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ブレイブエイト〜異世界八犬伝伝説〜  作者: 蒼月丸
第一章 珠に導かれし戦士達
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第30話 モンスター達の新たな姿

今回はモンスター達の進化です!

「ついに倫子さんのモンスターが進化するのですか!?」

「まさかこの時が来るなんて……」


 倫子のモンスターが進化する事で、日和達がざわつくのも無理はない。進化はレベル30以上でないと発動できない仕組みとなっていて、それに達するまでは時間が必要になるのだ。


「よくぞここまで育てる事ができたな。では、早速進化の方法を見てみよう」


 ヤツフサの合図と同時に、倫子は自身のウインドウの画面を切り替え始める。彼女のモンスター一覧から、進化可能なモンスターを確認すると、ゴブリン、スライム、ツノラビ、ファルコス、リザードマン、ウルフ、オーク、ワイバーン、スパイダー、ミツビー、スタビーマン、ビートルマン、レディアス、バタフライ、リトルペガサス、ブラックボア、ゴブリンライダーが進化可能となっているのだ。


「取り敢えずワイバーンは後にして、彼等以外を呼び出さないと!」


 倫子は進化に該当するモンスター達を全て呼ばせる為、この場にいない該当者を次々と召喚する。全員が揃っているのを確認した後、彼等に対して進化ができる事を説明し始めた。


「なるほど。僕達も進化できるのですね! この時を待っていました!」

「俺達もです! 進化条件についてですが、こちらから説明するのでご安心を!」

「本当? お願いね!」


 当然モンスター達も進化できる事を喜び、彼等は倫子に自分達の進化の説明をする事に。それを聞いた倫子も頷いたと同時に、皆で彼等の話を聞く事にした。


「モンスターは色んな進化がありやすぜ。そのまま進化する者もいたり、ある程度の数を融合させて進化したりする者。また、あるアイテムを使って進化する事も可能ですぜ!」


 ゴブリンの説明を聞いた倫子達は、納得の表情で頷きながら覚えていく。初めて聞く事ばかりだが、これはいい勉強になるだろう。

 モンスターの進化についてまとめてみると、レベル、融合、アイテムによる三種類に分かれている。レベルは条件無しの進化と、同じ種族を融合させる進化。更にモンスター同士の融合による進化と、アイテムを利用しての進化となっているのだ。


「そうなんや。じゃあ、まずはゴブリンから見てみようか」


 倫子はゴブリンの進化一覧を見ると、彼等は3匹融合させる事で進化する事が可能となっている。進化先は様々で、ゴブリンナイト、ゴブリンヒューマン、ゴブリンロードなどがあるのだ。しかしメスのゴブリンを1匹でも融合させたら、女性のゴブリンヒューマンになるのは避けられないのが難点である。


「これに関してはモンスター娘になるのは1匹以上かもね。まあ、女性レスラーとして育てるには持って来いだけど」


 倫子は融合の内容に苦笑いをするが、女性レスラーとして育てるのもありだと考える。そのまま彼女はゴブリン達を三匹ずつ融合進化させる為、ウインドウの画面に映る「融合進化」をクリックする。

 その直後、ゴブリン達は三組に別れながら、それぞれ三つの光に包まれて融合し始めた。すると光は姿を変えていき、収まった直後には3匹の進化したゴブリンが姿を現したのだ。


「結局、3匹ともゴブリンヒューマンにしたのね」

「まあ、藍原さんならそうなると思ったけど」


 なんと倫子は三組ともゴブリンヒューマンへの進化を選択していたので、オス二匹とメス一匹のゴブリンヒューマンとなっていたのだ。オスの二匹は痩せ型のイケメン。メスは美人となっていて、スタイル抜群となっているのだ。


「後は名前を付けないとね。ジャックとロブ。女性に関してはエイミーにするわ」

「「「ありがとう御座います!」」」

 

 倫子はゴブリンヒューマン達に名前を付けさせ、彼等は一礼しながら応える。自身のパートナーから名前を付けられた事が、とても嬉しいのだろう。

 次はスライムについてだが、これはどうするか悩みどころだ。普通に進化すればビッグスライムになるが、アイテムを使えば様々な姿に進化できる事も。これに関してはどうするか悩みどころだ。


「スライムに関しては、基地を討伐してからゆっくり考えないとね……。戦いに影響が走ったら困るし」

「そう言う事になるな。多くあるのは後回しにして、手早く決められる者だけを全て終わらせよう。そうした方が効率的に良いだろう」


 倫子は苦笑いしながら、スライムを後回しにする事を決断。それにヤツフサも同意し、手早く決められる者のみによる進化を提案する。そうした方が効率的に決められるだけでなく、今後の戦いにも影響を走らせずに済むからだ。


「そうね。素早く終わらせて、さっさと次の階に進まないと! 敵の襲撃もあり得るから、用心しないとね」


 ヤツフサの提案に倫子は同意し、他のモンスターの進化にも取り掛かる。更に戦闘員が二階から一階に向かってくる事もあり得るので、それも考えながら早めに終わらせる事を決意しているのだ。


「敵が来るまでに素早く終わらせれば良いのだが……。その時は俺達で対処しましょう」


 零夜達は作業が終わるまで、倫子のボディーガードを担当する事に。敵が来るまでに作業が終われるのか気になるが、今やるべき事に集中せざるを得なかったのだった。


 ※


「ふう……。終わったよ!」


 それから数分後、倫子はようやくモンスターの進化作業を終わらせる事に成功。モンスター達が進化した姿を見た零夜達は、当然驚いた表情をしていたのだ。


「凄いメンバーばかりだ……。モンスター娘もいるぞ!」

「数は減ったけど、戦力としては上がったかもね」

「進化すると役に立つわね。ピンチの時に駆け付けてくれるし」


 零夜達は進化したモンスターを見ながら、それぞれの感想を述べる。進化したモンスターはどれも強そうに見えるだけでなく、実力も兼ね揃えているのだ。


「ツノラビは三組に分けたからね。サイズが牛と同じオオツノラビ、人型で角の付けた鎧を纏うラビットナイト、そして女性のラビットヒューマン! 名前はラビリンにしたの!」

「可愛くていい名前ね! とても似合うわ!」

「ありがとう……。えへへ……」


 キリカに名前を褒められたラビリンは、照れ臭そうに頭を掻いていた。恥ずかしがり屋の照れ屋な一面もあるので、こうなるのも無理はない。


「ファルコスも二組に別れて融合進化を果たした様だな。ロック鳥サイズで頭部が白いロックファルコンと、女性のハーピーレディ。飛行能力ではカギとなるし、スパイ活動もできそうだな」


 ヤツフサはハーピーレディのエメラルを見ながら、彼女のこれからの活躍に期待を寄せていた。因みにロックファルコンはサイズが大き過ぎるので、現在はバングルの中で大人しくしている。 

 普通の進化は三組。リトルペガサスは普通のペガサス、ブラックボアは巨大猪のビッグボア、ゴブリンライダーはフェンリルに乗るゴブリンヒューマンのゴブリンナイトに進化している。

 まとめて融合の進化は八組で、リザードマンは鎧を纏うリザードナイト、バタフライは美しい女性のバタフライレディー、ウルフはフェンリル、オークは戦士のファイターオーク、ビートルマンは刀を持つビートルサムライ、スタビーマンは槍を持つスタビーランサー、レディアスは剣士であるレディアソルジャーへと進化したのだ。


「進化してみると、新たな発見が楽しめて凄いわね……。ビッグボア、ロックファルコン、フェンリルは大き過ぎるので大人しくしているけど」

「けど、油断は禁物ね。敵にも手強いモンスターがいるし」


 ルミナールはモンスターの進化に楽しみを感じていて、アイリンは真剣な表情で今後の展開を予測する。敵側にもモンスターを使役している者がいるので、そう簡単にはいかないと考えた方が良いだろう。


「そうだな。取り敢えずは先に進むぞ! こんなところで立ち止まっている暇はないのだからな!」

「はい!」

「あっ、待ってよ!」


 ヤツフサの合図と同時に、彼等は急いで二階へと進み始める。それを見た倫子もモンスター達を全員バングルの中に入れた後、慌てながら零夜達を追いかけたのだった。

モンスター達が進化し、戦力も上がりました!しかし油断は禁物。ここからが本番です!

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モンスター達の進化。 期待です!
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