表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブレイブエイト〜異世界八犬伝伝説〜  作者: 蒼月丸
第三章 幕張の隠された秘宝
96/167

第95話 しりとりドッカンバトル

今回は電流爆破のしりとりバトルです。

 ドクターバースの宣言と同時に、零夜の手元に爆弾が手渡される。近未来型の爆弾である事に間違いないが、巻き込まれたら大ダメージは確定と言えるだろう。


「では、まずはそっちからじゃ!」

「よし!ここは俺が行く!こう見えてもしりとりは得意だからな!」


 先攻は零夜達。彼は真剣な表情をしながら、大きく息を吸い込んでいく。そのままある言葉を思いつき、すぐに叫び始める。


「パイルドライバー!」


 最初の言葉はパイルドライバー。零夜はドクターバースに狙いを定め、爆弾を投げ飛ばしてきた。するとアーマーロボがキャッチし、直撃は失敗してしまった。


「次はわし等じゃな。頼んだぞ、AIアーマード!」

『了解。バード』

(AI……人工知能か……こりゃ、そう簡単にはいかないかもな!)


 AIアーマードはすぐに答えを述べた後、爆弾を投げ飛ばす。次にキャッチしたのはヒカリであり、彼女は真剣な表情で前を見つめる。


「今度は私ね!ドラゴン!」

「バカーッ!それはアウトでしょ!」

「あっ、しまった……」


 ヒカリが最後に「ん」のつく言葉を言ってしまい、アイリンは盛大にツッコミを入れる。零夜達も唖然とする中、爆弾は彼等を巻き込んで大爆発を起こしてしまったのだ。


「アホな奴等じゃな」


 ドクターバースがフッと笑う中、爆発による煙が消えていく。その中には少し黒焦げになった零夜達がいて、爆発のダメージを受けながらも辛うじて立っているのだ。


「ヒカリさん……なんて事を言うんですか……普通しりとりでドラゴンはあり得ないでしょ!」

「ごめん……それしか思いつかなくて……」

「ハァ……全く……」


 ヒカリはシュンとしながら零夜に謝罪する中、次の爆弾が彼女の手元に姿を現す。そのまま第二ラウンドが始まろうとしていて、倫子達は慌てながらヒカリの元に駆け寄る。


「ヒカリさん、ここはどら焼きです!」

「ああ、そうか!どら焼き!」


 日和のアドバイスを受けたヒカリは、すぐにその答えを述べる。そのまま彼女は爆弾を投げ飛ばし、AIアーマードがキャッチする。


『キングダム!』


 AIアーマードはすぐに答えてしまい、爆弾を投げ飛ばす。今度はトワがキャッチし、真剣な表情で次の言葉を述べる。


「ここは私よ!虫眼鏡!」


 トワも問題なく答え、すぐに爆弾を投げ飛ばす。これをAIアーマードがキャッチし、次の答えを述べようとしていた。


『猫好きの倫子』


 なんとAIアーマードは文章で言葉を出し、そのまま爆弾を投げ飛ばしてきた。かなりの策略と言えるが、しりとりとしてそれは無いだろと一部感じるだろう。


「そんなのあり!?」

「って、なんでウチの好みを知っているの!?」


 予想外の展開にマツリが驚きを隠せず、倫子は自身の好みを知っている事に驚きを隠せずにいた。日和達も驚きの表情でAIアーマードを見つめていて、こうなると長期戦は免れないだろう。


「AIアーマードについてじゃが、お前達のデータを全て確認しているからのう」

「そう言う事か!それなら……コンドルダイブ!」


 零夜はすぐに文章の言葉を述べ、爆弾を投げ飛ばしていく。それをAIアーマードがキャッチし、新たな言葉を頭の中で紡ぎ始める。


『ブスな女子共』


 AIアーマードが次の文章を述べた直後、いきなり倫子達の頭に何かが切れた。彼女達に言ってはいけない事を彼が言っていたので、ブチ切れてしまうのも当然である。


「それならこっちは……ん?」


 零夜が次の言葉を述べようとした途端、倫子が爆弾を彼から取り上げる。すると彼女はドクターバースに狙いを定めたと同時に、怒りの表情で彼を睨みつけていたのだ。


「おい……」

「うおっ!(倫子さん、ブチ切れてるじゃねーか!AIアーマードが言っていたあの言葉はまずかったか!)」 


 倫子の怒りの声に零夜が驚いた直後、彼女は激怒の表情で爆弾を投げ飛ばそうとしていた。倫子は禁句を聞くと鬼の様になる悪い癖があるので、こうなると誰にも止められないのは確定である。


「もうしりとりは終わりじゃ!アホンダラ!」

「何!?ぐはっ!」


 倫子は爆弾を勢いよく投げ飛ばし、ドクターバースの顔面に激突。そのまま彼は爆弾による爆発に巻き込まれてしまい、煙が彼を包みこんでいたのだ。


「ふんっ!」


 倫子は手を叩きながら横を向き、日和達も同様に頷く。零夜とヤツフサはそんな彼女達を見て、唖然としたのも無理はない。


「そこまでする馬鹿は何処にもいないが……AIアーマードのシステムが悪かったのかもな……」

「まあ、これで倒したから良いと思うが……」


 零夜とヤツフサは唖然としながら、倫子達に視線を移していく。彼女達はまだ怒っていて、今の状態で近付くのは危険だ。


「触らぬ神に祟りなしですね……そっとしておきましょう……」

「そうだな……」


 零夜とヤツフサがため息をついた直後、煙の中からドクターバースが姿を現す。身体は傷だらけとなっていて、ボロボロの服となっているのだ。

 おまけにAIアーマードも武装していて、完全に零夜達を倒そうとしているのだ。


「こうなったら貴様等を始末してくれる!ルールなど知った事か!」

(うわ……ブチ切れてしまったか……)


 ドクターバースはカンカンにブチ切れてしまい、零夜は心の中でため息をついてしまう。これまで散々馬鹿にされた以上、もう容赦はせずに叩きのめそうとしているのだ。


「マジでやる気だぞ!零夜、どうするつもりだ!」

「戦うしかありません!ここは俺が立ち向かいま……あ」


 零夜はすぐに戦おうとするが、その前にエヴァがAIアーマードの元へ向かってきた。すかさず彼女は怪力でAIアーマードを軽々と持ち上げ、そのまま天井に向けて投げ飛ばしてしまったのだ。


「日和!トドメをお願い!」

「任せて!ブレイクショット!」


 エヴァの合図と同時に、日和はいつの間にかロケットランチャーを構えて狙いを定めていく。そのままロケットランチャーから弾丸が発射され、AIアーマードに直撃したのだ。


「当たった……」

「なんじゃと!?ぐわあああああ!!」


 ロケットランチャーを喰らったAIアーマードは大爆発を起こしてしまい、煙の中からメカの破片が次々と落ちてきた。そして煙が晴れた直後、ドクターバースの姿は既にいなかった。今の爆発に巻き込まれてしまい、消滅したのだろう。


「気が済みましたか?」

「お陰様で」

(深追いは止めておこう……これ以上怒らせたら逆に身体が持たないな……)


 零夜のジト目の質問に対し、倫子達は笑顔を見せながら答える。それに零夜とヤツフサがため息を付くしか無く、この件はここまでにしようと決断したのだ。

 すると次の通路に繋ぐ扉が開かれ、零夜達は真剣な表情をしながら扉の中へと進み始めた。


「今回の部屋では問題なく進む事が出来たが、次の部屋ではそうはいかない。気を引き締めていく事を覚悟しておくように」

「「「了解!」」」


 ヤツフサの真剣な指示に全員が頷き、そのまま通路をコツコツと歩き始めたのだった。

倫子達を怒らせてしまい、見事勝利しました。次のステージへと向かいます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ