対しての敬虔さがなく、
不平不満で心を邪気で汚し、お詫びも感謝もしないでは、
反省も改善もできませんので、進歩向上は有り得ませんね。
その為、心と魂の浄化は、親である神が成す他なくなります
それは、「 禊ぎ祓い = ミソギハラヒ 」
という苦しい浄化現象を与えるのです。
病気に事故、事件に巻き込まれたり、自然災害に会ったりなどね。
でも ・・・ その浄化現象を受けた人間の感情は?
ほとんどの場合、不平不満、逆恨みした挙句、
神を罵倒しては唾を吐く ・・・
違うかしら ・・・ 神の心情、苦悩は思わないのでは?
そして、無神論者、唯物主義者が威張り散らす訳よね!
当然、人間は下等な猿から進化した毛の無い猿に成り下がり、
どんなに進化しても戦争して自滅の道を辿るという結論に達する。
「 どうせ短くて苦しい人生、
多くの猿どもを道連れにして死んでしまおう。」
こんな強迫観念に駆られる。そんな犯罪者が後を断ちませんね。
だって、死んだら終わり、死後の世界は無い、つまり生前の罪は御破算。
だったら早く死んで楽になろう。
こんな迷信を信用しているのは、あなたでないことを祈るわ!
「・・・ねえねえ、だれとおはなししてるの?キティちゃんあそぼ。
おままごとしよ。なでなで。」
《 あのネェ、今大事なお話しているから、ちょっと待っててね。
遊んでていいから。》
理屈っぽい話になってしまったわ。
ごめんなさいね。
さあて、どうしようかしら ・・・?
この子ったら随分楽しそうだけど、遊んでる暇はないのよね。
物語が進まないし、元に戻してあげようかな・・・?
さて ・・・ 太陽で待ちぼうけの人もいらっしゃるしねぇ ・・・
さてさて、さぁ~~てと ・・・ ???
あれっ、こんなところに、かわいいステッキがおちてる。
キティちゃんのかしら?チョットおかりしますっと、わあ~い!
これでまほうつかえるのかな?
むこうでやってみよ。
スキップ、スキップ
らんらんら~ん♪
るんるんる~ん♪
え~とまず、私から先に元に戻って・・・
わたくしが念じると、左回転の光に包まれ、キラキラッと光って、
昨日丸一日掛けて創造した、霊体と服装に戻ったのです。
あっ、「 天意の杖 」は別だけどね。
とりあえず、めでたしめでたし。
それじゃあなたも ・・・ん?
あれっ、あたくしの「天意の杖」がない。ああっ、いつの間に ・・・
あんな遠くで何してるの?あたくしの天意の杖を勝手に使って ・・・
あばばばばあ、やっぱり、あなたって使えない。
でも、ちょっとだけ、カワイイかもってゆうか、うふふふん癒される~。
ででで、でも隣に何か ピンク色のモコモコ した ・・・
ちっちゃな生き物?がいるけど、あれ何?