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自作自演お題小説集

恋人(二百文字自作自演お題小説)

作者: りったんばっこん

使ったお題は「恋人」です。

 田守優子は私の親友。


 優子がやらかしてくれたお陰で、私と北野君の深刻な状況は一旦収まった。


 優子の食事代を立て替えて店を出ると、優子にメールした。


 しばらくして、血相を変えた優子が走って来た。


「ごめん! 本当に申し訳ない!」


 平謝りの優子を許した私は、北野君と顔を見合わせて笑った。


 すると北野君は、


「僕は君の何?」


 私は顔を引きつらせて、


「恋人よ」


 北野君は嬉しそうに立ち去った。


「嘘吐き」


 優子に言われてしまった。

ということでした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 優子さんも意識してやっているのなら相当なものですけど、おそらく天然なんでしょうね。 さて、4人の恋の行方からますます目が離せませんね。 律子さん、執筆お疲れ様でした。
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