さいきょうの名に懸けて
世界どこまでも、矛盾が続く。そんな理不尽な世界――――
そんな世界はどの世界だろう。この世界だ。
ところで――――世界を始めないか?
僕はリル。ボクっ子だけど……女です。年齢は、ひ・み・つ・♡
形容は、赤髪に金色の目。学校では、いじめに合うことがあるけど、魔 法を駆使して
いつもぼっこっぼこにしてます✨いや……そうだともいえるし、そうじゃないともいえるかな
そもそもだけど魔法ってちーとじゃないし(?)
あれこれあるけど、楽しい生活してます!
「はにゃぁ…………はっ!?私のうどうどんはどこです!?」
「リル……うるさい。学生寮なんだから、ほかの部屋の人に、迷惑かけるよ?」
「うどんは?
うどんッ~~~ッ~」
うどんとは世界の真理なのだ。ゆえに最高、だからイイ。
なのに、そのうどんがここにない。
世界の真理よ、どこへ行ったのだ?
戸惑いつつ、同じ部屋のルルから注意を受けるが、うどんが気になりすぎる。
うどん=うどん
神=うどん
というなぞの式を作り、かつては布教したのも懐かしいな~と、ルルも思いを馳せる。
「って……起きて。学食の時間……」
「おぉ、れっつらごーです!」
ここは魔法学園、フリード。魔法を学ぶ、本格的な校舎。
戦士科・魔法科・実用魔法科に分かれている。
魔法科は戦士科と同じ様式で、戦闘魔法をメインとした科目だ
そこで、戦士科と魔法科の戦闘科の中で最強の名を馳せる、リル。
リルは、正直、おっちょこちょいである。
リルの友達、ルル。寮の部屋が同じでルルの担当役ともいえる地位だ。
ルルは戦士科の剣士で、二刀流を得意とする剣士だ。
そしてリルは今、ピンチに陥っていた。
森の中にある暗い影の中で……
「ふふふふ。リル様、いざ勝負!!!!」
「ふぇ!?なんですか?戦いですか?わかりました!やったろーじゃないですか。」
魔力を練って、"炎"という概念に問いかける。
「【炎の破壊】!!」
炎という火がつむじの様に風を巻いて周囲を消し去る。
「むむむぅ」
相手は、【飛行魔法】で空を飛び回避していた。
(でも、想定通りです!)
「ひっさつ!【処女の拳】!」
そういえば、相手が詠唱をしていない。つまり相手のほうが一段と実力が上。
「もう終わりにしましょう【衝撃波動】!!!!!!!」
空を旋回し、攻撃を避けていた、相手。
「あなたはだれです……?」
戦いが終結するのであった――――