表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブレイブエイト〜異世界八犬伝伝説〜  作者: 蒼月丸
第三章 幕張の隠された秘宝
94/167

第93話 地下迷宮の冒険

新年明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします!


新年最初の投稿、ご覧あれ!

 零夜達は地下迷宮の入口前にいて、彼は全員いるか確認していた。ここにいるのは零夜達八犬士、ヤツフサ、ヒカリ、椿、そして逃走者の一人である女性だ。女性はピンクのデニムパンツ、白い長袖シャツ、スカジャンを着用していて、へそ出しと薄茶色いポニーテールヘアが特徴だ。

 すると零夜はその女性がある人だとすぐに分かる。


「あっ、あなたは確かギャルモデルのりんちゃむさん!逃げていたのはハンティングマシンに追われていたのですね」

「そうだけど……ここは一体何処なの?」


 りんちゃむはキョロキョロ辺りを見回しながら、零夜に質問する。自身にとってもあまり見た事ない場所であり、先ほどの事情を知らないのでそうなるのも無理はないだろう。


「りんちゃむ。ここは地下迷宮よ。つまりアンタはこの場所へ勝手に入ってしまったという事なの」

「ええっ⁉じゃあ、ウチはこの場所に迷い込んだって事⁉」


 ヒカリから事情を聴いたりんちゃむは驚きを隠せず、今の現状をようやく理解した。あの時扉に入らなければ、こんな事にはならなかっただろう。それにいくら元の場所に戻ろうとしても、扉が消えたのでどうする事もできないのだ。


「こんなところで死ぬなんて嫌だ!元に戻してよ!」

「それはできませんよ!しかしこの先に秘宝がある為、俺達は前に進む必要があります!」

「秘宝……?」


 りんちゃむは零夜の胸元を掴みながら、涙目で抗議する。彼は慌てながら事情を説明した途端、彼女はピクリと反応してしまう。秘宝と聞いた以上、興味を抱かずにはいられなかっただろう。


「それってマジあるん⁉ウチも欲しいんですけど!」

「けど、気を付けてくださいよ!モンスター達とかいますから!」


 りんちゃむはキラキラ目を輝かせながら秘宝に興味を抱き、零夜は苦笑いしながら向こうを指さす。そこにはツノラビの群れがいて、角を光らせながら零夜達に襲い掛かろうとしていた。


「何あれ?めちゃくちゃ可愛いんだけど」

「あれはモンスターのツノラビ。可愛いけど、油断すると痛い目に遭うから」


 りんちゃむはツノラビに興味を示すが、倫子の説明を聞いた途端に顔を真っ青にして引いてしまう。甘く見ていると痛い目に遭う事を実感していなかったら、ダメージを受けていたであろう。


「仲間にすれば心強いけど……ここは倒しちゃおう!」


 日和の合図と同時に、彼女達は次々と武器を構えて戦闘態勢に入る。するとツノラビは日和達に向かって突進してきたのだ。


「させるか!」


 零夜は手裏剣を投げ飛ばしまくり、次々とツノラビに当てて大ダメージを当てていく。そのまま彼等は金貨とウサギの肉、ドリルとなり、地面に落ちてしまった。


「流石は忍者ね!」

「このくらい余裕ですよ」


 零夜がヒカリに笑顔を見せた途端、倫子達も一斉に動き出してツノラビに攻撃を仕掛けてきた。彼女達の猛攻によってツノラビの数は減っていき、残りはあと僅かになってしまった。


「残りは私がやります!アックススラッシュ!」


 ラストはエイリーンの斧による一閃が決まり、ここにいるツノラビは全滅してしまった。零夜達にとってはこのぐらい朝飯前である。


「任務完了……きゃっ!」


 エイリーンは斧を担いでポーズを決めようとするが、勢いよく床のツルツルで滑ってしまい、思わず尻もちをついてしまったのだ。彼女のドジがあるからこそ、こんな展開が起きてしまうのだ。


「大丈夫?」

「痛いです……!」 


 エイリーンは涙目でお尻を抑える中、りんちゃむが彼女に近付いてゆっくりと立ち上がらせる。そのまま彼女のお尻についている埃を、右手でパンパンと落としていく。


「はい。もう大丈夫」

「すいません。ありがとうございます!」

「気にしないで。こういうのは慣れているから」


 エイリーンは自身を助けてくれたりんちゃむにお礼を言い、彼女は苦笑いしながら応える。そのままエイリーンの頭を優しく撫でた後、すぐに迷宮に視線を移し始める。


「この先に秘宝があるのなら、ウチは必ずその秘宝を掴み取る!今は逃走ロワイアルどころじゃないし、巻き込まれた以上は戦うのみ!」


 りんちゃむは真剣な表情で決意を固め、それに椿とヒカリも一斉に頷く。自ら興味を持って巻き込まれた以上、責任を持ちながら取り組む事を決意しているのだ。


「確かにそうね。私達は戦う事はできないけど、サポートならできるわ」

「私も日和が頑張っている以上、できる限りの事をしないと!」


 椿とヒカリも自分のやるべき事に集中し、零夜達のサポートをする事を決断。それが自身の役割である以上、最後まで貫き通す覚悟だ。


「分かりました。では、サポートをお願いします!」


 零夜の一礼にヒカリ達も笑顔で応え、彼等はそのまま迷宮の中へ入り始めた。迷宮は炎の灯りが照らされていて、薄暗い雰囲気を保っていた。下手をすればモンスターも不意打ちに出てくるので、要注意と言えるだろう。


「この辺りのモンスターはツノラビだけでなく、バット、ゾンビ、インプ、フランケンなどがいるわ。薄暗いから用心していかないとね」

「うん……」


 トワからの忠告に対し、ヒカリが代表して一礼をする。するとバットの鳴き声が聞こえ始め、ヒカリは思わずビクッとしてしまう。


「もしかすると大きいバットが出たんじゃ……」

「いいや。あんな大きいのが出るなんてあり得ないですよ。それにバットは小さくて……ん?」


 零夜は目の前にいるモンスターをよく見ると、なんとそれはバットだった。しかしその大きさはとても小さく、普通としか言えなかった。しかもその数は十匹。


「やっぱり小さかったみたい」

「じゃあ、マジカルハート!」


 倫子は両手でハートの形を作り、そこから光線を発射する。するとマジカルハートはバット達に直撃し、十匹がスピリットと化して倫子のバングルの中に入った。


「凄い!こんな事もできるんだ!」

「へへっ!ウチはこう見えてもオールラウンダーやから!」


 ヒカリは手を叩きながら驚く中、倫子はウインクしながらの笑顔で答えていた。その直後、目の前にとある部屋が待ち構えていた。恐らくこの部屋こそ秘宝への道に違いないと思うが、油断は禁物だ。


「この部屋、なんか危険な雰囲気が感じられるわね……」

「入るだけでも怖いけど、この先を通り抜けないと先に進めないからね……」


 エヴァとマツリは冷や汗を流しながらも、この部屋を進むしか無いと実感している。ここまで来た以上は引き下がれないどころか、立ち向かうしかないと感じているのだろう。


「そうするしかないみたいね……じゃあ、入りましょう」


 アイリンはため息をついたと同時に、全員で部屋の中に入り始める。そこは広いドーム形態となっていて、何もない空間となっていた。しかもその先には次の通路へ導く扉もある為、避けられない道となっているのは確定と言えるだろう。


「この部屋には何もないが、その先には次の通路があるな」

「何をするつもりなんだろう?」


 ヤツフサと日和が疑問に感じながら推測したその時、彼等の後ろにある扉が急に閉められてしまった。


「扉が閉められた!」

「一体何をするつもりなの!?」


 いきなりの展開に皆が驚きを隠せずにいたその時、彼等の目の前にウインドウが姿を現す。更に画面に電源が付いたと同時に、一人の男が映されていたのだ。


「やはりこの地下迷宮に入ってきたみたいだな……英雄達よ」

「リッジ……!」


 なんと画面に映されたのはCブロック隊長のリッジであり、零夜達は真剣な表情をしながら見つめていたのだった。

ウインドウの画面に映されたのはリッジ。果たしてどうなるのか!?


感想、評価、ブクマ等宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ