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SENKOU花火

作者: 柚蝣

「馬ー鹿。」



愛するキミの言葉。



「うっせーよ。お前のが馬鹿だろ。」



俺の言葉。



いつものようなこの口喧嘩も卒業したらできなくなっちゃうのかな,,,







「ねぇ。卒業したら何処行くの??」



彼女は聞く。



「北海道。」



無表情で答える俺。




彼女に片思いのくせになんて無愛想なんだ。自分でも思う。本当素直ぢゃねぇよ。




「そっか。うちは神奈川行くんだよ。」


「やった。お前と離れられてせえせえするわ。」



「.....こっちこそ。」




冗談で言ったその言葉でまた彼女を傷付けた。


あ〜やっちゃったよ。

馬鹿だ。俺なに言ってんだよ。




「ねぇ..」



「なんだよ。」



「卒業する前に言いたい事あるんだけど。」



ある日、

彼女が不意に言った。




「...なに?」



「いー加減ケンカやめよ?」



急に言われてビビる俺。



「は?」



「だって毎日ケンカばっかぢゃん。」



「あ〜...うん。わかった。」




彼女は急に笑い出す。



「ははっ♪なんかおかしいね。」



「笑うな。///」



素直に答えた自分が恥ずかしい。



「あっ!!あとね。1つ言いたい事あったんだ。」



「?」













「ずっと前から好きだったんだよ。」




「えぇぇぇぇ。」



俺が思う程彼女は俺を嫌っていなかったようだ。




愛しいキミの声が聞こえてくる。




「馬ー鹿♪...でも大好きだよ。」

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― 新着の感想 ―
[一言] どうも。評価依頼を受けた下土井です。短編、しかも読了時間2分てことだったので柚蝣さんの作品を先に評価しに来ました。 まず文章の基本的な書き方として。 ・会話文の最後に「。」は付けません ・…
[一言] ありきたり、と言えばそうかも知れませんが引き込み方がとても上手だと思いました。続きを自分で想像出来るしキャラの説明はほとんどないのに何故かこんな感じの人だろうな…と思える個人的にはとてもいい…
[一言] こういう喧嘩ができるだけで羨ましいですよね 幼馴染を大切にしたいものだな。と思わせる作品でした 文章も短くまとまっててよろしいと思います 偉そうに言わせてもらってすいませんでした
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