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ブレイブエイト〜異世界八犬伝伝説〜  作者: 蒼月丸
第一章 珠に導かれし戦士達
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第36話 ダークゴーレムとの戦い

ダークゴーレムとの戦いは急展開を迎えます!

 零夜達はダークゴーレムを相手に懸命に立ち向かうが、彼に効果抜群の攻撃を与えても平然と立ってしまう。ダメージを受けているのは確かだが、大きい敵はある程度与えないと倒れる事はないのだ。


「こうなったら回避しつつ、何度でも攻撃を当てるのみだ。攻めまくってダメージを与えなければ、奴は倒れないからな!」


 零夜は両手にそれぞれの水龍刀を構えながら、跳躍したと同時に連続斬撃を繰り出す。ダークゴーレムが平然としているが、こうするしか方法はないのだろう。


「これはおまけだ! エアリアルスラッシュ!」


 強烈な斬撃がダークゴーレムの胸を斬り裂くが、彼が喰らった傷は自動的に回復する。これでは焼け石に水というべきだが、恐らく仕掛けがあるに違いない。


「アイリン、弱点察知を頼む! 倫子さんはありったけのモンスターを召喚してくれ!」

「任せて!」

「ええ!皆、攻撃開始!」


 零夜の指示と同時に、アイリンは弱点を確認、倫子はモンスターを次々と召喚する。ゴーレム達は一斉に戦闘態勢に入ったと同時に、ダークゴーレムへと襲い掛かり始めた。


「同じ大きさなら、戦いやすいかもね! ブレイクパンチ!」


 ゴーレムはダークゴーレムの顔面に強烈パンチを浴びせ、勢いよく殴り飛ばす事に成功。大きい相手には大きい相手をぶつければ、ダメージどころかダウンを奪う事も可能だ。


「グエエエエエエ!」


 更にロックファルコンが空を飛び、ダークゴーレムを掴んで空高く飛び始める。そのまま地面に急降下し始め、地面すれすれのところで敵を地面に直撃させた。


「二人共、ナイス連携! ん?」


 倫子が指を鳴らしながら喜ぶ中、彼女はゴーレムの背中にある物を見つける。それは小さなダイヤが埋め込まれていて、紫色に光っているのだ。


「紫色のダイヤがあるけど、これって弱点じゃ……」

「あのダイヤ? どれどれ……」


 倫子の推測を聞いたアイリンは、すぐにゴーレムの背中に視線を移す。小さなダイヤが埋め込まれているのを確認した彼女は、すぐに弱点を察する事に成功する。


「間違いないわ! ダークゴーレムはこの宝石でパワーアップしているみたい! 奴が平然と立っているのも、あれが原因としか考えられないわ!」

「それなら私に任せて! あの宝石は必ず破壊するわ!」


 ハーピーレディのエメラルがスピードを上げ、ダークゴーレムの背中を破壊しに向かう。因みに彼女は緑のロングヘアをしていて、服装は肩紐付きの白いチューブトップと赤いデニムロングスカート、更にインディアンの羽飾りを着用しているのだ。


「狙いを定めて……、スカルキックゼロ!」


 エメラルはスピードを上げながら、ダークゴーレムの背中にある宝石を破壊しようとする。しかし彼は起き上がってしまい、背中を彼女に直撃した。


「エメラル!」

「うぐ……、負けてたまるか!!」


 ダークゴーレムの背中に直撃したエメラルは弾き飛ばされるが、すぐに態勢を整えて彼に視線を移す。するとダークゴーレムのパンチが襲い掛かるが、エメラルは安定した飛行能力で次々と回避していた。


「私が囮になって彼を誘き寄せるわ! 今の内に攻撃を仕掛けて!」

「ええ! あなたがくれたチャンスは無駄にしない!」


 エメラルの合図で日和は銃を構え、ダークゴーレムの背中に狙いを定める。彼の背中に宝石を当てれば弱体化する事ができるが、ハーピーを狙う事に集中しているのでそう簡単には当てづらいだろう。


「そのまま……、追撃弾、発射!」


 日和はダークゴーレムに狙いを定めて弾を発砲するが、その動きは真っ直ぐではなく彼の背中を追尾していた。弾はそのままダイヤに突撃して爆発を起こし、完全に破壊する事に成功した。


「グオオオオオオオ!!」

「やった! 破壊成功!」


 宝石が破壊した事に日和が笑顔を見せたその時、ダークゴーレムの身体がますます硬化していく。そのまま鋼の身体となってしまい、アイアンダークゴーレムへと変化してしまったのだ。


「嘘!? いきなり鋼鉄化になるなんて! これじゃあ弾丸が聞かない!」

「そんなのあり!?」

「いくら何でも予想外すぎるだろ!」


 予想外の展開に日和達が驚く中、アイアンダークゴーレムは彼女を片手でガシッと掴んでしまった。隙を見せられた事でこうなるのも無理はない。


「しまった!」

「日和ちゃん!」


 このままアイアンダークゴーレムは日和を握り潰すのかと思ったその時、彼はもう片方の手の中指でツンツンと彼女のお尻を触り始めた。予想外の行動に誰もが固まってしまうのは無理もない。


「嫌! 止めて! そこは触らないで!」


 当然日和は涙を流しながら悲鳴を上げ、まさかのセクハラ行為に零夜達はズッコケてしまう。そりゃ中身がバンドーだからこそ、その時の性格が残っているのだ。


「バンドーの性格がまだ残っているみたいだな……。呆れて物も言えないのは無理もない」

「しかし鋼の身体となると、破壊するのは難しくなりそうだな……。何か策があれば……」


 零夜とヤツフサがこの状況に真剣な表情をする中、倫子がアイアンダークゴーレムの身体をじっと見始める。身体が岩から鋼に変わった事で、何か弱点を探しているのだろう。


「倫子、何か弱点が分かったの?」


 アイリンが気になって倫子に説明した途端、彼女の頭に閃きが走る。どうやらアイアンダークゴーレムの倒し方を考えたみたいで、すぐに実行へと移そうとしていた。


「そういう事ね! ワイバーン、アイアンダークゴーレムの身体に火を吹いて! それで日和ちゃんを助けられるわ!」


 倫子の指示にワイバーン達はコクリと頷き、一斉にアイアンダークゴーレムに向けて炎を吹き始める。するとアイアンダークゴーレムの身体が熱くなり、彼は我慢できずに日和を手から離してしまう。


「きゃあああああ!!」

「今がチャンス!」


 エメラルは素早く空を飛びながら、日和をお姫様抱っこしながらキャッチする。彼女が無事に救出したと同時に、ワイバーン達は火を吹くのを止めた。


「ありがとう、エメラル!」

「気にしないで。あと日和、倫子さんからの指示だけど、熱を帯びている部分にアクアキャノンをお願い!」

「分かったわ!」


 日和はエメラルにお姫様抱っこされたまま、銃を新たな姿に変化させる。デザートイーグルを元にした水属性の銃「アクアイーグル」は、素材の水をオーブに入れて作り上げた物であるのだ。


「さっきのお返しよ! アクアキャノン!」


 アクアイーグルから水の魔法弾が次々と放たれ、アイアンダークゴーレムの熱を帯びた部分に直撃する。すると水の魔法弾が当たった場所の強度が弱くなり、防御力も弱体化してしまった。


「アイアンダークゴーレムの防御力が下がった!」

「奴は鋼でできている。そこに熱を浴びせて急速で冷やせば、当然強度も弱くなる。それを倫子が見抜くとは見事ね」


 日和がこの光景に驚きを隠せない中、アイリンは冷静に観察しながら倫子の行動を称賛していた。

 鉄は頑丈で防御力も高いが、熱に弱いのが難点である。ダークゴーレムが鋼鉄化でパワーアップしても、弱点を突かれてしまえば無意味と言えるだろう。


「ゴーレム。強烈な打撃で罅の部分を打ち込んで!」

「分かった! 弱点を狙えばこっちの物だ!」


 ゴーレムは倫子の指示に従い、熱を帯びていた部分に強烈な打撃を与える。するとその部分が急激に凹んでしまい、アイアンダークゴーレムは大ダメージを受けてしまった。


「グオオオオオオオ!!」


 アイアンダークゴーレムは激痛により、地面に片膝をついてしまう。動きが止まった今こそ、チャンスと言えるだろう。


「アイアンダークゴーレムの動きが止まったわ! 攻めるなら今よ!」

「勿論だ! このチャンスを無駄にせず、奴の野望を終わらせる! そして……因縁を終わらせる為にも!」


 アイリンの合図に零夜は真剣に頷き、決意を固めたと同時にアイアンダークゴーレムへと向かい出す。それを見た日和達も後に続き、戦いも終盤へと入り始めたのだった。

戦いの行方は終盤へ!その展開をお見逃しなく!

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