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ブレイブエイト〜異世界八犬伝伝説〜  作者: 蒼月丸
第三章 幕張の隠された秘宝
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第83話 秘宝への道

今回はラストの方で新キャラ登場です!

「まさか俺達の世界に秘宝があるなんて……」

「どうやって幕張ネオンモールの中に設置したの?」

「私も分からないけど……」

 

 零夜、倫子、日和の3人は、秘宝がある場所を真剣に推測しながら疑問に感じていた。幕張ネオンモールの地下に秘宝がある事が判明されたが、どうやってこのデパートの地下にあるのかは不明となっている。だいたいどうやって地下に秘宝の隠し場所を作ったのかは不明であるが、シュンラなりの考えがあるだろう。


「こんな建物は初めて聞いた……」

「地球って、こんな建物があるのかな?」

「私に言われても流石に……」

 

 しかしアイリン、エヴァ、マツリは幕張ネオンモールを聞いたのは初めてで、首を傾げながら疑問に感じていた。アイリンはこのデパートについてあまり知っておらず、エヴァとマツリはまだ地球に行った事が無いのだ。


「シュンラ様は悪鬼から秘宝を守る為、この建物の地下に隠し場所を作られたの。その前に3つの謎を解く必要があるわ」

「「「3つの謎?」」」


 トワの説明を聞いた誰もが、謎について疑問に思いながら首を傾げてしまう。隠し場所は悪鬼から守る為に対策しているのは分かるが、その3つの謎に誰もが疑問に感じるのも無理はない。

 それを見たトワはバングルを起動させ、ウインドウを召喚。画面に幕張ネオンモールの内部が映り、あちこちに3つの張り紙が貼られているのだ。


「そう。シュンラ様は魔術を使い、3つの張り紙を指定の場所にこっそりと貼っていたわ。その謎の内容についてはどんなのか知らないけど」

「でも、こんな事をして一般人にバレないのかしら?」


 トワの説明を聞いた皆は一部納得するが、謎については不明なので自ら調べるしかないだろう。するとアイリンはこの映像を見て疑問に感じながら、彼女に対して心配の表情で質問してきた。

 幕張ネオンモールの中に張り紙をこっそり貼っていたとしても、一般人にバレてしまったら間違えられて捨てられる可能性もあり得る。更に悪鬼にバレてしまう可能性もあるので、油断できないと言えるだろう。


「それは八犬士とその仲間にしか見えない特殊な張り紙となっていて、それ以外には見えない仕組みとなっているから大丈夫よ」

「それなら大丈夫みたいね……」


 トワの解答に対し、アイリンはホッとした状態で安堵のため息をつく。もしその対策をしていなければ、クエスト失敗どころか任務として成り立たないのは当然と言えるだろう。


「後は秘宝だけど、もしかすると金塊なのかな?」


 日和は頭の中で秘宝を思い浮かべ、多くの金塊が眠っていると判断する。しかしこの世界では金塊というのはあり得ないので、その可能性は低いと言えるだろう。


「ファンタジー世界だから金貨、宝石、ダイヤの指輪、後は宝剣などじゃないのか?」


 零夜は金貨などが秘宝である事を予想していて、頭の中ではその財宝が思い浮かべられていた。ハルヴァスの財宝はこの様なお宝が基本なので、その可能性は十分にあり得るのだ。


「零夜の方が正解よ。後はシュンラ様が私に対してプレゼントを送ると言っていたけど、それについては何なのか分からなかったわ」


 トワは零夜の推測が的中している事を教えるだけでなく、シュンラが自身に対してプレゼントがある事を伝える。しかしそれが何なのかは教えてくれなかったので、少し不満に思いながらため息をついてしまった。


「けど、秘宝については必ず手に入れないとね!」

「悪鬼の思い通りにさせない為にも、私達の力で其れ等を回収しましょう!」


 倫子と日和はこの任務をクリアしようと意気込みを入れ、零夜とアイリンも頷きながら同意する。この依頼がそれぐらい重大である以上、その分やる気も燃え上がってくるのだ。

 しかしエヴァとマツリはあまり乗り気ではなく、不安な表情で俯いている。何か事情があるに違いない。


「私達は異世界に行くのは初めてだし……」

「慣れない環境に行くのは流石に……」


 エヴァとマツリは地球に行く事に戸惑っていて、慣れない環境に対して不安になってしまう。彼女達は見知らぬ世界である地球に行くのは初めてなので、正直不安な気持ちになるのも無理はないだろう。

 するとその様子を見た零夜はエヴァとマツリに近付き、ゆっくりと彼女達を抱き締める。同時に2人の不安な気持ちも解消され、落ち着きを取り戻し始めたのだ。


「大丈夫。不安な事もあるが、その時は俺達がついている。心配しなくてもいいぞ」

「……うん」

「ありがとう」


 零夜の笑顔に対し、エヴァとマツリも笑顔で返す。彼には仲間を安心させるスキルを持っているかも知れないと思うが、元はと言えば心優しい性格なのでスキルは持っていなくても大丈夫であろう。


「まあ、俺と倫子さん、日和さんとしては里帰りという事になりますし、その時は俺達の世界を案内しますよ」

「折角元の世界に帰るんだし、皆の顔も見ておかないとね」


 零夜達三人は一時地球へ戻る里帰りという事になるので、元の世界にいる仲間達の顔も見なくてはならない。更に零夜は会社員、倫子はモデルレスラー、日和はアイドルレスラーの一面を持っている為、それぞれの職場に復帰しなければならない事もあり得るのだ。


「では、皆さんはクエストで地球へ向かう事になりますが、クローバールに関しては私達に任せてください!」

「はい! お願いします!」


 クローバールの件についてはメリア達が何とかしてくれるので、不安のないまま安心して地球に行く事ができる。後は余計な事が無い限りは、これから取り組む任務に集中できるだろう。


「今回のクエストのランクについてですが、Sランクの任務となります! 目標は秘宝の回収ですが、悪鬼の襲撃などのハプニングもあるので要注意となります!」


 メリアからの真剣な説明に、零夜達も真剣な表情で頷く。今回のクエストの場所は地球だけでなく、Sランクの中でも難易度は高め。油断したら一瞬で失敗となる可能性もあり得るのだ。


「この戦いは気を引き締めて取り組まないといけない様だが、お前達ならやれる筈だ。後は地球に向かう為の準備を心がけておく様に」

「「「了解!」」」


 ヤツフサは零夜達に対し、真剣な表情で指示と合図を出す。それに彼等も真剣な表情で一斉に応え、その様子にメリアも頷いたその時だった。


 

「あの……、そのクエスト、私も参加してもらえないでしょうか?」

「「「?」」」

 


 全員が声のした方に視線を移すと、人間サイズの大きさであるドワーフの女性がギルドに入ってきた。髪は薄緑のツインテールで、黄緑色のオーバーオール風のつなぎ服を着ているのが特徴だ。しかもそれ以外は何も着ておらず、両手にリストバンドが巻かれている。


「あなたは?」

「私の名はエイリーン。ドワーフ族の者ですが、身長は人間サイズとなっています」


 エイリーンは自己紹介しながら零夜達に一礼し、彼等に対して笑顔を見せる。

 本来ドワーフは人間より小さいサイズとなっているが、エイリーンは他のドワーフとは違って人間サイズの大きさとなっているのが特徴なのだ。明らかに異常としか言いようがないと言えるが、同じ種族であるのは確かである。


「あなたもこのクエストに参加したいの?」

「はい。実は私もトワさんと同じく、大切な人達をリッジという奴に奪われました。彼等が残している遺産も、その隠し場所にあるとの事です……」

「「「ええっ!?」」」


 エイリーンからの説明の内容は、彼女の大切な人が残した遺産も幕張の地下にある隠し場所にあるとの事。それを聞いたアイリン達は、驚きを隠せずに思わず叫んでしまった。

 零夜は真剣な表情でエイリーンを見つめているが、この依頼は一筋縄ではいかないと予測していたのだった。

新キャラ降臨と同時に新たな秘密が発覚。果たしてどうなるのか!?

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