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運命を変える者たち  作者: 紳羅 修羅
第二章 変化する環境
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第七話 〜学校での変化〜

第一節 小さな変化

クラスの〝話し合い〟を終えてからすぐに、担任の先生は個別に〝いじり連中〟を呼び出していた

あの後どうなったかは、それ以上知らない…


数学の時間をくれたハシヤン先生も〝話し合いの場〟に立ち会っていたが、何か口を挟む事はなかった

どうやら太陽そらの担任の先生は、校長先生にも前もって話をつけていたらしい…

その上でこのクラスに〝話し合いの場〟を設けてくれたのだ

ただ〝いじり連中〟を裁くだけではなく、クラス全体でどうして行くのか先に進むためにも、みんなで話し合うために…




そんな〝話し合い〟の最後には担任の先生も


「一応、いじめてた連中は親御さんと一緒に、少し話し合うから覚悟しとけよ

これに関してはゆきも言ってたが、それなりのケジメは付けてもらうぞ!

それから他のみんなも、これからの事をよく考えるように!いいな!」


と言っていた

その後には、個別に太陽そらの所に来て


「お前の事、みんなの事、全然見れていなくてすまなかった

お前の苦しみも含め気付かずに先生として申し訳ない」


と深く頭を下げて謝罪をした

担任の先生は悪くないのに、それでも心から深く謝罪してるのが伝わってくる

だから太陽そら


「先生、頭を上げてください、先生は悪くないですよ、僕らの事いっぱい考えてくれてて、少し嬉しかったです」


とだけ返した

後から校長先生もやってきて


太陽そらくん、本当にごめんなさい…

こうして見てる事しか出来てなかった僕を許して欲しい…」


と深々と頭を下げられた

それに驚きながらも太陽そら


「本当に大丈夫ですから、裁くだけでなく〝話し合い〟の機会をわざわざ作ってくれたそうで…

それで救われた事もありましたので」


と明るく笑顔で返した

それに対して校長先生も


「ありがとう、そう言ってもらえると

少し気が楽になるよ

…本当にごめんなさい」


そうお礼を言いながら最後に小さく謝罪をし、残りの事後処理へと戻っていった


そんな〝話し合い〟の後からはみんなが、優しくなった印象を受ける…

特にクラスでは今まで以上に〝いじめ〟についての話し合いを日々の生活の中でしながら〝いじめを作らない方法〟やその〝予防〟などを模索する事が増えた


その事もあってか本当の意味で、みんな明るく楽しいクラスになった気がする

あの〝いじり〟があった時には、みんな目立って自分が標的にならないよう下を向いて俯く姿も多くみられたが、今はみんなイキイキしてるように見えた

それ以外にも太陽そらに対して沢山話しかけていて、とても仲の良いクラスに見える

もちろん最初はぎこちなかったが、あの頃に比べたらマシに思えた




そんな事もありあの〝話し合い〟から三日が過ぎたある日、クラスでの〝いじり〟が無くなり油断していたのだろう


「おぉ、太陽そらじゃん

ちょっと面かせよ」


と他クラスの〝いじり連中〟に絡まれた

その時またあの恐怖が、心の底から湧き上がる

…その瞬間だった

後ろから肩を叩かれながら


太陽そら大丈夫か?

おいお前ら!太陽そらをいじめるなよ

いじめるなら俺が相手になるぞ」


と聞き覚えのある声がする

そこにいたのは同じクラスの人たちだった

その横で他クラスの〝いじり連中〟が


「お前らこそ〝いじってた癖に〟

どういう風の吹き回しだよ!」


と驚きを隠せないのか声を荒げて叫ぶ

それに淡々と


「俺らA組はみんな仲良しだぜ

前までの事はみんなで話し合って解決したんだよ

だからこれから太陽そらをいじめる奴は、俺らが黙っちゃいねー」


と答える

それ以来、あの〝話し合い〟から他クラスから〝いじられそうな時〟は〝A組のみんな〟が助けてくれる様になったのだった


そんな事が続いたからか、〝知らない間に苦痛と感じていた学校生活〟は、〝楽しい場所〟になっていた

こうして太陽そらは知らない間にクラスのへと馴染んで行くのだった

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